<はじめに> トランプ政権は、自国の歴代政権が築き上げてきた戦後の国際秩序(制度的仕組みと普遍的な法規範)を、世界で最も反動的なプーチン政権と半ばタッグを組んで、ぶち壊しつつあります。21世紀に入っての世界の動きは、第一
本文を読む評論・紹介・意見の執筆一覧
中国から見た米欧の不協和音
著者: 阿部治平ーー八ヶ岳山麓から(515)ーー ウクライナ戦争をめぐるトランプ政権とヨーロッパとの確執は、日本ではさほど目立たないが、日本で報道されているよりも深刻なものらしい。米欧政界では、アメリカのNATOからの離脱がうわさされて
本文を読む皇族数の“確保”って、いうけれど・・・。
著者: 内野光子”確保“とは、逃走中の容疑者の身柄を「確保」、食料の「確保」、避難路の「確保」、などというときに使用することが多いのではないか。たしかに「〇〇数の確保」だけれど、皇族方にしてみれば、どこかもの扱いされていると感じてはい
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(504)
著者: 本間宗究(本間裕)2025.2.11 実体経済とマネーの関係性 私自身は、今まで、「実体経済が主であり、マネーが従である」というような認識を持っていたが、最近では、「より複雑な構図が存在しているのではないか?」と考えるようになった。具体的
本文を読む「日本学術会議法案」は国会で葬ろう
著者: 岩垂 弘世界平和七人委が緊急アピール 政府は、現在の日本学術会議を廃止して政府機関でない法人を立ち上げるため、3月7日、「日本学術会議法案」を閣議決定し、国会に提出した。これに対し、世界平和アピール七人委員会は同月19日、「『日
本文を読む二十一世紀ノーベル文学賞作品を読む(8-下)
著者: 横田 喬O・パムク(1952~)の人となり――(東西)文化の衝突と交錯を表現する新たな境地を見出す 2006年にノーベル文学賞を受けた際、オルハン・パムクは「故郷の街のメランコリックな魂を探求する中で、文明の衝突と混交との新たな
本文を読むヨーロッパ軍結成の動きとそれに対する中国の評価について
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(514)―― アメリカの大統領がオバマだった2014年、プーチンのロシアはウクライナからロシア人の多いクリミア半島とドネツ地方の一部を奪った。まったくの侵略行為だったが、アメリカもヨーロッパも経済制裁
本文を読む二十一世紀ノーベル文学賞作品を読む(8-中)
著者: 横田 喬オルハン・バムク(1952~)の『雪』――「9.11」以降のイスラム過激派をめぐる情勢を予見したベストセラー話題作(後) ドアが叩かれた。Kaは台所から誰かが来たと思った。しかし、飛び出してドアを開けた。暗闇の中にイペッ
本文を読む「秘密工作に充てる財政規模は、戦争に比べると、圧倒的に少ない額で済む」
著者: 合澤清書評:『世界を変えたスパイたち』春名幹男著(朝日新聞出版2025.2) この本の副題は「ソ連崩壊とプーチン報復の真相」である。つまり、これはスパイにまつわる近現代史について書かれたものではなく、あくまでソ連崩壊の直前から
本文を読む二十一世紀ノーベル文学賞作品を読む(8−上)
著者: 横田 喬オルハン・バムク(1952~)の『雪』――「9.11」以降のイスラム過激派をめぐる情勢を予見したベストセラー話題作(前) オルハン・バムクは2006年、トルコの作家として初のノーベル文学賞を受賞した。受賞理由は「生まれ故
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(503)
著者: 本間宗究(本間裕)2025.2.6 時と金 「村山節(みさお)の文明法則史学」では、「西暦1200年から2000年」が「西洋の時代」であり、この期間は、「富への欲求」を中心とした物質文明が発展した時代だったものと考えている。そして、この中
本文を読む「敵基地攻撃能力」を保有する、新島ー小笠原での長射程地対艦ミサイルの発射試験を中止せよ!
著者: 小西誠「島々シンポジウム」(軍事ジャーナリスト)の小西誠です。 *昨年暮れに、SNSに投稿した記事ですが、今日の南西シフト下のミサイル戦争態勢づくりに反対するために重要なので、ここに投稿します。 *DPRK(北朝鮮)のミサイル
本文を読む学校現場の実情を無視した愚策
著者: 小川 洋高校無償化の何が問題か 今国会で高校無償化法案が成立しそうである。政権が予算案を通すために日本維新の会の求めに乗った形である。「無償化」自体に悪い響きはないこともあり、大きな声での反対は聞こえてこないが、学校現場の実情を
本文を読むGlobal Headlines:ウクライナの危機、国際社会の危機
著者: 野上俊明<はじめに> 第二次世界大戦後の国際秩序についての構想は、ルーズベルトとチャーチルとの巨頭会談で合意された「大西洋憲章」(1941年8月)が最初であった。続いて、カイロ会談、テヘラン会談、ヤルタ会談、ポツダム会談を経てよ
本文を読む青山森人の東チモールだより…日本政府は東チモール人の声を聴け
著者: 青山 森人83年前の「2月20日」 日本軍の戦闘機がオーストラリオのダーウィンを空爆した翌日、つまり83年前の1942年2月20日、日本軍は東チモールの侵略を開始しました。そして日本軍はおよそ3年半もの間、東チモールを占領したので
本文を読む東日本大震災、原発事故から14年
著者: 小原 紘韓国通信NO766 3月8日、代々木公園で開かれた「さようなら原発全国集会」に参加。この時期には珍しい寒さにもかかわらず三千人(主催者発表)が集まった。 原発を次世代への「贈り物」にしたくない。集会に参加者した人たちに共
本文を読むお江戸舟遊び瓦版1085号/江東区議会傍聴 「マイナス地域防災対策・水害避難支援システム」初めの一歩
著者: 中瀬勝義江東区議会傍聴 「マイナス地域防災対策・水害避難支援システム」初めの一歩 〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/〔eye5912:250312〕
本文を読む「台湾海峡有事」のための「特定重要拠点空港・港湾」指定についての情報公開文書!
