「方法論的転換」の意味―『江戸思想史講義』中国語版序

著者: 子安宣邦

「方法論的転換」の意味 『江戸思想史講義』中国語版の読者のために 私が思想史における「方法論的転換」を遂げたのは1980年代である。日本思想史を専門領域としてもった日本の若い研究者・学生にとって、戦後長く彼らの研究目標、

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(2)白土三平と花崎皋平~民衆運動とマルクス主義の関係を振り返る

著者: 武田明

第4権力の場について、「巨大メディア」に対抗する「情報と論理」の今日的関係とは何であるのかを一気に振り返る事は容易ではないだろう。 しかし、サザンオールスターズの言い分ではないが、その曲が、存在そのものが知られ、知名度を

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オーストラリア人元捕虜との交流会2015 2015年11月12日(木) 於 参議院議員会館

著者: 笹本妙子

この夏、日本では安保関連法が多くの批判と反対を押し切って成立しました。戦争をしないはずの国がいつ戦争に巻き込まれるかわからない状況になっています。戦争が起こると、私たちの身にどんなことがふりかかるのか、過去の歴史が教えて

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福島の小児甲状腺がん過剰発生は被曝による:国際的な疫学分野のトップジャーナル ”EPIDEMIOLOGY”に受け入れられた岡山大学の津田敏秀教授らの論文

著者: グローガー理恵

✰「福島の小児甲状腺がん多発の原因は被曝である」と明言された、岡山大学の津田敏秀氏、時信亜希子氏、山本英二氏、鈴木越治氏共著の論文”Thyroid Cancer Detection by Ultrasound

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青山森人の東チモールだより 第312号(2015年10月22日)

著者: 青山森人

<ようやく始まった前財務大臣と元保健副大臣の裁判> シャナナに庇護され続けるレミリア=ピレス前財務大臣  エミリア=ピレス前財務大臣が汚職疑惑を『テンポセマナル』紙によって大々的に報道されたのが2012年、彼女が大臣在任

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テント日誌10月23日(金) 経産省前テントひろば1504日

著者: 経産省前テントひろば

続く金曜官邸前抗議行動から  一時期からみれば数は少なくはなっている。それがどうした、ということだろうが、金曜官邸前抗議行動は続いている。よく知られるようになった茱萸坂(国会東リと)と正門前での2か所では集会が開かれ、安

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アサド‐プーチン会談:RT報道の和訳付き 難民たちが故国に戻れる日は来るのだろうか?

著者: 童子丸開

バルセロナの童子丸です。 欧州での難民問題は今から欧州諸国に大きな政治的・経済的・社会的混乱を引き起こすことが予想されます。 スペインにもこの11月に1万5千人ほどがやってくることになっていますが、現在のところ、反対運動

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テント日誌10月22日(木) 経産省前テントひろば1503日

著者: 経産省前テントひろば

お土産にみかんをいただいた 昼過ぎまで秋晴れの穏やかな天気で気持ちよく座っていられたが、 2時過ぎて太陽がビルのうしろに隠れて急に冷たい風が吹き薄ら寒くなった。 外務省周辺のけやきや銀杏が日に日に色づいて秋の深まりが感じ

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テント日誌10月21日(水) 経産省前テントひろば1502日

著者: 経産省前テントひろば

秋の夜長なんて言っておれないなぁ…  テント前で夕暮れの訪れがはやくなったなぁ、と話している間の季節はもう晩秋である。テレビで紅葉を見ると行ってみたいなぁ、とは思うもののこころはそこについて行かない。テントや国会の周辺だ

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異論なマルクス 価値形態論~神は細部に宿る

著者:  ブルマン!だよね

内田弘さんから、交流の広場での中野@貴州さん(以下中野さん)と私の宇野派の内輪的つぶやきの交換に対して、本格的な論考を寄せていただき感謝の念に堪えないこと、まずもってこのことを表明しておきたいです。 内田さんのご主張の基

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(103)

著者: 本間宗究(本間裕)

呻吟語に見る安倍首相の現状 中国の古典である「呻吟語」には、「6種類の宰相」が述べられており、この中で、「最も理想的な宰相」から、「最も避けるべき宰相」まで、ありありと描写されている。具体的には、「太陽」や「大地」のよう

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『資本論』のシンメトリーは並進対称である ― 中野@貴州さんの投稿を読んで ―

著者: 内田弘

中野@貴州さん 「ちきゅう座」への投稿を拝見しました。中野さんはそこで、内田弘は近著『《資本論》のシンメトリー』(社会評論社、2015年)で、「対称性、対称性」というけれども、『資本論』、あるいは資本主義は「非対称性」の

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1943年10月21日 安倍政権はこうした歴史を繰り返したいのか?

著者: uchitomi makoto

1943年10月21日 安倍政権はこうした歴史を繰り返したいのか? 学徒出陣 昭和18年10月21日、東京・明治神宮外苑競技場において文部省学校報国団本部主催­の出陣学徒壮行会が催された。いわゆる学徒出陣である。壮行会に

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イスラム過激派を顕在化したアルカイダとタリバン

著者: 伊藤力司

イスラム断章(4) アルカイダのアルはアラビア語の定冠詞、カイダは基地、基盤、座、雲といった意味の名詞である。タリバンもアラビア語で、学生を意味するタリブの複数形である。もちろん世界中で知られているアルカイダとは、アフガ

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