評論・紹介・意見の執筆一覧

Global Headlines:戦争は地球環境への最悪の負荷

著者: 野上俊明

<はじめに> ウクライナ戦争とガザ戦争は、地域紛争の枠を超えてユーラシア大陸東西にわたる地政学的な緊張を高めたという意味で、2024年の重大な政治トピックであり続けた。しかし戦争のもたらす被害は、人的物的な直接的な損耗に

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(493)

著者: 本間宗究(本間裕)

2024.11.11 トランプ元大統領の再選 2024年の米国大統領選挙は、「トランプ元大統領の再選」という結果に終わったが、「これから、どのような変化が訪れるのか?」を考えると、たいへん厳しい情勢も想定されるようである

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石田隆至「西欧的近代化の限界とグローバルサウスの創新」:Chinadaily.com 英語論考の日本語版 Ishida Ryuji: The decline of the Western model and the rise of the Global South 石田隆至:西方式现代化已走到尽头,“全球南方”开拓全新道路

著者: 「ピース・フィロソフィー」

上海交通大学人文学院副研究員の石田隆至さんによる、Chinadaily.com に12月10日付で出た英語の論考は日本を含む「グローバルノース」「西側」の人々にとって必読ではないかと思い、日本語版を提供してもらいました。

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MBS毎日放送ドキュメンタリー「ミサイル弾薬庫がやってくる」!

著者: 小西誠

「島々シンポジウム」の小西です。 大阪のMBS毎日放送が素晴らしいミサイル弾薬庫問題のドキュメンタリー(亘佐和子ディレクター)を創りました。南西シフト下で現在、全国で大増設が始まっているミサイル等弾薬庫の建設を阻むた&g

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【文例あり】経済安保・秘密保護法の運用基準案にパブコメを!(27日まで、あと3日)

著者: 杉原浩司

「重要経済安保情報保護法」(経済安保・秘密保護法)の運用基準などのパブリックコメントが、【12月27日まで】行われています。残りの期間が【あと3日】ほどに迫りましたので、改めて呼びかけます。廃止を求めつつ、運用における悪

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青山森人の東チモールだより…二重職場の禁止は人権侵害

著者: 青山森人

今年の雨季はまるで梅雨 11月末から始まった曇り時々雨(ときには雨時々曇り)を基本とする天候がいまもなお続いています。もう約一ヶ月もこのような天候が続いているということは、東チモールの今雨季はもはや南国らしい風情が失われ

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大嘗祭違憲訴訟の東京高裁での陳述書が掲載されました

著者: 内野光子

 11月12日、大嘗祭違憲訴訟の控訴審、東京高裁に提出した私の陳述書が「即位・大嘗祭違憲訴訟の会NEWS」24号に掲載されました。この陳述の概略については、以下の当ブログ記事に書きましたが、今回は、提出した陳述書全文が収

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「爆撃」をテーマに 済州島での12.13南京大虐殺追悼集会 Nanjing Massacre Memorial at Altteureu Airfield, Jeju Island, Korea, themed “Bombing”

著者: 「ピース・フィロソフィー」

このブログで何度も紹介してきたが、済州島では2014年以来毎年12月13日に、旧日本海軍のアルドゥル飛行場の格納庫跡で南京大虐殺追悼集会が開かれている。1937年、ここを起点に南京への無差別爆撃が行われた。 案内によると

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(492)

著者: 本間宗究(本間裕)

2024.11.4 紙のゴールドとシルバー 最近の貴金属価格上昇に伴い、「紙(ペーパー)の金(ゴールド)や銀(シルバ-)」などの表現が頻繁に見受けられるようになったが、この点には、「金融システム」に対する人々の理解が進ん

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 21世紀ノーベル文学賞作品を読む(5-中)

著者: 横田 喬

 ハン・ガンの『少年が来る』  ――歴史的なトラウマと対峙し、人間の生命の儚さを描く(1章 「幼い鳥」の続き)  私たちが道庁の庭に引っ張り出されていったのは夜が明けたころ。後ろ手に縛られたまま庭の縁に一列に膝をついて座

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「ノーベル賞に沸く日本、抜け落ちた視点」:『朝鮮新報』から転載 The Nobel Peace Prize for the A-bomb Victims and the U.S. Impunity

著者: 「ピース・フィロソフィー」

 日本被団協のノーベル平和賞授賞は、長年の被爆者の核兵器をなくすための運動が評価された結果で、意義深いことです。この授賞の知らせを受け、思うことを書いた記事が『朝鮮新報』10月30日号に掲載されました(URLは、http

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(491)

著者: 本間宗究(本間裕)

2024.10.30 アベノミクスの後始末 10月7日に実施された「日本の衆議院選挙」における「与党自民党の大敗」については、「アベノミクスの後始末」が始まったことを象徴する出来事だったようにも感じているが、その理由とし

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Global Headlines:トランプの再登場とウクライナ戦争

著者: 野上俊明

<はじめに>  シリアのアサド政権の崩壊は、ウクライナ戦争にほとんどの戦争資源をつぎ込んで、シリアの面倒を見切れなくなったロシアの窮状を表しているようです。ルーブル価値の暴落とインフレの悪化、さらなる金融制裁は、プーチン

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21世紀ノーベル文学賞作品を読む(5―上)歳末特別編

著者: 横田 喬

      ハン・ガンの『少年が来る』――深い悲しみに共感する感性  今年2024年度のノーベル文学賞に隣の韓国の女性作家ハン・ガンさん(54)が選ばれた。授賞理由は「歴史的なトラウマと対峙し、人間の生命の儚さを露呈させ

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青山森人の東チモールだより…「11月28日」そして「12月7日」

著者: 青山森人

雲の出所が違う 今年もまた本格的な雨季の到来となりました。 東チモールの雨は、もちろん例外はありますが、大半は夕方4時以降に降り始めます。そして降水時間は2~3時間が目安です。したがって徒歩で町中に出る者としては行動計画

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相手が互いに悪ものに見える間柄 ――八ヶ岳山麓から(498)――

著者: 阿部治平

中国の対日印象、急速に悪化  日本の民間非営利団体「言論NPO」と中国国際伝播集団は、12月2日両国で実施した共同世論調査の結果を発表した。この調査は20回目。10~11月、日本側が全国で1千人、中国側が北京や上海など1

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防衛省・自衛隊は、長射程「敵基地攻撃能力」ミサイルの新島発射試験を中止し、小笠原・南鳥島の実弾演習場化をやめよ!

著者: 小西誠

「島々シンポジウム」事務局の小西誠です。 *昨日12/6、防衛省は、東京都新島で、「敵基地攻撃能力」を有する長射程の12式地対艦ミサイルの試射を行ったことを発表した。  驚くことにこの試射は、下記に見るように10月から1

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「ルネサンス」-「宗教改革」-「マキアヴェッリ」(4)

著者: 合澤 清

都市の貧困に輪をかけた地方(農村)の貧しさ 歴史家が挙げるこの時代の特徴は、それまでの中世封建制社会(地方領主が中心になってその周辺に家臣団をまとめた群雄割拠の社会構成)が崩壊し、絶対主義(中央集権的に君主の至上権のもと

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(490)

著者: 本間宗究(本間裕)

タダほど高いモノはない 今回の「日本の衆議院選挙」については、「政治家のばらまき予算」と「無償化を喜ぶ日本人」の存在が目立った状況のようにも感じられるが、このような状況下で思い出されたのが、「タダほど高いモノはない」とい

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