著者: 小西誠「島々シンポジウム」の小西誠です。メディアではバラバラに報道されている「特定重要拠点空港・港湾」への全国の指定カ所について、情報公開請求を行いました。当該カ所は公開されませんでしたが、幾つかの新しい情報もありますので公開
本文を読む「私の言いたかったこと」を報告しましたが~大嘗祭に思うこと
著者: 内野光子3月8日、新・フェミニズム批評の会の例会で、即位・大嘗祭違憲訴訟の東京高等裁判所での陳述において「私が言いたかったこと」を報告することができました。私のパソコンのzoomの不調で、ご迷惑かけましたが、なんと
本文を読むなぜ中国は石破政権を持ち上げるのか
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(513)―― 人民日報傘下の環球時報紙は3月5日、昨年12月25日にひきつづいて日本問題専門家の笪志剛氏の論評「石破内閣の外交政策はなぜねじれているか」を掲載した。12月とくらべて3月の論評に目立つの
本文を読む久しぶりに、地元の9条の会に参加しました~登戸研究所見学を思い起こす
著者: 内野光子引っ越しの前後、数か月休んでいましたので、世話人の方たちとは久しぶりでした。会報の編集中で、2月にでかけた明治大学生田キャンパスにある登戸研究所資料館見学の感想集です。私は参加できませんでしたが、皆さんの関心の向けどこ
本文を読む共産党はいま存亡の岐路に立っている(その51)
著者: 広原盛明独左翼党の総選挙躍進を大きく取り上げた「しんぶん赤旗」(3月4日)はいったい何を伝えようとしたのか 3月4日の赤旗は興味深い紙面だった。1つは1面と3面で大きく取り上げた独左翼党の総選挙躍進の記事、もう1つは6面全紙を使
本文を読む原発事故の責任はだれがとるのか
著者: 岩垂 弘福島原発事故から14年、東京で「さようなら原発全国集会」 世界を震撼させた東京電力福島第一原子力発電所の事故から14年を経た3月8日(土)、東京の代々木公園で、「さようなら原発3・8全国集会」が開かれた。集会を主催したの
本文を読むミャンマーで奮闘する女医さん(2)
著者: 野上俊明ミャンマーのイラワジデルタの奥深くにあるミャウンミャというまちを拠点に、保健医療や野菜作り指導で孤軍奮闘する女医の名知仁子さん。内戦の戦火が及んでいなかったイラワジ管区にも、砲声が聞こえるようになっています。現地での生
本文を読む中国が考えるウクライナ問題
著者: 阿部治平ーー八ヶ岳山麓から(512)ーー 2月25日、中国共産党準機関紙「環球時報」は3人の研究者を招き、「バランスの取れた効果的で持続可能な欧州の安全保障構造はどのように構築されるか」というテーマでウクライナ問題を論じさせた。
本文を読む中国・アセアンの恥部、広がる魔界のネットワーク
著者: 野上俊明タイと国境を接するミャンマー側のミャワディ近郊のシュエコッコという急造都市が、この2月以降国際ニュースの見出しを飾るようになった。話の発端は、中国の映画俳優王星氏が犯罪組織によってタイからシュエコッコ―にある犯罪拠点に
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(502)
著者: 本間宗究(本間裕)2025.1.31 日銀のQT 「植田日銀総裁の思惑」として、以前に述べたことは、「最終的に1945年以降に発生した日本敗戦時のハイパーインフレを覚悟しながら、その時までは、できるだけ時間稼ぎを行う可能性」でもあったが、
本文を読むトランプ・ゼレンスキー会談をどう見るか
著者: 盛田常夫ハンガリー通信 先日のトランプ・ゼレンスキー会談をどう見るか。トランプ大統領の登場によって、ウクライナ和平が近づくと予感された。少なくとも「毒をもって毒を制する」効果があると考えた人は多いだろう。ところが、トランプ大統領
本文を読むトランプ現象
著者: 小原 紘韓国通信NO765 トランプ大統領にウンザリする毎日。何を言い出し、何をしでかすか目が離せない。オーマイゴッド!大統領に選んだ国民の気が知れない。 アメリカ・ファーストーMAGA(アメリカを再び偉大な国に)は、自信をなく
本文を読む「新聞歌壇」の選者ということ~馬場あき子の退任をめぐって
著者: 内野光子2月25日の朝日新聞は、馬場あき子が47年間務めた「朝日歌壇」の選者を退任すると報じた。半世紀近くも選者であったことに改めて驚いた。97歳、「元気なうちに幕を」と3月をもって引退を決めたとも記事にはあった。そして後任
本文を読む