梅棹忠夫の「妻無用論」「母無用論」再考 ―『女と文明』2020年6月、中公文庫化に際して

著者: 池田祥子

 「梅棹忠夫」という名前を知っている人は、もはや多くはないだろうから、簡単に略歴を紹介しておこう。  1920(大正9)年京都市生まれ、2010(平成22)年逝去、享年90。学生(京都大学)時代より白頭山登山を始め、世界

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総務省、プライムタイムに大量の「マイナポイント」CM バックに菅政権のデジタル化推進政策

著者: 隅井孝雄

 「マイナポイント」という名のスポンサーによる番組提供、あるいはスポットCMが高視聴率の時間帯(プライムタイム)に連打されている。一連のCMの実際のスポンサーは総務省だ。今登録すると5000円相当のポイントが付くと宣伝さ

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『労働情報』が43年の歴史に幕 コンビニの店頭に並ぶような気軽な労働雑誌ができないものか

著者: 杜 海樹

 協同センター・労働情報が発行してきた労働組合運動の専門誌『労働情報』(RJ)が通算1000号の発行を以って2020年12月1日に休刊、12月6日に都内で記念シンポジウムを開催し1977年以来43年の歴史に事実上幕を閉じ

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「歌会始」が強化する天皇制 文芸の序列化をありがたがる人びと

著者: 内野光子

「歌会始(うたかいはじめ)」とは、年始に皇居で開催される歌会(集まった人びとが共通の題で短歌を詠む会)で、天皇が出した題にそって「一般市民」が歌を送り、秀でた作品を詠んだ人びとが皇居に招かれる「儀礼」です。毎年テレビでも

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「戦後民主主義の虚妄」に発した奇跡  ―私の「初夢」報告―

著者: 半澤健市

 学問の神様・湯島天神境内ののぼりに「幸先詣」(さいさきもうで)と書かれている。「東京新聞」がそう伝えた(20/12/20)。新年に先んじた参拝を意味する造語で、全国で使われ始めているという。鹿島神宮ではコロナ不安で参拝

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暮れに思う ー 改憲は、ウソつき晋三にできることではなかったのだ。

著者: 澤藤統一郎

(2020年12月31日) 大晦日の今日、東京の新規コロナ陽性者数は1337人だという。気の滅入るようなコロナ禍の中2020年が暮れてゆく。明日の希望が見えるような年の瀬ではない。とは言え、日本国憲法を大切に思う者にとっ

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1月11日(月・休)【要申込】日韓オンライン講座「新型コロナ感染症の広がりの中での韓国のホームレスをめぐる状況」調査を通して

著者: 紅林 進

【要申込】日韓オンライン講座 「新型コロナ感染症の広がりの中での韓国のホームレスをめぐる状況」調査を通して ・日時:1月11日(月・休)午後7時~9時 ・講師:鈴木明さん(韓国での視察通訳などに従事) ・調査した結果、貧

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《デマ(D)と、ヘイト(H)と、チート(C)のDHC》 その社会的制裁が必要だ。

著者: 澤藤統一郎

(2020年12月30日) 一昨日(12月28日)の夕刻、DHCの内部事情の取材にもとづいて、文春オンラインが下記の長大な記事をアップした。 【DHC現役社員が告発】ヘイト炎上の源泉は会長のヤバすぎる“差別通達”《タレン

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「人間に襲い掛かったウイルス」 新型コロナウイルス禍の2020年を送る

著者: 岩垂 弘

 コロナ禍に始まり、コロナ禍で終わる。2020年の世界と日本は、まさに、しつこい新型コロナウイルスにほんろうされ、混乱の日々だった。しかも、年末になっても新型コロナウイルス感染拡大は世界でも日本でも収まらず、人々は不安と

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「NHKひろしまタイムライン」差別ツイート問題を振り返る―差別をなくすために Reflecting NHK Hiroshima’s Hate Tweets in the “1945 Hiroshima Timeline” Project

著者: ピースフィロソフィー

このブログを開設して14年になります。今年もお世話になりました。 最後は、「1945ひろしまタイムライン」についてひとまず年末のまとめをしたいと思います。 いままでの投稿をもう一度ここにまとめます。まだの方は読んでくださ

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