露呈する検察問題と全体の構造 9月23日 郵便制度悪用の文書偽造事件(虚偽有印公文書作成・同行使)に問われていた厚生労働省の元局長・村木厚子被告に対して大阪
本文を読む評論・紹介・意見の執筆一覧
ある感想から(一)~(十)
著者: 三上治ある感想(十) 10月2日 これは以前にも書いたことがあるのですが、1970年代に至る過程の中で最も深く印象に残っている言葉は「敗北の構造」というものでした。吉本隆明の言葉ですが、僕らが何と闘っているのかということが分か
本文を読む文学渉猟:欧米風に物語られた中国のお話
著者: 合澤 清『千年の祈り』 イーユン・リー作 篠森ゆりこ訳 (新潮社2007) O.ヘンリーかモーパッサンを思わせるようなしゃれた10本の短編が並んでいる。話はどれをとっても奇抜であり、読者を飽きさせない。読み始めたとたんにするりと
本文を読むシンポジウム・新しい東京 福祉・環境都市を目指して
著者: 醍醐 聡東京は来年に知事選を控えていますが、これを都政転換の機にしようと2008年12月に各分野の研究者と都政に通じた専門家が集まり「新東京政策研究会」が発足しました。これまで政治、行政、福祉、雇用、環境、まちづくり、教育、税財
本文を読むイルカとクジラ
著者: とら猫イーチイルカやクジラを巡って、海外との摩擦が取り沙汰されることが多い昨今ですが、極めて個人的な感想では、そもそも、これ等の獣と私の食する「食材」とが結びつかないのです。 私が育った地方の片田舎では、イルカを食物と認識した人が
本文を読む『「戦地」に生きる人々』出版のお知らせ
著者: 山本宗補このたび、JVJA(日本ビジュアル・ジャーナリスト協会)編、 『「戦地」に生きる人々』(集英社新書)が刊行されました。 5年前に出版した「フォトジャーナリスト13人の眼」(集英社新書) の続編となります。 今回は7名の会
本文を読む現在に対する見識と構想を -いくらか長めの論評(6)
著者: 三上治現在に対する見識と構想をーいくらか長めの論評(6) 9月19日 大手メディアの世論調査なるものが世論(市民や国民の現実の意思や意識)の調査結果ではなく、世論として作り出されたものであると述べた。
本文を読む新内閣は「日本」を何処に導くのか?
著者: 安東次郎菅直人に「普天間問題を見直せ」というのは、無意味 このサイトに「菅直人は普天間問題を見直せ」という題の記事が掲載された。この記事を書いた方は、もちろん菅氏には否定的な方だ。しかし、この見出しはやはり奇妙だな、と思っていた
本文を読む被爆者の慟哭と怨念を凝縮した『歌集広島』~被爆65年目の長崎・広島を訪ねて(1)-(3)~
著者: 醍醐 聡被爆者の慟哭と怨念を凝縮した『歌集広島』(下)~被爆65年目の長崎・広島を訪ねて(3)~ この記事では、『歌集広島』に収録された短歌のなかから、原爆投下後約8年間の被爆者の生活体験と核廃絶・平和への願いを詠んだ歌を
本文を読む現在に対する見識と構想を -いくらか長めの論評(1)~(5)
著者: 三上治いくらか長めの論評(5) 9月14日 民主党の代表選は菅の勝利で終わった。これはある程度予測できたことだが党員やサポータの票がこれだけ開くとは予想外であった。現職の総理大臣であることやマスメディアの有形無形
本文を読むオザワは敗北したのか?
著者: 安東次郎振り返ってみると、奇妙な選挙だった。 投票前の両候補の演説を聞く限り、指導者としての資質に雲泥の差があることは明らかだった。後世、両者の演説を聴いたものは、なぜ小沢が敗れ菅が勝利したのか、なぜ206名もの国会議員が菅に投
本文を読む常岡さんの解放を喜ぶ -タリバンが諸悪の根源か-
著者: 伊藤力司アフガニスタンで武装勢力に拉致、監禁されていたフリージャーナリスト、常岡浩介さん(41)が5カ月ぶりに解放され、元気な姿で帰国した。常岡さんの拉致が伝えられて以来心を痛めていた一人として、無事の帰国を心から喜んでいる。ま
本文を読む連帯・共同ニュース――秋深し隣も集会やデモに出掛ける人ならん!(第74号)
著者: 三上治秋深し隣も集会やデモに出掛ける人ならん!(連帯・共同ニュース第74号) 2010年9月10日 ■ 若者たちと「新宿ど真ん中デモ」で汗を流していたのは8月の終わりだったが、今は9月15に決まる民主党代表選挙の最中である。僕
本文を読む日本金融市場の栄光と挫折―実務家が見た自由化と国際化
著者: 半澤健市書評 河村健吉著『影の銀行―もう一つの戦後金融史』(中公新書) 《金融実務家による戦後金融史》 著者は67年から99年まで三井信託銀行(現中央三井信託銀行)に勤務して、主に企業年金業務に関わった。『企業年金危機』など年金
本文を読む現代美術を観る一つのヒント
著者: 若生のり子ノーウォー展の私の作品に関連してYさんから絵を観るのは難しいとのご感想をいただきましたので、ちょうど良い機会ですので、この際現代美術を鑑賞する一つの手がかりを書いてみます。解り易ところでまずYさんとのやり取りから始めま
本文を読む黒い箱がつながって 2.扇風機が壊れた、いざ。
著者: 高橋 成突然、扇風機が壊れた。 その姿はまるで首がもげたようだった。でも痛ましい姿に、悲しんではいられない。 何しろ歴史的猛暑のこの夏だ。扇風機1台無くなってしまうと、命に関わるに違いない。 早速いつものごとくパソコンを
