中国共産党第19回全国代表大会はどんなものになるだろうか

著者: 阿部治平

――八ヶ岳山麓から(216)―― 中国では毎年開かれる全国人民代表大会(全人代)が終わった。秋には中国共産党第19回全国大会が開かれ、最高幹部が大幅に改選される。全人代での報告と討論をみて、党大会はどのようなものになるか

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軍と性暴力の歴史的理解が必要:石原昌家「論壇」

著者: ピースフィロソフィー

沖縄戦の研究と戦争体験者への聞き取りを専門としてきた石原昌家氏による琉球新報「論壇」許可を得て紹介します。 琉球新報社提供 参考記事: 宮古島陸自配備に反対する女性市議発言への行き過ぎた批判はおかしい:乗松聡子(3月16

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太田昌国講演会報告集 「日本の左翼はなぜ影響力を失ったかー21世紀における左翼の可能性を探る」

著者: 後藤 元(ルネサンス研究所関西研究会)

太田昌国さんの講演会の報告集です。ご希望の方は下記にお申込みください。 「日本の左翼はなぜ影響力を失ったかー21世紀における左翼の可能性を探る」 ●目次: はじめに Ⅰ 新左翼はなぜ力を亡くしたか  太田昌国 Ⅱ 三人の

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入植地拡大を支援する日・イ投資協定― 研究者、ジャーナリスト、NGO関係者らが国会承認に反対

著者: 坂井定雄

日本政府とイスラエル政府は2月1日、「日本・イスラエル投資協定」に調印、安倍政権は今国会での承認・発効をしようとしている。それに対し、中東にかかわる研究者、ジャーナリスト、NGO関係者たちが強く反対し、衆参両院議長に問題

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マ・ティーダの獄中記「良心の囚人*―インセイン刑務所を通じての私の歩み」を読んで (5)

著者: 野上俊明

<試論的考察―マ・ティーダの生き方が示す四つの可能性> Ⅰ上座部仏教の可能性を拡げる  マ・ティーダは、ミャンマー人の道徳的な基礎となっている戒律遵守※の首尾一貫した生き方を発展させる複数の方向性を示唆しています。※最も

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「忖度」「口利き」「アッキード」「神風」「見えない力」「安倍晋三記念小学校」「名誉校長」「私人・公人」「何むきになっているんですか」。そして「恫喝」と「満額回答」。

著者: 澤藤統一郎

今年の流行語大賞は早くも決まりだ。「忖度」以外にないだろう。これに、「口利き」「アッキード」「神風」「見えない力」などが有力に競う。そして、「安倍晋三記念小学校」「瑞穂の國記念小学院名誉校長」「私人・公人」「何むきになっ

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宮古島市議に対する辞職勧告はおかしい:沖縄タイムス「論壇」

著者: ピースフィロソフィー

『沖縄タイムス』3月29日、高良沙哉氏による「論壇」を許可を得て転載します。               沖縄タイムス社提供   参考記事: 宮古島陸自配備に反対する女性市議発言への行き過ぎた批判はおかしい:乗

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「被爆者である私は、日本政府の姿勢に心が裂ける思いです。」

著者: 澤藤統一郎

世の中には、落ちついて耳を傾けると「なるほどそういうことだったのか。よく聞いてみて初めてわかった」と納得できることがある。しかし、その反対に、聞けば聞くほど「さっぱり分からん。やっぱりおかしい」と思うこともある。日本政府

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御用放送 NHKスペシャル 「避難指示“一斉解除”~福島でいま何が~」 に猛烈な怒りを感じ体が震えております

著者: 田中一郎

御用放送 NHKスペシャル 「避難指示“一斉解除”~福島でいま何が~」 に猛烈な怒りを感じ体が震えております。 原子力ムラ・放射線ムラ代理店政府=自民党・民進党とその補完勢力どもが福島第1原発事故後行った政策の最大の問題

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今こそ知ってほしいアラゴンの詩 - 4月から教員や学生となる方へ -

著者: 岩垂 弘

 4月は門出の季節だ。中には、4月から初めて教壇に立つ人や、初めて大学の門をくぐる人もいるだろう。私は、その人たちの新しい門出を祝って、フランスの詩人、ルイ・アラゴン(1897―1982年)の詩の一節を贈りたいと思う。こ

