周回遅れの読書報告(その36) 共同体の規定、その実体と空洞化

著者: 脇野町善造

 だいぶ前に、中村吉次教授の共同体論を読んだことがある。当時まだ存命であった降旗節雄教授の推薦だったと思う。例によって、内容は殆ど覚えていない。僅かに次のような三つの小さな論文に書かれたことが記憶に残っているだけである。

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「浜の一揆」訴訟結審の法廷での意見陳述ー漁業の「民主化」こそが指導理念だ

著者: 澤藤統一郎

本日は、盛岡地裁「浜の一揆」訴訟第10回の法廷。最終準備書面の交換があって結審した。その結審の法廷で、原告側が最終準備書面を要約した下記の意見陳述を行った。 判決言い渡しは2018年3月23日(金)15時と指定された。手

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(175)

著者: 本間宗究(本間裕)

天爵と人爵 四書五経の一つである「孟子」に「天爵修めて、人爵これに従う」という言葉があるが、このことは、「天爵」という「天の位」、すなわち、「精神的な成熟度」が上昇すると、「人爵」という「この世における地位や名誉」などが

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共産党都議団、いやがらせ都教委に「日の丸・君が代強制」反対の申し入れ

著者: 澤藤統一郎

都内の公立校では、卒業式や入学式の直前に、全教職員の一人ひとりに対して「国旗に向かって起立し、国歌を斉唱する」よう、文書による職務命令が発せられる。2003年の「10・23通達」以来繰り返されている異様な風景だ。 「職務

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パリからアウシュヴィッツへ:ドランシー収容所跡を訪ねて

著者: 村尾知恵子

 10月にフランスに訪れた際、ユダヤ人の強制収容所跡を見学した。  昨年は、イタリアの精神医療改革の発祥地であるトリエステに行き、そこでたまたまイタリア国内のユダヤ人を狩り集めてドイツに送り込んだ一時収容所跡の記念施設を

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青山森人の東チモールだより…与野党の対立が深まり、政治家の言葉が軽くなる

著者: 青山 森人

青山森人の東チモールだより  第361号(2017年11月29日) 与野党の対立が深まり、政治家の言葉が軽くなる 野党連合の声明 大統領が予定した「歴史的な指導者たち」との会談は、肝心のシャナナ=グズマンCNRT(東チモ

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12/10【読書会】「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」を読む(茨城・つくば)

著者: 戦時下の現在を考える講座

連続学習会・象徴天皇制を考える No.7 ・12月10日(日)14時-16時 ・つくば市立春日交流センター  小会議室(つくば市春日2-36-1、筑波大学病院そば・春日学園義務教育学校向い) ・参加費 300円 ◆テクス

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「テロ」と「カタルーニャ」の陰で 芯から腐れ落ちつつある主権国家(2)

著者: 童子丸開

バルセロナの童子丸です。前回に引き続き、2017年も終わりを迎える時期のスペインに関する情報です。 カタルーニャ情勢については、また数日後にでも新たに書き送らせていただくことにします。   ・・・・・・・・・・

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「イスラム国(IS)」イラクとシリアで壊滅(5完) ―IS帰国者と移民社会への暖かな対応を!

著者: 坂井定雄

 シリア北部のラッカ市とイラク北部のモスル市を中心拠点とした「イスラム国(IS)」には、最盛時には4万人あるいはそれ以上の人員―軍事指導部、宗教指導部、一般戦闘員のほか、Yuチューブなどを利用する宣伝チーム、貧弱とはいえ

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「現状変えればなんでも革新」? それはないでしょう

著者: 澤藤統一郎

本日(11月29日)の毎日新聞夕刊で、詩人アーサービナードが、「日本語は消滅に向かっている」と嘆いている。彼は、本気で日本語の衰退を心配しているのだ。その最大の原因は安倍晋三に象徴される対米従属にあるという。鋭い詩人の感

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“核兵器なくせ”にノーベル平和賞 世界を動かした被爆者の声と若い力をさらに

著者: リベラル21

今年のノーベル平和賞は、核兵器廃絶国際キャンペーン「ICAN」が受賞しました。核兵器禁止条約採択に果たした貢献が評価されたものです。  12月10日の平和賞授賞式を前に、ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会が、パネル

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【イベントのご案内】 12/5 日米原子力協定とプルトニウム問題にかんする訪米団 院内報告会

著者: 松久保

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ロヒンギャ問題についての若干の理論的考察

著者: 野上俊明

 ローマ法王の27日ミャンマー訪問・スーチー会談を前に決着を付けたかったのでしょうか、ミャンマーとバングラデッシュとの政府間で、ロヒンギャ帰還に向けた協定が成立したそうです。1992年に発効した協定を踏襲するものだとして

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「イスラム国(IS)」イラク・シリアで壊滅(4)- エジプトの兄弟組織がモスクに大規模テロ ー

著者: 坂井定雄

 本稿連載中の24日金曜日、エジプト東部のシナイ半島で、金曜礼拝で満員のモスクを車両5台に分乗した武装テロ集団「シナイ州のイスラム国(IS)」の25~30人が襲撃、礼拝中のイスラム教徒305人(うち子ども27人)が殺害さ

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市民と野党の共闘候補に「隠れ改憲派」はふさわしくない。

著者: 澤藤統一郎

10月20日投開票の第48回総選挙。あれから既に1か月余が過ぎた。自分なりに腑に落ちる総括をしなければと思いつつ、なんとも落ちつかぬままで、まとめきれない。総括の最重要問題は共闘のあり方だ。 世論調査に表れた民意はけっし

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SJJA&WSJPO【西サハラ最新情報】236 モロッコ王と西サハラ大統領がAU-EUサミットで鉢合わせ?

著者: 平田伊都子

ワーオ! SADRサハラ・アラブ民主共和国が、11月29日、30日にコートジボワール首都アビジャンで開催されるAU-EUサミットに正式招待されたヨ! なんで、そんなに興奮するのかって? 興奮せずにはおれませんヨ!! この

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