評論・紹介・意見の執筆一覧

日本共産党の得票と議席の後退の最大の原因は、自力の不足ではなく政党イメージの悪化と政党支持率の低下にある、田村委員長就任1年を顧みて、共産党はいま存亡の岐路に立っている(その48)

著者: 広原盛明

日本共産党の田村智子委員長が女性初の党首に就任してから、今年1月18日で1年を迎えた。朝日新聞(1月19日)の大型記事は、「ソフト路線 タムトモ共産党は再興なるか」との見出しで、田村委員長の就任1年を振り返っている。小見

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「人間」イエス・キリストとは?-ルナン著『イエス伝』を読む(その3)

著者: 合澤清

4-1.イエスの変貌-始祖(教祖)としての権威化と使徒たち 前回(その2)の終わりで、イエス自身の、また取り巻き組織(教団)の変質について触れ、またそれに対するユダのイエス批判(反発)があったのではないか、と述べた。私は

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(496)

著者: 本間宗究(本間裕)

2024.12.11 1930年の関税法 トランプ次期大統領の政策の一つに「関税率の上昇」が想定されているが、その結果として、現在、大きな注目が集まり始めているのが、「スム―ト・ホーリー関税法とも呼ばれる1930年の関税

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Global Headlines:ミャンマー内戦の現状―影の政府の課題はなにか

著者: 野上俊明

<はじめに> 昨年末までに反政府抵抗勢力は、国土の半分以上を制圧した。シャン州の北東部においては、タアン民族解放軍(TNLA)とミャンマー民族民主同盟(MNDAA)が破竹の勢いで進み、中継貿易都市ラショーと北東地域の軍司

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21世紀ノーベル文学賞作品を読む(6-中)

著者: 横田 喬

E・イェリネクの『ピアニスト』(鳥影社・中込啓子:訳)――社会の不条理と抑圧への反発(続き) その後、エリカはとにかく「音楽アカデミー」における大切な修了コンサートで無力ぶりを完璧にさらけ出す。ライバルたちの招集された家

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【報告】「NO虐殺ドローン!」サミット本部への要請行動に20人!

著者: 杉原浩司

1月16日午後、スーパー「サミット」が、親会社の住友商事に「イスラエル 製攻撃型ドローンの輸入をやめてください」と働きかけるよう申し入れる要請 行動が行われました。呼びかけたのは地元の「戦争をさせない杉並1000人委員

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Global Headlines:カール・マルクスとロシア・ウクライナ

著者: 野上俊明

――独裁的なロシアに対するマルクスの批判的な見方について本を書いた、マルクスの専門家ティム・グラスマンへのインタビュー。<はじめに> 「戦争とは他の手段をもってする政治の継続である」とは有名なクラウゼヴィッツの戦争論の要

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世界戦争の危機と反戦闘争の課題 ②沖縄と台湾の自己決定権

著者: 大谷美芳

 台湾統一は中国にとって、米国から覇権を奪取する決戦である。だから軍事的に侵攻し占領しようともする。しかし、この中国による台湾統一に対して、日本の新左翼各派の多くは、支持か反対か、態度を明確にしていない。問題は「一つの中

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風の会・会報「鳴り砂」2025年1月号が発行されました&乾式貯蔵施設に同意するな署名&3.9風の会のつどい明日香壽川氏講演&3.23みやぎ県民集会

著者: 舘脇章宏

風の会のたてわきです会報「鳴り砂」2025年1月号が発行されたので、ご紹介しますhttps://miyagi-kazenokai.com/ (目次はこのメールの最後) 3つのお知らせです (1)東北電力が女川原発敷地内で

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「人間」イエス・キリストとは?-ルナン著『イエス伝』を読む(その2)

著者: 合澤 清

大急ぎで「その2)を書かなければならない羽目になったのは、前回の拙論の中での私の間違いをお詫びして訂正させていただきたいからだ。それは映画「ダ・ヴィンチ・コード」について書いた次の個所です。 「しかし、その後ダ・ヴィンチ

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(495)

著者: 本間宗究(本間裕)

2024.12.4 韓国の戒厳令 12月3日に発令されたものの、その数時間後に解除された「韓国の戒厳令」については、「米国の政治混乱」などと同様に、「国家の分断状態」を表すとともに、根本的な原因としては、「通貨の堕落がも

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「グリーンランド」や「パナマ運河」は目くらまし

著者: 田畑光永

―じつはトランプ・習にはすでに密約が?! いよいよ米トランプ大統領の二度目の登板である。現職大統領で再選に敗れながら、再度、共和党内で候補者の地位を勝ち取って、さらに選挙にも勝ち、大統領職に復帰するというのは、米でもそう

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Global Headlines:ビックテックは、ネオファシズムの先導者か

著者: 野上俊明

<はじめに> トランプ政権の始動が近づくにつれ、世界の動きが慌ただしくなってきた。特に耳目を引いたのは、メタ(旧Facebook)の動きである。第三者によるファクトチェックを廃止するという発表は、世界に衝撃をあたえた。今

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『叛乱論』東大集会で知る思想の誕生――21世紀の思想とは何か――

著者: 岩田昌征

 1月12日(土)午後、東京大学本郷の大教室で長崎浩氏の『叛乱論』をめぐって四人の論者が自論を開示する討論集会が開かれた。大教室が満杯であった。大学で授業と試験を通して影響を与えた訳でもなく、人気テレビ討論番組の常連であ

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「がんばろう共産党」のスローガンでは党組織を再生できない、日本共産党第4回中央委員会総会報告を読んで、共産党はいま存亡の岐路に立っている(その47)

著者: 広原盛明

日本共産党第4回中央委員会総会(4中総)の報告を読んでいたとき、朝日新聞の「『がんばろう神戸』から30年 エールは今」(1月13日)というルポルタージュ記事が目に留まった。趣旨は、「がんばろう神戸」のスローガンが阪神・淡

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