ポリティカ紙(セルビアの代表的新聞)の10月8日号に、あるノルウェー人の映画・テレビ監督による「ノルウェー王国政府への公開状」が載っていた。筆者は名前からみてセルビア系らしい。内容の要約は以下の如し。何月何日と明記してい
本文を読む時代をみるの執筆一覧
平和的中国への不可欠な存在─ノーベル平和賞 劉暁波受賞の意味
著者: 子安宣邦中国の詩人劉暁波がノーベル平和賞を受賞した。だがその発表のとき、彼は受賞の報を聞くこともできずに獄舎にいた。彼は強制的に妻からも、友人たちからも、街の人びとからも距てられ、11年の刑に服して獄舎にいる。平和賞はこの獄舎
本文を読む陸上の権力が海を「私物化」してよいのか?―「日中共用の水域へ」論が孕む問題
著者: 安東次郎日中の領海は隣り合っている? このサイトに西田勝氏の「尖閣諸島」は、わが国「固有の領土」か 日中共用の水域へ」が掲載されている。https://chikyuza.net/wp-admin/post.php?action=
本文を読む官僚機構が不滅の理由
著者: 浅川 修史「官僚支配は右手に政治家、左手にマスコミを使うことで成り立っている」。 昔のことになるが、こんな指摘を大蔵省(現在財務省)の高官から聞いた。この元高官はその後大学教授になり、今でもテレビなどでコメントしている。 同時期、
本文を読むドルイド教(古代ケルト人の宗教)の復権?
著者: 岩田昌征セルビアの日刊紙「ポリティカ」(10月6日)によれば、BBCは英国の慈善団体委員会がドルイド教による自然霊の招魂儀式を宗教活動であると承認した、と伝えた。諸他の主要な宗教団体が有しているのと同様な資格が与えられることによ
本文を読む「尖閣諸島」は、わが国「固有の領土」か 日中共用の水域へ
著者: 西田 勝中国の漁船が、わが国の「領海」内に入り、故意に衝突してきたというので、海上保安庁の巡視船が刑事犯として同船を拿捕、乗組員を石垣島に連行してきた。それに対して中国政府が強い抗議の意志を表明しただけでなく、日本の青年たちの招
本文を読む「第一次大戦の終了」―ドイツの戦争賠償
著者: 岩田昌征ポリティカ紙(セルビアの首都ベオグラードの新聞10月1日)を読んでいたら、「第一次世界大戦の終了」なる記事を見つけた。「第二次世界大戦」の誤りかな、と思ったが、そうではなかった。 2010年10月3日にドイツはヴェルサイ
本文を読む「政治家小沢と市民の戦い―理解に苦しむ強制起訴」
著者: 瀬戸栄一検察当局が二度にわたり「嫌疑不十分で不起訴」の結論を出した小沢一郎民主党元代表は四日、市民が構成する東京第五検察審査会から二度目の「起訴すべきである」との議決を公表され、法律に基づいて強制起訴されることになった。小沢氏
本文を読む親ノ血ヲ引ク兄弟ヨリモ: 家族独裁体制の崩壊後、北朝鮮は中国の植民地と化す
著者: 森 善宜はじめに:三代つづいた例(ためし)なし 昔の歌に「親ノ血ヲ引ク兄弟ヨリモ、堅イ契(ちぎ)リノ義兄弟」というのがあった(北島三郎「兄弟仁義」より)。奇しくも北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)で起こっている「三代世襲」と言われ
本文を読む改めて問われる日本側の基本方針―中国漁船拿捕問題 ―中国側の粗い対抗措置も―
著者: 丹藤佳紀9月上旬の尖閣諸島海域での中国漁船と巡視船の衝突にはじまった事件は、漁船船長の逮捕・拘留に日中双方の抗議が続いて外交問題になった。この事態については、わりあい早い14日の段階で当ブログに「“ ネット世論”も意識して異例な
本文を読む尖閣列島は本当に「領土問題」でない?
