inukoroおやじの執筆一覧

デカ顔で汗かきのうるさいメタボおやじ

戦争に呑み込まれた小さな島・似島 -日清戦争、日露戦争、日中戦争、そして原爆-

著者: 岩垂 弘

 広島湾に浮かぶ小さな島は、まるで日本の近現代史を背負った島のように思われた。その小さな島とは、広島市南区の似島(にのしま)である。1894年(明治27年)から1945年(昭和20年)まで半世紀にわたる日本の歴史は、日清

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アホノミクスと「あんぽんたん」法制が国を滅ぼす

著者: 盛田常夫

日本社会の特殊性 公共インフラや社会保障の拡充を図ろうとすれば、必然的に国家財政の規模が膨らむ。ヨーロッパのほとんどの国では、国家財政の規模はGDPの5割前後で、フランスや北欧諸国のそれは50%を超える。単純化して言えば

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(97)

著者: 本間宗究(本間裕)

ノーを言い始めた日本人!? 今回の「東芝による粉飾決算騒動」には、たいへん驚かされたが、この事件を熟慮すると、いろいろなことが見えてくるようにも感じている。具体的には、「社長に対して、ノーと言えない役員たちの姿」であり、

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安倍晋三の歴史認識 ―積極的平和主義という名の対米隷従―

著者: 半澤健市

 本稿は、2015年8月14日に閣議決定を経て安倍自身が発表した戦後七〇年談話から情緒的な枝葉を切り取り、その核心である安倍の歴史認識を読みとる試みである。 談話は次の構成をとっている。 1.世界の帝国主義時代と不戦への

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中国大陸との国交正常化  ―あらためて考える「歴史問題」 4 (最終回)

著者: 田畑光永

 このシリーズの途中で8月14日に安倍首相の「終戦70周年談話」が出された。しかし、予想通り「歴史問題」にきっちりけじめをつけるような談話とはならず、15日の番外篇で指摘したように、適当に言葉をつぎはぎしながら、なるべく

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賢しさの限りを尽くした安倍談話 ―あらためて考える「歴史問題」番外

著者: 田畑光永

 敗戦70年の安倍談話が発表された。ひと言でいって、いかにもこの人らしい談話である。予想される批判に対して言いぬけ用の布石を配して、どうだ文句はないだろうと胸をはっているのだが、それがかえって本人の心底を浮き彫りにしてし

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戦後の激流に流された「掟破り」 ―あらためて考える「歴史問題」 3

著者: 田畑光永

 中国、朝鮮、日本の共存体制というアジアの掟を破った日本の20世紀前半の行動は、ポツダム宣言受諾からサンフランシスコ講和条約調印という国際外交の世界では、特にその非道義性を問題にされることはなく、一般的な戦争処理の形を踏

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(96)

著者: 本間宗究(本間裕)

安保法案の強行採決 7月15日に、「安保法案」が強行採決されたが、この事実は、今後の日本に、大きな影響を与えるものと考えている。具体的には、「日本人の覚醒」に関して、大きなキッカケとなる可能性であり、この点については、今

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青山森人の東チモールだより 第308号(2015年8月11日)

著者: 青山森人

「マウベレ革命評議会」のマウク=モルク議長、死亡 マウク=モルク氏と合同部隊の銃撃戦  1980年代の東チモール解放組織内部における覇権争いの敗北を引きずったマウク=モルク氏が、覇権争いに勝ったシャナナ=グズマン氏が解放

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連合国の対日処理と「掟破り」 ―あらためて考える「歴史問題」 2

著者: 田畑光永

 前回では日中韓の「歴史問題」が、なぜ戦後70年に至っても歴史に送り込まれずに、現実の政治課題であり続けるのかについて考えた。極東アジアでは古来、中国大陸、朝鮮半島、日本列島は中華を中心とする冊封朝貢関係・華夷秩序のもと

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「安保法案反対」の声渦巻く -被爆70年の8・6広島を歩く-

著者: 岩垂 弘

 8月6日は、人類史上初めての核爆弾が米軍機から広島市に投下されてから70年。この日を中心に広島では原爆に生命を奪われた人たちに対する慰霊の行事や、核兵器廃絶を求める集会が繰り広げられた。「被爆70年」という節目の年に当

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日経FTは第二の野村リーマンか  ―カルチュアギャップの行方―

著者: 半澤健市

 『日本経済新聞』が英日刊経済紙『フィナンシャル・タイムズ』(FT)を買収したという。極私的感想を述べたい。 《タテのものをヨコにする邦銀と日経》  1974年のことである。三人の信託銀行員が「ウォール街40」というビル

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根源は歴史の「掟破り」  ―あらためて考える「歴史問題」 1

著者: 田畑光永

 八月は歴史の季節である。太平洋戦争が終わったのがたまたま八月だったからであるが、国民が歴史を振り返る季節が毎年あるのは悪いことではない。ただ、それが歴史を振り返る結果、他国の今を批判するところまで行くと、歴史が今の問題

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燃えるアメリカ -アメリカ大統領選挙戦とカリフォルニア山火事-

著者: 平田伊都子

2015年8月4日のアメリカは燃えています。 本当に火事なんです。 7月17日に火が点いたカリフォルニアの山火事は、57,000ヘクタールをなめつづけて、、まだまだ鎮火する兆しはありません。 70年前にアメリカが原爆を落

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“最後の決戦”に勝てるか -戦後70年、敗れ続けた日本の平和運動-

著者: 岩垂 弘

 参院で審議中の安保法案を「違憲」として、その廃案を求める運動が高まりをみせている。いまのところ、安保法案の行方は定かでないが、もし、成立するようなことがあれは、戦後、一貫して日本国憲法(平和憲法)をとりでとして闘ってき

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SJJA&WSJPOの最新情報126 オバマ、リビア、AU、ラストコロニー

著者: 平田伊都子

AU本部のオバマ 「尊厳、これが民族や出身地を越えた全人類の基軸で、一番崇高なものだ。ここアフリカでは奴隷制度と植民地主義が尊厳を踏みにじってきた。我々は非尊厳と従属を望まない。我々は我々自身が選択して我々自身の未来を決

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マンション生活で知り得た社会問題を考える -(10)「管理会社マンション」の横暴を誰が止めるのか

著者: 羽田真一

 昨年12月20日から今年3月7日にわたって、上記テーマで9編の報告を本サイトに投稿し掲載された。そこには本テーマは小さいけれど大きな社会問題と通底する基本の事象が含まれると思い、できるだけ多くの関心ある人々に知って考え

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(95)

著者: 本間宗究(本間裕)

ギリシャのデフォルト(債務不履行) 6月30日に、ギリシャが、実質上の「デフォルト(債務不履行)」に陥り、また、7月5日の「国民投票」においても、「ギリシャ国民は、EUからの提案を拒否する」という結果となった。そして、こ

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最大最高の後方支援は在日米軍基地 ―参院は戦後民主主義の真の検証を―

著者: 半澤健市

《援蒋ルートは後方支援だった》  衆議院で強行採決された「軍事法案」の審議は7月27日から参議院に移った。 突然ながら、読者は「援蒋ルート」をご記憶であろうか。「大東亜戦争」はABCD包囲陣が原因だとよくいわれる。それは

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青山森人の東チモールだより 第307号(2015年7月28日)

著者: 青山森人

元教育大臣、7年の禁錮刑と50万ドルの賠償金 合同部隊の捜索は続く  警察と軍で構成される合同部隊によるマウク=モルク氏とその非合法組織「マウベレ革命評議会」幹部らの捜索作戦が展開されるなか、7月3日、一名の民間人が合同

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