時代をみるの執筆一覧

ノーベル平和賞式典へのセルビアの対応に見るべきもの

著者: 岩田 昌征

今年の12月10日にノルウェーのオスロでノーベル平和賞が獄中の異端派劉暁波氏に授与された。朝日新聞夕刊(12月9日)に「授与式には各国の駐ノルウェー大使らが招待されているが、授賞に反発する中国政府が各国に欠席を要請。中国

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孫崎享氏のTwitterより「朝鮮半島・新防衛大綱・・・」

著者: 「ちきゅう座」編集部

朝鮮半島 菅首相ピンぼけ発言に感謝:米国は朝鮮半島有事の際、日本を後方支援でなく戦闘に利用するため、合同演習、日米韓外相会談、米統合参謀長の派遣で枠組み作り。誰の入れ知恵か菅首相、実態隠すため邦人救出のためと発言。これが

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菅政権が説得すべき相手は沖縄ではなく米国だ -米軍普天間飛行場の移設問題-

著者: 岩垂 弘

 「菅内閣はいったいどこの国の政権なんだろう」。思わずそうつぶやいてしまった。17日から予定されている菅首相の沖縄訪問を前にしての首相の発言と、同じ日に発せられた仙谷官房長官の沖縄県の米軍基地負担についての発言に、である

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「国民生活が第一」から遠ざかる民主党、 日本政治の劣化は「仮免許」で済まされない!

著者: 加藤哲郎

2010.12.15  初めて、菅首相のリーダーシップの、ほめ言葉を聞きました。ほめたのは、米倉日本経団連会長、首相決済による法人税5%減税を評価してのリップサービスです。もっとも法人税は、もともと利益の出た企業の払うも

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「火事場泥棒」を公言するということ──先週の新聞から(7)

著者: 脇野町善造

 読めばすぐにわかることだが、「先週の新聞から」としているものの、話題は国際金融に限定している。それが精いっぱいで、他の事には手が回らないというが理由である。  だから、本当はここで書くようなことではないのだが、12月9

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記者クラブメディアと検察のあり方についての識者の指摘

著者: 浅川修史

2010年12月、都内で記者クラブメディアや検察のあり方、日米関係について考えるシンポジウムがあった。パネリストとして招かれた識者の発言の中から、筆者にとって興味深い部分を抜粋して、紹介したい。なお、紹介した部分について

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孫崎享氏のTwitterより 「朝鮮半島有事・ウィキリークス・東アジア・クリントン・小沢氏と米国」

著者: ちきゅう座「編集部」

朝鮮半島有事 日本過去、朝鮮半島有事の時、基本は後方支援。今又、菅政権この枠組み議論なしに乗り越える。平成12年「周辺事態安全確保法」で米軍への後方支援を決定。今時日米合同演習は共同で北朝鮮への攻撃を想定、大規模演習。こ

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「終焉に向かう原子力」(第10回)放射線被曝事故の悲惨さと避ける道

著者: 小出 裕章

Ⅰ.生命体と被曝事故  生き物という不思議  「ニワトリが先か、卵が先か?」という問いがあります。正解はどうなのでしょう?  生物学者の丘浅次郎さんによる生き物の定義は、「食うて、産んで、死ぬ」です (1)。生き物である

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「ドイツのヨーロッパ」と「囚われ人スペイン」──先週の新聞から(6)

著者: 脇野町善造

 世界金融に関する新聞記事を読むことを目的にしたこの報告を開始したのは先月初めのことであった。その頃、世界金融の話題の中心となっていたのは、アメリカの金融緩和とドルの下落、人民元の為替操作であった。しかし、いつの間にか関

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元アメリカ大使が語ったユーゴに対する干渉工作

著者: 岩田昌征

超大国の大使とは気分の良いものだ。本人にそこそこの器量があれば、小国や小民族の進む方向を、つまり政体や国体を決定できる。少なくとも、決定に影響できる。以下に述べる事は、知る人ぞ知るの既知の事実であり、ちきゅう座で書きもし

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「情報公開=知る権利」目指して (資料:澤地久枝・奥平康弘、意見陳述書)

著者: 池田龍夫

「沖縄密約・文書開示」控訴審の攻防  「原告らは2009年3月16日、情報公開という船に乗り、錨をあげて帆を張って難航海に出た。目指す最終寄港地は、原告らそして私たち国民が理想とする民主主義社会である。そこでは、政府が国

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北朝鮮の暴発で東アジア情勢緊迫!そこに乗じて戦後日本の「平和原則」見直しの動きが…

著者: 加藤哲郎

2010.12.1  北朝鮮による韓国延坪島(ヨンピョンド)砲撃は、民間人二人の死者を出し、東アジアの国際環境を一気に緊迫させました。朝鮮総連に近い朝鮮新報には、「ことの発端は北の領海に対する南の砲撃だ。南側は自分の領海

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「いつまでもつのか仙石長官―2011年度本予算審議入りが正念場」「民主党内に内閣改造の動き」

著者: 瀬戸栄一

 内閣の柱を自認する仙石由人官房長官は馬渕澄夫国交相とともに参院で過半数を握る野党各党から突きつけられた問責決議を可決され、窮地に立った。プライドの高い仙石長官はいまのところ「辞任する考えは全くない」と、首相官邸にとどま

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「日米安保」への執着を捨てるとき -沖縄県知事選結果が示唆すること-

著者: 安原和雄

11月28日に行われた沖縄県知事選挙の結果は「沖縄米軍基地撤去」が民意であることを示した。選挙当日から米韓両軍が朝鮮半島西側の黄海で4日間の日程で合同軍事演習をはじめるなど緊迫感の漂う中での選挙であったが、沖縄の民意は揺

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仕組まれた“瀬戸際砲撃”にオバマ打つ手なし -頼みの中国も動かず、我慢比べへ-

著者: 伊藤力司

北朝鮮の砲台から目視の範囲にある延坪(ヨンピョン)島に浴びせられた80発の砲弾に世界は虚を突かれた。ブッシュ米前政権に「ならず者」と呼ばれた金正日政権だが、韓国も米国も中国も、まさか57年も続いた休戦協定に違反して白昼堂

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