2017年・平成29年は、ロシア革命百周年であった。ソ連東欧の社会主義体制が自崩してすでに四半世紀の時間が流れていた。日本社会の関心は完全に薄れていたが、それでも旧「新左翼」系のいくつかの研究会は、ロシア革命を主題に議
本文を読む戦後処理を正しく行わなければ、何年たっても真の友好は生まれない
著者: 澤藤統一郎本日は、小平での吉田博徳さんの朝鮮史の講義。講義のタイトルは、「日本と朝鮮の2000年」。2000年の日朝関係史を2回で語ろうという。壮大な企画。 前回が朝鮮の誕生から幕末まで。そして第2回の本日が、我が国の明治維新から
本文を読む「安倍内閣支持者に改憲阻止を働きかけよう」 - 平和アピール七人委、高知市の講演会で訴え -
著者: 岩垂 弘内外に向けて反核平和を訴え続けている有識者グループの「世界平和アピール七人委員会」が11月17日(土)、高知市の県民文化ホールで講演会を開いた。自民党が開会中の臨時国会に改憲案を提示する動きを示していることから、講演会
本文を読む日弁連主催シンポジウム「普遍主義の国、スウェーデンに学ぶ」
著者: 紅林 進スウェーデンでは、高等教育に至るまで教育の無償化、児童手当をはじめとする手厚 い家族給付など、所得の多寡などによって対象者を選別しない普遍主義が重視されて おり、高い税負担を多くの国民が支持しています。政府の債務は少なく
本文を読む「自分の、本を見る目の無さにあきれる」──周回遅れの読書報告(その83)
著者: 脇野町善造読み返した本の末尾に、その本を初めて読んだ時の「読後感」のようなものが書いてあることがある。トニー・クリフが書いたこの本『ローザ・ルクセンブルク』もそうだった。30年前(1988年)の秋の日付と共に次のようなことが書い
本文を読む「DHC 私は買いません」 ― 「DHCスラップ訴訟」を許さない・第140弾
著者: 澤藤統一郎いつもカバンにくっつけているそれ。小さなポスターみたいなの。それなんなの? ああ、これ。よく見てね。「DHC 私は買いません」っていう、ミニポスター。みんなに、「DHCの商品は買わないようにしましょう」って、宣伝して歩い
本文を読む二つの「男女共同参画」“まつり”に参加して
著者: 内野光子臆面もなく「一億総活躍社会」とか「すべての女性が輝く政策」とかの看板を掲げながら、現実には、その真逆のことをやっていた安倍政権には、あきれ果てて、言葉もない。内閣府が出している広報誌『共同参画』には、片山さつき大臣の「ご
本文を読むテント日誌11月22日…経産省の人はどんな気持ちで
著者: 経産省前テントひろば経産省前テントひろば1807日後 快晴のもと座り込む 11月16日(金) 朝から、すっきりとしたお天気、気持ちよくなる。まさに座り込み日和である。ただ、雲が出てきて日陰を作ると上着が必要になってくる。今日はそんな天気も
本文を読む大嘗祭は、飽くまで天皇の私的行事に徹しなればならない。
著者: 澤藤統一郎本日は「勤労感謝の日」。昔から、この祝日の趣旨も意義もさっぱりわからない。 勤労とはいったい何だ。賃労働のことか、搾取のない異世界の労働か。感謝とは何だ。誰が誰の勤労にどのように感謝せよというのか。失業者は感謝されないの
本文を読むトランプ、“サウジ皇太子の関与は不明”と声明 ―在トルコ・サウジアラビア総領事館でのジャーナリスト殺害
著者: 坂井定雄トランプ米大統領は20日、10月2日にトルコ・イスタンブールのサウジアラビア総領事館内でサウジの世界的に著名な現役ジャーナリストで、ワシントン・ポスト紙のコラムニスト、ジャマル・カショギ氏が、サウジ当局者の手で殺害され
本文を読む昔「首斬り浅右衛門」、今「首斬りゴーン」
著者: 澤藤統一郎江戸時代に、代々山田浅右衛門を名乗った首切り役人の家系があった。ご存知、時代劇の(アンチ)ヒーロー「首斬り浅右衛門」である。歴代のうち一人だけが山田朝右衛門を名乗っているが、その本職は斬首の執行ではなく、試し切りだったと
本文を読む『堀田善衛を読む―世界を知り抜くための羅針盤』を読む
著者: 半澤健市生きているうちに、あと何冊本が読めるだろうか。 読書だけではない。全ての日常的な営みに関してそう思う。後期高齢者の心理である。 《気になっていた堀田善衛》 一、二冊を読んだだけで、ずっと気になってきた著述家を、誰もが、
本文を読むSJJA&WSJPO【西サハラ最新情報】291 西サハラとモロッコの歴史的再会
著者: 平田伊都子西サハラとモロッコの再会が、あと2週間に迫りました。 場所はスイスのジュネーブ、時は12月5日と6日の1泊2日、スポンサーは国連。 粉雪が舞うレマン湖の畔で、6年越しの再会なんですよ、、 <再会>というロマンチックな言
本文を読む【予約優先】11/27(火)ポピュリズムと排外主義に揺れるヨーロッパ -ドイツから日本への示唆(PARC自由学校オープン講座)―
著者: 紅林 進******************************************************************************** 【予約優先】11月27日(火) PARC自由学校オープン講
本文を読む被害者を置き去りにした議論は認められない
著者: 矢野秀喜1 被害者が求めたものは「強制動員慰謝料」 10月30日、韓国大法院は強制動員被害者が新日鐵住金(旧日本製鉄の後継会社)に対して起こした強制動員訴訟の判決を出した。大法院は、被害者原告の請求を認め、被告新日鐵住金に原告
