アフガニスタン 2001年以来最悪の危機(中) ―BBCが復活したタリバン支配地を初取材

著者: 坂井定雄

 前稿で、米国の情勢評価では、昨年末現在、アフガン政府の支配地域は国土の57%に減少し、それ以外の地域の大部分は反政府武装勢力タリバンが支配していると書いた。  そのタリバンの支配地域を、英公共放送BBCの取材チームが4

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戦時下の女性雑誌における「短歌欄」と歌人たち―『新女苑』を中心に 

著者: 内野光子

加計問題について調べていくと、いろいろ出て来て、書きとどめておきたいことがある。諮問会議のもとでは、ワーキンググループ、区域会議などの組織が設けられている。さらに、安倍首相が、「<分科会>で専門の先生方にも議論いただいて

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加計問題の行方、これでいいのか~はぐらかしの安倍首相答弁、文科省に責任を振る、二転三転の菅官房長官答弁(3)

著者: 内野光子

共同通信世論調査、2017年6月18日、先月5月より不支持10ポイント上がる  私は、必要があって、加計問題の経過年表を作ってみた。その作業の中で、今回問題になっている内閣府や文科省の内部文書やメールの一部が確認されて、

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ワルシャワ首相府前座り込みと東京経産省前座り込み

著者: 岩田昌征

6月6日夕暮れ時、ワルシャワのアレイェ・ウヤズドフスキエ大通り、ポーランド首相府前の「テント村」跡に立ち寄った。ワジェンカ公園と首相府とにはさまれた大通りの公園寄りの広い歩道に三つのテントが去年は立っていた。今年はもうな

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SJJA&WSJPO【西サハラ最新情報】213 <世界難民の日>に国連事務総長初記者会見

著者: 平田伊都子

 6月20日は、<世界難民の日>でした。 この日に因み、前国連難民高等弁官で現国連事務総長のアントニオ・グテーレス氏は、ニューヨークの国連本部で記者会見を開きました。 ステファン国連報道事務総長報道官が、連日、「6月20

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(159)

著者: 本間宗究(本間裕)

世界同時サイバー攻撃 「5月12日」に発生した「世界同時サイバー攻撃」については、きわめて大きな意味を持つとともに、「約2か月後の7月半ば」に注目する必要性が出てきたものと考えている。つまり、現代の「通貨」である「コンピ

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加計学園が経営する獣医学部ー文科大臣による設置認可のストップを

著者: 澤藤統一郎

刑法学でも刑事司法実務でも、保護法益という概念が多用される。ある犯罪類型を作ることで、法が守ろうとしている価値ないし利益のことをいう。殺人罪の保護法益は人の生命。偽証罪の保護法益は、適正な国家の司法作用。では、賄賂罪の保

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あがれあがれ、もっとあがれ不支持率ーこの暴挙への怒りを持続させよう

著者: 澤藤統一郎 

6月18日。193通常国会終了の日である。 この国会で共謀罪法が成立し、アベ友学園・腹心の友学園の疑惑は晴れぬまま、会期は閉幕した。アベ政権は国民をなめきっている。「戦争法案であれだけ支持率を下げたものの、有権者の物忘れ

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『東北大学前総長の論文不正疑惑』について、第三者による真に公正な調査を速やかに行い、日本科学界の信頼を早急に回復することを強く要望します。」という署名活動がネット上で開始されました

著者: 大村泉

「日本学術会議会長およびJST理事長: 10年近くもの間 未解決の『東北大学前総長の論文不正疑惑』について、第三者による真に公正な調査を速やかに行い、日本科学界の信頼を早急に回復することを強く要望します。」という署名活動

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ポピュリズムとイデオロギー的同調性に依拠する安倍政権(下)

著者: 盛田常夫

憲法改正に隠された魂胆  すべての民族に自衛権があることは議論の余地がない。憲法9条があろうがなかろうが、すべての民族が保有する固有の権利としての自衛権が存在することに変わりはない。  日本が他国への戦争に加担することを

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フランス国会議員選挙  フランソワ・リュファン候補が当選  映画「メルシー・パトロン!」で市民運動に火をつけたジャーナリスト

著者: 村上良太

 今回のフランスの国会議員選挙で最も注目された選挙区がパリの北部にあるアミアンだった。なぜなら、この選挙区はマクロン大統領の故郷であり、空洞化が進むフランス工業都市の象徴でもあったからだ。そして、この選挙区でマクロン大統

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【支持率急落!】明日19日:共謀罪法廃止!安倍政権退陣!国会前行動へ

著者: 杉原浩司

予想通り、週末の世論調査で安倍内閣の支持率が急落しています。毎日と日テレでは不支持が支持を上回りました。 しかし、10ポイントの下落幅は少ないくらいです。ここからが勝負どころ。 国会が閉じられても、怒りを持続し、追及を加

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世界情勢の新たな局面(「チャイメリカ」)と日本の進路

著者: 合澤清

書評:『チャイメリカ―米中結託と日本の進路』矢吹 晋著(花伝社2012) 今日の世界の情勢は、米国と中国の二極を軸に動き始めているように思われる。一方は、軍事超大国ではあるが、新自由主義政策の失敗で「衰退著しい、長期低落

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テント日誌6月15日…今年もまた「立ち返る水無月の15日」 

著者: 経産省前テントひろば

経産省前テントひろば1807日後  原発推進通りで抗すること 6月12日(月) 7日の梅雨入り後に都心では雨がなく、咲き出した紫陽花も元気がない。座り込みや集会・デモなど雨は避けたいので昨夜のような時間帯に降ると助かる。

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ロンドンの高層公営住宅の火災に思うーこの事故は人災として救済されなければならない

著者: 澤藤統一郎

6月14日ロンドンの高層公営住宅の大規模火災。これが、格差社会がもたらした悲惨な事故として物議を醸している。 かつての英国は、「揺りかごから墓場まで」の福祉が充実した先進国とのイメージが強かった。しかし、サッチャリズムの

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