岡口基一判事に対する懲戒申立はスラップだ。

著者: 澤藤統一郎

岡口基一判事に対する「分限裁判」の行方に目が離せない。9月11日、最高裁で開かれた審問のあとの記者会見で、同判事は、「適正手続きが踏まれておらず、ありえないことが起きている」「今回の表現ごときで処分されたら、他の表現もで

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どこへいく文民政権 アウンサン・スーチー、ロイター記者への実刑判決を擁護

著者: 野上俊明

 去る13日、ベトナムの首都ハノイでの世界経済フォーラムの東南アジア諸国連合(ASEAN)会議に出席中のスーチー国家顧問は、ロイター記者への実刑判決についてはじめてコメントしました。ある程度は予想されたことですが、コメン

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明治維新の近代・5  国家論の不在ー大熊信行『国家悪』を読む

著者: 子安宣邦

「日本人は国家観をかえなければならない。単に国体観などというものを放棄するだけでは十分ではない。これまで摂取しておった西洋近代のあらゆる国家思想を、すべて疑問の対象として再検討するだけでなく、だれもまだ踏み入ったことのな

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9歳女児の国歌斉唱拒否に脱帽 ― オーストラリア国歌の先住民差別に抗議

著者: 澤藤統一郎

アメリカではなく、オーストラリア国歌の斉唱拒否が話題となっている。拒否者が9歳の女児だということと、これに保守派の政治家が大仰に噛みついたことで、大きなニュースになった。いろんなことを考えさせられるし、考えなければならな

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ICC国際刑事裁判所はノーサレンダー! アメリカ・ファ―ストはイスラエル・ファースト

著者: 平田伊都子

 2018年9月10日、アメリカのジョン・ボルトン国家安全保障補佐官はICC国際刑事裁判所にサレンダー(降伏)を命じました。 しかし、ICC国際刑事裁判所はサレンダー(降伏)を拒絶しました。  そのボルトンは2007年1

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ドイツの反人種差別大コンサートを報じたBBCと報じなかった朝日新聞

著者: 坂井定雄

主に中東から必死に逃れてきた移民の受け入れをめぐり、国内の対立が深刻化しているドイツや東欧、イタリア。ドイツでは人道・人権主義のメルケル政権と多数の市民が移民たちを寛大に受け入れたのに対して、極右勢力の過激な反移民デモや

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311以後の異常事態(原発事故関連のみならず、安保関連法、共謀罪の成立などなど)が全て1つの太い線でつながっているという事実

著者: 柳原敏夫

東京の環境団体の会報で、チェルノブイリ法日本版の特集を組んで貰うことになり、数日前、なんとか、私の担当の原稿を書きました。 いざ書いてみて、改めて確信したことは、311以後の異常事態(原発事故関連のみならず、安保関連法、

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【要申込】「2018 GSEF ビルバオ大会」日本実行委員会・東京プレフォーラム

著者: 紅林 進

【要申込】「2018 GSEF ビルバオ大会」 日本実行委員会 東京プレフォーラム 2018 Gsef スペイン ビルバオ市 Forumへ グローバルに広がる「社会的連帯経済」を実感し、その実践から学び、日本での取り組み

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正念場の沖縄知事選、「魂」派と「腹」派の一騎打ちだ。

著者: 澤藤統一郎

本日(9月13日)、沖縄知事選が告示された。9月30日が投票日で、即日開票となる。主要な争点は、辺野古新基地建設反対の姿勢を貫くか、それともこれを容認するのか。これは、政権の外交・内政の根幹に関わる問題。したがって、選挙

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後藤新平の自治三訣に感銘  「人の世話をせよ、そして、むくいを求めるな」

著者: 岩垂 弘

 「LGBT(性的少数者)は子どもをつくらない、つまり生産性がない」。自民党議員による暴言、失言が後を絶たない。全部の議員とは言わないが、国会議員の質的な劣化が進んでいるように思えてならない。そんなことを考えていたら、明

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マルクス生誕200周年記念 慶應大学におけるコンファレンス――中国、労働搾取、技術――

著者: 岩田昌征

 2018年(平成30年)9月6日、「マルクス生誕200周年記念コンファレンス マルクス――過去と現在」が慶應義塾大学三田校舎で開かれた。  聴講して、若干の論点に印象付けられたので、私=岩田の感想・所感を記しておきたい

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ワシントンのパレスチナ代表部を閉鎖へ ―トランプ政権、和平案交渉拒否に報復

著者: 坂井定雄

米国のトランプ政権は10日、ワシントンのPLO(パレスチナ解放機構)代表部の閉鎖要求を通告したと発表した。米国務省によると、その理由は、(1)トランプ政権がイスラエルとPLOに提示している未公表の最終的和平提案に基づく直

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9/16「被ばく労働者の現状と労働者の権利」(さようなら原発全国集会前日講演会)

著者: なすび

「さようなら原発全国集会」の前日9/16に、標記の集会を行います。 東電は福島第一原発の労働環境は格段に良くなったとさかんに広報していますが、実態はどのようなものでしょうか。事故直後と変わってきた現在の状況と、変わらない

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「敵基地攻撃力」を持つな!2019年度概算要求を斬る!9.11学習討論集会へ

著者: 杉原浩司

直前のご案内となりすみません。北東アジア情勢が歴史的な転換点を迎 えているにも関わらず、そして、日本列島が未曾有の大災害に見舞われ、 多くの被災者が苦難の中にあるにも関わらず、安倍政権は概算要求で過 去最高の軍事費を要求

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(202)

著者: 本間宗究(本間裕)

8000兆円の不良債権 現在では、ようやく、「危機の本質」が見え始めてきたものと感じているが、この点については、詳しい説明が必要であり、実際のところ、私自身が経験した「金融界での42年間」を振り返ると、実に、厄介な展開だ

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