著者: 加藤哲郎2010.10.1 夏の調査旅行から帰国して1週間は時差ボケが直らず、昼夜逆転生活。おまけに重い資料を積み込んだスーツケースをかついでのドイツ国内鉄道旅行が効いてか持病の腰痛が再発、しばらく寝たきりのテレビ三昧で、日本と
本文を読む「統治機能」再構築こそ急務 党内抗争による〝政治空白〟の罪
著者: 池田龍夫7月参議院選挙で敗北を喫した菅直人・民主党政権の混乱は、目を覆うばかりだ。大騒ぎになった「代表選挙戦」二週間の果て、九月十四日に「菅首相続投」で幕引きになったが、今後の政権運営の前途は多事多端である。 〝菅・小・鳩トロイ
本文を読む東チモール VS オーストラリア その2 割って入る中国
著者: 青山森人オーストラリアの新外相はケビン=ラッド前首相 選挙後の多数派工作によって政権を継続させることができたオーストラリア労働党のジュリア=ギラード首相は、ケビン=ラッド前首相を新たな外相にした。 難民中継センターを東
本文を読む尖閣は日米安保の対象、中国の出方を注視─米統参議長が記者会見で
著者: 鈴木顕介2010年 9月23日 アメリカのゲーツ国防長官とマレン統合参謀本部議長は23日午後(日本時間24日午前) ともに臨んだ記者会見で,質問に答える形で日中間の領有権をめぐり係争となっている尖閣諸島が日米間の安全保障取り決め
本文を読むイギリスでは地下鉄スト、ドイツでは反原発10万人デモ、そして、日本のKAN首相は、Who?
著者: 加藤哲郎2010.9.23 世界全体の生態系も崩れてきていますが、今夏の日本の異常気象は、度を超えています。それを東京のヒートアイランド現象が、加速しています。それらを避けて、8月はアメリカで半分を過ごし、9月はイギリスとドイ
本文を読む中国の総人口は? 戸別訪問・聞き取りによる大規模な国勢調査 ―“家庭の事情”の流用を懸念する声も―
著者: 丹藤佳紀広大な中国で、10年ごとの大規模な国勢調査(「人口普査」)が11月1日を期して行われることになり、いま、その予備作業が進められている。この調査は、人口国勢調査員が全国ですべての家庭を訪問し、戸籍・身元をはじめとする調査項
本文を読む反中感情を煽る外務省とメディア -「呼びつけた」「無礼だ」の手口-
著者: 坂井定雄海上保安庁巡視船と中国漁船の接触問題で、菅政権は比較的冷静だが、外務省とメディアの一部が反中感情を煽っている。 この問題で12日午前零時、中国政府は外相より格上の戴国務委員が丹羽大使を呼び「中国側の『重大な関心と厳正な
本文を読む対米追従路線が鮮明になった菅改造内閣 -自民党政権時代に逆戻り-
著者: 岩垂 弘9月17日、菅改造内閣が発足した。閣僚の顔ぶれをみてとっさに私の脳裏を走った懸念の一つは、「これで『対米追従路線』が一層強まるな」というものだった。まるで、自民党時代に戻ってしまったかのような印象である。 昨年8月の
本文を読む東チモール VS オーストラリア その1 難民中継センター案とガス田開発
著者: 青山森人オーストラリア、選挙前のある発表 今年2010年8月21日、オーストラリアで総選挙が実施され、労働党政権の継続か、保守連合の政権奪還か……。注目された結果は、労働党の獲得議席数が72、保守連合が73、双方とも下院で過
本文を読む「外相に前原氏、国交相に馬渕澄夫氏、経済財政相に海江田万里氏―菅改造内閣が正式発足」「世論重視、脱小沢色を貫く」
著者: 瀬戸栄一菅直人首相は17日、岡田克也氏の幹事長起用を正式に決める一方、後任の外相に前原誠司氏を、国土交通相の後任に馬渕澄夫氏を起用するなどの内閣改造人事を正式に決めた。同日午後、留任した仙石由人官房長官が閣僚名簿を発表した。1
本文を読む民主党代表選の意味は何か ―永久革命のための蟷螂の斧―