本文を読む「企業のための海づくり」を許さない ― 「沿岸漁民緊急フォーラム」報告
著者: 澤藤統一郎一昨日(11月19日)、盛岡で「東北沿岸漁民緊急フォーラム」が開催された。東北各県から80名を越える参加者があって、盛況だったという。二平章さん(茨城大学客員研究員・北日本漁業経済学会/会長)からいただいたご報告を紹介し
本文を読む続・第二のふるさと訪問記
著者: 阿部治平―-八ヶ岳山麓から(270)―- 前回書き残したことを順不同でいくつか書く。 ほめたたえよ 西寧から高速道路で2時間ほどの、チベット人地域チェンザ県の元「千戸」のナンチェンの屋敷へも行った。ここは2度目だった。周囲を二階
本文を読む青山森人の東チモールだより…残された宿題
著者: 青山森人青山森人の東チモールだより 第384号(2018年11月18日) 残された宿題 AMP政権、大統領にバチカン訪問をさせず 先月10月の半ば、バチカンからジョゼフ=サルバドール=マリノ大司教が東チモールを訪れ、タウル=マ
本文を読むテント日誌11月17日…IAEAの一行がカンパを
著者: 経産省前テントひろば経産省前テントひろば1807日 IAEAの一行はカンパまでしてくれた 11月13日(火) 本日は一日中うすら寒い日でしたが、幸いに雨に降られずまあまあの座り込みでした。座り込みの準備が終わると、間もなく経産省から出て来た
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(209)
著者: 本間宗究(本間裕)承久の乱から800年 以前から気になっていたこととして、「なぜ、承久の乱が1221年に起こったのか?」という点がある。そして、この理由としては、「800年に一度」といわれる「東西文明の交代」を調べていた時に、「私の生まれ
本文を読む長期の一強体制は、必ず堕落し腐敗する。今のうちに終止符を。
著者: 澤藤統一郎いやあ、驚いた。表は立派に見えても、裏では汚いことに手を染めていた。この落差にはびっくりだ。 そうかい。それほどびっくりするほどのことではない。次第に、本性が明らかになってきているじゃないか。 一強の長期君臨は、必ず腐
本文を読むグーグル、中国へ再進出か? - 「ドラゴン・フライ」構想に米国内で批判広がる -
著者: 隅井孝雄▼中国のネット規制に沿ったシステムを構築 グーグルが中国への再進出を計っていることが明らかになり、ネット規制との関連で問題となっている。 グーグルは2010年、中国で検閲は避けられないと判断して撤退した。ところが今回
本文を読む中国擁護のわけ その8/中国擁護のわけ その8-2
著者: 箒川兵庫助「新疆の文化保護と発展」白書が公表されたことを歓迎する。今年に入ってから中国批判が高まっている。アメリカ上・下院や人権観察団体が一斉に新疆地区における人権無視政策を批判しだした。閉鎖されたというモスクに国旗を掲げる写真を
本文を読む誰だって、楽しい方がいい
著者: 藤澤豊ビデオクルーが、こんどは仕事で来る。もう半年ほど前になるか、上海からミルウォーキーに戻る途中で東京の事務所に立ち寄った。廊下ですれ違って、無言というのもイヤで軽く声をかけた。事業部を訊いたら、本社のCorporate C
本文を読む新時代の日中関係についてー座頭市型政治から脱却か
著者: 箒川兵庫助インド太平洋というけれど,ペル-やグアテマラなど中南米近辺の太平洋は関係が薄いような気がするなあ,などと空想を巡らしていたためか,岡田充共同通信客員論説委員の「海峡両岸論 第96号 2018.11.15発行 - 協調と包
本文を読むはじめて、ポーランド映画祭へ
著者: 内野光子旧友、映画評論家の菅沼正子さんから「ポーランド映画祭」の案内をいただいていた。昨年もいただきながら、行くことができなかった。彼女からは、これまでも、封切りの「カティンの森」「残像」「ユダヤ人を救った動物園」などを勧められ
本文を読む聖徳記念絵画館の連作壁画について
著者: 髭郁彦明治神宮外苑にある聖徳記念絵画館で10月6日から11月11日まで「明治維新150年記念特別展:明治が見た世界~巨大壁画でたどる日本開国史~」という展覧会が開催されていた。明治維新から150年という問題に特別関心があった訳
本文を読む徴用工判決:河野外相の韓国政府への責任転嫁論は奇弁
著者: 醍醐聡2018年11月19日 河野外相は11月3日、神川県内の街頭演説の中で次のように発言した。 「河野太郎外相は3日、神奈川県茅ケ崎市で街頭演説し、日本企業に賠償を命じた韓国人元徴用工訴訟判決に関し、韓国国民への補償は韓国政
本文を読む徴用工も技能実習生も、人権保障を欠いた国外労働力の導入である。
著者: 澤藤統一郎今大きな話題となっている二つの問題。入管法改正の前提にある技能実習生制度と、韓国徴用工判決。両事案の本質が酷似していることに驚かざるをえない。両者とも、企業が要求する劣悪な条件での「外国人」労働者雇用の問題。資本の利潤追
本文を読む徴用工判決:韓国政府に請求せよという小林節氏の主張は的外れ
著者: 醍醐聡2018年11月19日 元徴用工をめぐる韓国の大法院判決について、日本政府は「1965年日韓協定で完全かつ最終的に解決済み」と繰り返している。しかし、その一方で、個人の請求権まで消滅させたものではないという従来の外務省
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