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マ・ティーダの獄中記「良心の囚人*―インセイン刑務所を通じての私の歩み」を読んで (4)

著者: 野上俊明

<上座部仏教に由来する道徳的世界観―近代的世界観との比較>  前近代社会における世界観では、存在(何があるか ザイン)と価値規範(いかにあるべきか ゾレン)の区別がなく、すべて(自然、社会)が人間の価値観念によって浸潤さ

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「平和の灯」が消されるまで  ―愛子さんの「怒りと悲しみと希望」―

著者: 半澤健市

 愛子内親王は 2017年3月22日に学習院女子中等科の卒業式に出席した。 400人の卒業生が一人ひとり名前を読み上げられ、愛子さんは「敬宮愛子(としのみや・あいこ)」と呼ばれて起立したという。 彼女が書いた卒業記念作文

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マ・ティーダの獄中記「良心の囚人*―インセイン刑務所を通じての私の歩み」を読んで (3)

著者: 野上俊明

<ヴィパッサナー瞑想による解脱をめざして>  正直私は上座部仏教の信者でもありませんし、瞑想の何たるかも実際感覚としてよく分かりません。したがってマ・ティーダの瞑想法実践の適否も判断できません。ただ結果からみて、仏法への

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翁長知事が予定する埋立承認「撤回」で止まる工事を止めたままにさせるために

著者: ピースフィロソフィー

翁長知事が3月25日に埋立承認「撤回」をする予定であるとの表明をしたことに注目する。 ここで、元裁判官の仲宗根勇氏がずっと訴えてきていることを強調したい。 埋立承認「撤回」と同時に、政府に行政不服審査法を乱用しての一時停

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4・10ルネサンス研究所定例研究会 ―安倍政権と日本会議――その思想基盤と戦後

著者: 菅孝行

日 時 : 2017年4月10日 月曜日18時開場 18時30分開始 場 所 : 専修大学(神保町)1号館 72教室 報告者: 島薗進さん(上智大学教授) テーマ:「安倍政権と日本会議――その思想基盤と戦後」 (島薗さん

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SJJA&WSJPO【西サハラ最新情報】203 陸上自衛隊、次のPKO任地お薦めは、安全な西サハラ

著者: 平田伊都子

2017年3月10日、安倍首相はアフリカ南スーダン国連PKO部隊に派遣していた陸上自衛隊を、5月までに撤退させると発表しました。 反対を押し切って戦場に送り出し、おっかないから帰ってこ?、、勝手だね!  それでも私たち庶

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風の神の心変わりー神風変じて逆風の冷たさ

著者: 澤藤統一郎

おや、ご存じなかったのですか。この秋津島瑞穂の國は、八百万の神々がしろしめす神域なのですよ。山川草木のすべてに神々が宿りたまい、天が下の森羅万象はことごとく神様の思し召し。ほら、思い出してください。何代か前の首相が、つい

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「~してございます」~霞が関と永田町の言語生活~森友問題を通じて 霞が関話法?

著者: 内野光子

森友学園問題の国会での質疑を聴いていると、政府や役人の答弁にまず腹が立ち、野党の質問の拙さにも苛立ってしまうことがある。テレビの前で座ってばかりいるので運動不足にもなり、精神衛生上もきわめて不健康な状況が続いている。 そ

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アベ自民「かご池」地獄(1):近畿財務局のこの「珍対応」不正が追及漏れです=財務省・国土交通省の役人たちへの追及が甘すぎる、「3年後に徴求される444円の賃料って、いったい何だ!?」

著者: 田中一郎

(最初にイベント情報その他です) ================================== 1.(3.27)申込 集会「放射能汚染防止法」制定に向けて FoE Japan(国会議事堂前駅) http://ww

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マ・ティーダの獄中記「良心の囚人*―インセイン刑務所を通じての私の歩み」を読んで (2)

著者: 野上俊明

<総選挙勝利と投獄>  1990年5月に実施された総選挙でNLDは圧勝しましたが(392/485議席)、軍事評議会SLORCは前言を翻して政権移譲を拒否、民主化勢力は徹底的に弾圧されて冬の時代に入ります。スーチー女史、テ

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