書評 塩原俊彦『復讐としてのウクライナ戦争 戦争の政治哲学:それぞれの正義と復讐・報復・制裁』(社会評論社、2022年11月)―現状分析と思想史的考察を繋ぐ壮大な試み

著者: 嶋崎史崇

 2022年2月に開始され、いまだ終わりが見えないウクライナ戦争。そのウクライナ、ロシア、そしてとりわけ米国との関係について、多数派の研究者とは全く異なる視点から、客観的な研究を積み重ねてきたのが、「ちきゅう座」にも度々

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Let’s Join Hands  11月30日  添付1点 独裁の陰りを喜ぶ 「教育権」を疑う

著者: 江口千春

–◎独裁・強権の陰りが拡大 トランプが共和党内でそっぽを向かれ、プーチンは末路が想像され、習近平政治の硬直があらわに批判されています。 ☆中国 「ゼロコロナ」への大規模抗議活動 北京 上海 広州などで &nb

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「思想史講座」12月講座のご案内「天皇はいかにして語り始められたか・その一」

著者: 子安宣邦

「思想史講座」12月講座のお知らせ 「絶対的保守主義としての天皇制」を主題として9月から新講座を開講いたしました。その第4回「天皇はいかに語り始められたか・その一」として「権門体制の解体と近世社会の成立」を12月10日に

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二十世紀世界文学の名作に触れる(48) ジッドの『狭き門』――大胆不敵な愛と心理洞察

著者: 横田 喬

 フランスの作家アンドレ・ジッド(1869~1951)は1947年、ノーベル文学賞を受けた。授賞理由は「人間の問題や状況を、真の大胆不敵な愛と鋭い心理洞察力で表現した、包括的で芸術的に重要な著作に対して」。その代表的な著

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【報告】<東京・名古屋同時行動>三菱重工は憲法違反の長距離ミサイル開発をやめろ!申し入れ

著者: 杉原浩司

昨日11月29日に取り組んだ東京・名古屋での三菱重工への同時行動の報告を まとめましたのでご覧ください。さっそく東京新聞のウェブ版で、動画を含む 記事も配信されています。「死の商人になるな」ミサイル長射程化に市民団体が抗

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「極秘機関『ヤマ機関』と登戸研究所―日本陸軍の防諜とは ゾルゲ事件80年―」 明治大学平和教育登戸研究所資料館が企画展

著者: リベラル21

 明治大学平和教育登戸研究所資料館(注1)は、今年がゾルゲ事件(注2)から80年に当たることから、第13回企画展「極秘機関『ヤマ機関』と登戸研究所―日本陸軍の防諜とは ゾルゲ事件80年―」を2023年5月27日(土)まで

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【案内】原発政策の大転換を許すな!東京集中行動(12月8日(木)、規制委抗議+院内ヒアリング集会)

著者: 木村雅英

【案内】原発政策の大転換を許すな!東京集中行動 再稼働阻止全国ネットワーク 事務局 12月8日(木)昼前~夕刻 1 原子力規制委員会抗議行動(11時30分~12時30分) 日時    12月8日(木) 11時30分~12

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宇宙空間の戦争=サイバー戦争=ウクライナ戦争 (4) ーーー日本人もウクライナ戦争に参戦、愚かな!ーーー

著者: 柏木 勉

軍民一体化へ、「総合防衛費の創設」で生活・経済活動全体を軍事化  防衛省は、宇宙・サイバー・電磁波の領域における対応強化にむけて、その基本スタンスを「我が国への攻撃に対しては宇宙・サイバー・電磁波の領域を活用して攻撃を阻

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青山森人の東チモールだより…祝! 47年目の「独立宣言の日」

著者: 青山森人

「独立宣言の日」にW杯の横やり 11月20日から始まったサッカーのワールドカップは、開催前は東チモールでもあまり盛り上がっていないようでしたが、路上でのヨーロッパや南米の国ぐにの旗売りがポツリポツリと出現し、そして増えて

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【12月8日(木)】オンライン放射線被ばくを学習する会/岸田政権による原子力政策の転換をどうみるか 講演:大島堅一さん

著者: 温品惇一

申込み:https://forms.gle/GtosSBdN61Jdmy8g8 311以降、歴代政権は原子力への依存度を下げる方針を掲げてきました。岸田首相もこれまでは、原発の再稼働を進めつつ、新増設・建て替え(リプレー

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SJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】505 弱者の頼るところは国連

著者: 平田伊都子

 部屋の入口を開けて、ムハンマド六世モロッコ国王陛下が訪問者と握手をする写真が、MAPモロッコ国営通信に掲載されました。 写真の提供はモロッコ王室で、通常、訪問者と国王陛下のツーショットは横向きか並んだ握手シーンですが、

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「辺野古新基地の断念を求める請願署名」を成功させるための相談会の案内

著者: 野平晋作

 辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議(略称:オール沖縄会議、共同代表:稲嶺進、高里鈴代、金城徹、大城紀夫、糸数慶子)が「辺野古新基地の断念を求める請願署名」(添付)を始めました。同時に同じ趣旨で『国際ネット署名』も呼

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二冊の遺稿集に接して(1)和田守著『徳富蘇峰 人と時代』

著者: 内野光子

萌書房、2022年10月20日 帯の表には、つぎのように紹介されています。 等身大の蘇峰の生涯を思想的変遷にも重きを置きつつ辿ることから始め,これまであまり論じられることのなかった社会事業家としての側面にもスポットを当て

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ギグワーカーを労働者として保護すべきは、民主主義社会の責任である。

著者: 澤藤統一郎

(2022年11月26日)  昨日、東京都労働委員会は、ウーバー配達員が結成した労働組合の申立を認め、「ウーバーイーツ」運営法人の団体交渉拒否を不当労働行為とする救済命令を出した。いわゆる「ギグワーカー」を労働組合法上の

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