ここまで落ちた国家主義  ―日韓「談話」反対論のお粗末―

著者: 田畑光永

 「日韓併合100年」にあたっての菅首相の談話が、10日に閣議決定され、発表された。事前に予想されたとおり1995年の村山首相(当時)の談話を踏襲する内容であって、しいて新味を探せば、在サハリン韓国人支援、朝鮮半島出身者

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「核なき世界」へ希望を持ち続けよう―広島・長崎平和宣言が訴えること

著者: 安原和雄

 広島、長崎ともに65回目の「原爆の日」を迎えた。悲願の「核なき世界」はいつ実現するのだろうか。今年の祈念式典には国連事務総長のほか、原爆投下国・米国の駐日大使などが初めて参加した。歓迎すべき変化といえる。広島平和宣言は

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世界に届いたヒロシマの声 -歴史的な日となるか、2010年の「8・6」-

著者: 岩垂 弘

 「原爆被爆から65年。核兵器廃絶を訴え続けてきた広島の声は、ようやく世界に届いた」。8月6日の広島原爆の日を中心に広島市で繰り広げられた多くの催しを見て回った印象を一言でいうならば、そういうことになろうか。そして、世界

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「国債バブル」が大文字になるとき ―「国債バブル」は本当だろうか(10)―

著者: 半澤健市

 私が最初に「国債バブルは本当だろうか」を書いたのは09年11月19日であった。 目先の利く論者―たとえば榊原英資氏など―はすでに「国債バブル」「財政バブル」と言っていた。少し遅れて私もその問題意識を共有したつもりであっ

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連載・やさしい仏教経済学―(10)米国人にみる「簡素と知足」の精神/(9)仏教理解者・ナッシュの『自然の権利』

著者: 安原和雄

米国人にみる「簡素と知足」の精神―連載・やさしい仏教経済学(10) キリスト教徒でありながら、仏教思想に大きな関心を示し、それを日常生活の中で実践している米国人が増えつつある。その典型の一人は、米国兵器メーカーの核ミサイ

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ソ連抑留者・詩人石原吉郎についてのやり取り II

著者: 若生のり子

◆アカショウビン >昨年観た映画 「愛を読む人」   ★この原作の「朗読者」は映画になる数年前に読みました。佳作だと思います。内容からして原作を読めば映画を観る必要は感じなくDVDになっても見ておりません。  >「石原さ

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「異例な不確かさ」が続く世界経済の現状    EUのストレステストも不安払拭できず

著者: 早房長治

 「米国経済の見通しには異例な不確かさが残ることを認識している」――バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の21日の上院銀行委員会における証言は世界にショックを与えた。米経済が2008年9月のリーマン危機から依然と

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参院選・民主党敗北と政治不信   メディアの報道姿勢も検証

著者: 池田龍夫

 鳩山由紀夫首相退陣から約一カ月半、菅直人新首相は第22回参議院選挙(7月11日)で起死回生の勝負を挑んだが、予想外の敗北を喫してしまった。民主党は昨年夏の衆院選挙で圧勝し自民党から政権を奪取したものの、拙劣な政治手法に

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都教委「客観的に正しい歴史認識など存在しない」「検定済教科書批判プリントは到底許されない」!?

著者: 増田都子

皆様  こんばんは。犯罪都教委&1・5悪都議と断固、闘う増田です! これはBCCでお知らせしています。重複・長文、ご容赦を。  本日、「扶桑社教科書批判で不当免職」撤回裁判の口頭弁論がありました。前回、裁判所に提出した阿

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ノート・非ノート 12/22 『ハンマースホイ』

著者: 岡村洋次郎

 国立西洋美術館で<ヴィルヘルム・ハンマースホイ>を観た。19世紀末から20世紀初頭にかけてのデンマークの画家である。私にとって久しぶりの収穫ある展覧会であったように思う。   さてハンマースホイの作品には、窓からの静謐

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中産階層     北京では4割だが、全国ではまだ2割ちょっと   -こんな「言葉」が!(46) 中国で-

著者: 丹藤佳紀

 高度成長期の日本で、自分の生活の程度を「中の中」とみなす国民の中流意識は上昇を続けた。からかいと皮肉を込めて「一億総中流」といわれたものだ。バブルがはじけるとさすがにその意識は減退したようで、景気が上向かない昨今は、む

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韓国哨戒艦沈没事件の真相 後継問題、金正日国防委員長の戦略を語る

著者:

2010年8月25日(水)18時45分~21時 文京区民センター3A ゲスト 金 明哲さん(ジャーナリスト)  日本人ほど隣国北朝鮮に関する正確な情報を持ち合わせていないにも関わ らず北朝鮮を揶揄する国民はいない。国交が

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