著者: 半澤健市09年8月に起こったのは「政権交代」ではなかった。まして革命ではなかった。 この一年、遠慮がちにそう書いてきたが、10年9月14日の民主党代表選の結果を見てそれは確信に変わった。長すぎた「自民党」政権が「民主党」政権に
本文を読む「民主幹事長に岡田克也氏起用―菅首相、脱小沢色・世論優先を貫徹」
著者: 瀬戸栄一菅直人首相は16日、再選後の新体制人事を進め、枝野幸男氏に替わる幹事長に岡田克也外相を起用することを決め、同日夕、岡田氏はこれを受諾した。枝野幹事長の交代人事は大敗した参院選の責任を取るという意味合いと同時に、先の代表
本文を読むマスメディアの世論に負けた小沢一郎― 菅直人は普天間問題を見直せ
著者: 伊藤力司民主党代表選挙は菅直人の圧勝で終わった。開票結果で見ると、党員・サポーター票で249ポイント対51ポイントの大差がついたことが菅の勝因だった。国会議員と地方議員の投票では412対400と60対40のポイント差でしかなかっ
本文を読む尖閣諸島は日米同盟の関心事と示唆─米国務省報道官が会見で
著者: 鈴木顕介2010年 9月15日 アメリカ国務省報道官のクローリー米国務次官補は、14日の同省定例記者会見で尖閣諸島沖での海上保安庁巡視船に中国漁船が衝突した事件を巡る中国側の強硬な対日姿勢に対し、質問に答えて次のように述べた。
本文を読む対米関係は安定へ─ニューヨークタイムズが報道
著者: 鈴木顕介民主党代表選挙での菅直人首相の勝利を受けて、14日のニューヨークタイムズ紙の電子版は東京発で、この勝利で日本の同盟国であり保護者であるアメリカとのこのところのぎくしゃくした関係は、どちらかといえば落ち着くと見られると報じ
本文を読む「菅直人首相が再選―民主党代表選で大勝」「国会議員票は互角、党員・サポーターで圧勝」「人事は白紙、小沢氏と枝野幹事長の処遇焦点」
著者: 瀬戸栄一民主党代表選は9月14日、412人(824ポイント)の衆参国会議員による投票が行なわれた。全国300小選挙区からの党員・サポーター票の300ポイントと地方議員100ポイントの開票も同時に行なわれ、菅直人代表が国会議員4
本文を読む“ ネット世論”も意識して異例な対日抗議 ―中国、漁船衝突問題で強い姿勢打ち出す―
著者: 丹藤佳紀中国の漁船が尖閣諸島沖で日本の巡視船に衝突し、船長が逮捕された事件は、日中双方が相手側に抗議する事態になった。そして中国側は11日、この中旬に始まる予定だった日中ガス田条約交渉を延期する“対抗措置”を発表、これには日本側
本文を読む小沢一郎を見直した・・・ 菅直人よりまし -面白くなってきた民主党代表選-
著者: 伊藤力司民主党代表選挙が眼の前で展開している。ブロードバンドのおかげで、記者会見や立会演説会のライブが見られるオンライン時代である。ナマで見る小沢一郎、菅直人の表情や挙措動作は、新聞、テレビなど編集されたマスメディアの報道より
本文を読む「初めてアピールした小沢一郎氏の貫禄―“巨大な政治家”と菅直人首相」
著者: 瀬戸栄一次の内閣総理大臣を事実上選ぶ民主党代表選挙は1日告示され、翌2日には日本記者クラブで菅直人現首相(代表)と小沢一郎前幹事長(元代表)の2候補が2時間余にわたり歯に衣着せぬ論戦を繰り広げた。現首相の菅氏は首相としての仕事を
本文を読む米国イラク戦争「終結」、普天間辺野古移転案に、 漂流する民主党は、改めて基本政策を?
著者: 加藤哲郎またしばらく日本を離れ、ヨーロッパに滞在します。次回更新は9月23日以降になります。アメリカから東京に戻った2週間は、亜熱帯ジャパンを実感しました。エアコン全開で、外出は必要最小限にしましたが、それでも時差ボケの身体に
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