本文を読む米国で広がる「在沖米海兵隊不要論」を伝える
著者: 岩垂 弘沖縄在住の、知り合いのジャーナリストから手紙をもらった。「琉球新報の記事を読むよう多くの方々に伝えてほしい」という内容だ。そのジャーナリストによれば、在沖米海兵隊の不要論が米国議会内に出ており、琉球新報の特派員がそれを
本文を読む炉心に巨大な落下物-「もんじゅ」は廃炉しかない
著者: 山崎久隆1.炉心に巨大な落下物~原子炉で一番してはならないことが起こった! 8月26日(木)「もんじゅ」で炉内作業中、炉内中継装置と呼ばれる燃料交換用の装置を原子炉容器内に落としたと発表した。この装置は全長12メートル、直径5
本文を読む「低周波音被害者の国際交流が実現しました」・低周波音問題研究会報告
著者: 西兼司8月29日午後、府中市のグリーンプラザで低周波音問題研究会役員でもあり、低周波騒音研究会代表でもある藤田容子さんの本年6月8日から19日までのポルトガルを中心とした欧州被害者交流の旅の報告講演がありました。成果が興味深い
本文を読む「『韓国強制併合100年』の旅」報告
著者: 増田都子8月22日、小田原近現代史講座では、豊島公会堂で同時に開催されている「韓国強制併合100年共同行動」日本実行委員会主催による「日韓市民共同宣言大会」に連帯して、この100年の歴史を振り返りながら、「共同宣言」を読み合
本文を読む2010年ドイツ便り(11)~(14)
著者: 合澤 清2010年ドイツ便り(その14) 今回のドイツ遊覧旅行記のこれが最後の報告です。 《ハン・ミュンデン》 27日の正午(12時)にコルドラさんがアパートの横の駐車場に来て下さることになっている。毎日帰宅が午前様のせいで女房
本文を読む権力闘争で何が悪いのか―「政策」不在はメディアに責任―
著者: 半澤健市民主党党首選について短く書く。 ①権力闘争で何が悪いのか 政治は権力闘争である。菅・小澤の権力闘争のどこが何故悪いのか。 小澤は「政治とカネ」問題を承知で出馬するのである。悪けれ落とせばよいのだ。 「大東亜戦争」時代の商
本文を読む「人間様あわれみの令」発布が必要 池波正太郎『おとこの秘図』を読んで
著者: 安原和雄20年も前に読んだ池波正太郎の作品群が積み上げられているわが家の書棚からたまたま『おとこの秘図』(上中下=新潮文庫)を引き出して、読み直した。読後感をいえば、作品の筋書き、その展開がおもしろいだけではない。徳川幕府の綱吉
本文を読む「同じアホなら・・・」 ―防衛懇談会の危険な報告書―
著者: 田畑光永民主党政権が設けた「新たな時代の安全保障と防衛力に関する懇談会」が報告書をまとめ、27日菅首相に提出した。「政権交代」という、1年前はあれほど新鮮だった言葉が今やすっかり色あせてしまった現実にわれわれは直面しているわけ
本文を読むあの大戦の呼称を統一できないか -敗戦65年を機に改めて思う-
著者: 岩垂 弘8月19日付の朝日新聞朝刊「声」欄に載った投書が、私の関心をひいた。「あの大戦の名称 統一できないか」と題する投稿で、65年前の8月15日に日本の敗戦で終わったあの一連の戦争をどのような名称で呼ぶのが一番適切かと問うた
本文を読む『冷戦史の再検討―変容する秩序と冷戦の終焉』菅英輝編著(法政大学出版局、2010年)
著者: 木村 朗冷戦終結からすでに20年が経過しようとしている。近年、旧ソ連・東欧圏を中心に資料公開が進んだ結果、欧米中心あるいはアメリカ中心の冷戦史研究を問い直し、これまでの冷戦像を相対化する新しい潮流が生まれている。本書は、米
本文を読む2010年ドイツ便り(6)~(10)
著者: 合澤清2010年ドイツ便り(その10) 《アフガニスタン戦争、8月6日のヒロシマ・ターク》 ドイツでは明らかにアフガニスタン戦争参加に対する厭戦・嫌戦の機運が高まりつつあるように思う。もともと「赤・緑連合」(SPD
本文を読む民主党代表選挙はこうなるのが一番いい形である
著者: 三上 治今年の夏は酷暑と真夏のミステリーとでもいうべき高齢者の消息不明が後世に記憶されることになるのかも知れない。それに比して民主党代表選挙はどうだろうか。小沢一郎の立候補情報が伝えられ民主党代表選挙としてはもっともいい形にな
本文を読む天木直人著『さらば日米同盟! 平和国家日本を目指す最強の自主防衛政策』 講談社 (2010/6/22)の薦め
著者: 木村 朗著者の天木直人氏は駐レバノン大使としてイラク戦争を無条件に支持した当時の小泉純一郎首相に抗議して解雇処分となった気骨のある元外交官で、日米同盟の是非そのものを正面から問う著者の立場と主張は明確である。 最初に、政権交
本文を読む沖縄基地問題・ふざけた話し二つ
著者: 海の大人今日(25日)、24日24日付の琉球新報が送られて来ました。別刷り特集が凄い。びっくり仰天です。1ページが普通の新聞2ページ分の大きさの『夏の甲子園優勝記念特集』3枚に、東京スポーツ全盛期でも見なかった様な10センチぐら
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