評論・紹介・意見の執筆一覧

自治会の法人化って、そのメリットは、デメリットは~自治の力を弱めないか

著者: 内野光子

7月の初旬に、当自治会の臨時総会が開かれた。議題というのは、自治会の法人化であった。今年の4月の定例総会で、出ていた話であったが、「法人化」についての資料が届いたのは6月中旬で、説明会もないままの臨時総会での議決だった。

本文を読む

自治会等からの消防団への寄付は、違法性が問われ、廃止の方向へ~迷走する佐倉市の対応に驚く~

著者: 内野光子

 九州、福岡での水害では、懸命の救出作業が進む中、多くの犠牲者が出ている。災害時における自衛隊や消防団員の活動には感謝したい。今回は、消防団員の犠牲者も伝えられている。 その一方で、地域の自治会や町内会からの消防団への寄

本文を読む

公明党の加憲「三項」、安倍首相の「三項」、そして共産党の閣外協力

著者: 堀利和

 昨日、「市民連合 緊急シンポジウム STOP安倍政治・改憲を許さない市民集会」に参加しました。そこでテーマになった憲法第9条の「三項」の問題です。  私にとっては話が不完全燃焼でした。私の見解は以下の通りです。  公明

本文を読む

「JEFTA(日EU・EPA)は政治的合意そのもの-獣医学部で畜産振興のふりをしつつ、JEFTAで酪農を痛めつけている大矛盾ー」

著者: しのはら事務所

篠原 孝 メールマガジン509号 「JEFTA(日EU・EPA)は政治的合意そのもの -獣医学部で畜産振興のふりをしつつ、JEFTAで酪農を痛めつけている大矛盾-」 17.07.12 ==================

本文を読む

菅野完「日本会議の研究」 ― 68世代としての読み方 ―

著者: 野上俊明

 本書は刊行からすでに一年を経過しており、世評も定まっておりいまさら書評でもないでしょうから、世代的回顧の視点から若干の論評を試みることにします。  著者は本書を挙げて安倍内閣の憲法改正に収斂するウルトラ・ナショナリズム

本文を読む

本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(161)

著者: 本間宗究(本間裕)

カサンドラの予言 ギリシャ神話に「カサンドラの予言」という話がある。「アポロンに愛されたカサンドラが、アポロンの恋人になる代わりに予言能力を授かったが、予言の力を授かった瞬間、アポロンの愛が冷めて自分を捨て去ってゆく未来

本文を読む

安倍改憲策動に抗する日本民主法律家協会第56回定時総会

著者: 澤藤統一郎

本日、日本民主法律家協会の第56回定時総会。毎年総会議案書を読むたびに、日本国憲法が常に危機の事態にあることを痛感させられる。 考えてみれば、途中にやや途切れはあったにせよ、1955年以来の長期保守政権である。日本国憲法

本文を読む

心しよう。小池百合子は日本国憲法に敵意をもった、危険な改憲論者である。

著者: 澤藤統一郎

七夕である。盧溝橋事件から80周年でもある。風流にひたる時間も、歴史をかえりみる余裕もない。都議選勝ちすぎの、小池百合子と都民ファーストの会批判を続けねばならない。 小池百合子が思想的に右翼であり、改憲論者であって、核武

本文を読む

「ゾルゲ・尾崎事件」像の転換ー孫崎享著『日米開戦へのスパイ』(祥伝社、2017年)を読むー

著者: 内田弘

 渡部富哉さんの本稿筆者へのメールや「ちきゅう座」での薦めで、孫崎享氏の近著『日米開戦へのスパイ―東條英機とゾルゲ事件―』(祥伝社、2017年)を読んだ。 [スリリングな好著]  本書は、まるでサスペンス映画を観ているよ

本文を読む

都民ファーストの会に吹く風を止めよう。そして…。

著者: 澤藤統一郎

私は、常識的に、政治状況を保守対革新の図式で見ている。硬直したものの見方だとの批判もあろうが、無原則よりはよほどマシだろう。保守と革新を分けるメルクマールは、私の場合なによりも憲法理念への親和性である。人権・平和・民主主

本文を読む

7月7日、盧溝橋事件80周年を記憶する Remembering July 7, 1937 — Marco Polo Bridge Incident and Japan’s War Against China

著者: ピースフィロソフィー

7月7日。「七夕の日」であること以外には日本人の頭をスルーしてしまう日なのかもしれない。今年のその日は、日本の中国への侵略戦争が全面戦争かするきっかけとなった「盧溝橋事件」の80周年です。この日を記憶し、もう二度と戦争は

本文を読む

小池都知事に問います。あなたは「関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典」への追悼文奉呈を辞めるつもりではないでしようね。

著者: 澤藤統一郎

両国駅にほど近い墨田区横網に、横網町公園がある。関東大震災(1922年)の頃は陸軍被服廠跡地として空き地であったが、震災に伴う火災でここに避難した3万8000人が焼け死んだ傷ましい大災害の現場として記憶されている。 今は

本文を読む

アフガニスタン 2001年以来最悪の危機に(下) - 国家破綻を救う、周辺諸国と米、ロの協調ができるか

著者: 坂井定雄

 たびたび本欄でも紹介しているパキスタンの国際的ジャーナリスト、アハメド・ラシッドは、1978年に王族出身のアフガン政権が、若い左翼民族主義勢力のクーデターで打倒され、翌79年末には後継の親ソ連政権を支援するためソ連軍が

本文を読む

もしや都民ファーストの会は、国民主権を「傲慢な思想」ととらえてはいないか。

著者: 澤藤統一郎

都民ファーストの会なる地方政党が、都議会で55議席を獲得して、第一党に躍り出た。アベ一強政治の禍々しさに嫌気をさした都民の気分を受けとめ、アベ離れ票の受け皿になることに成功したこの組織。実は正体不明のままである。本当に、

本文を読む

脅される内部告発者(6/30 朝日新聞):公益通報(内部告発)は行政やビジネスを改善するには貴重な情報だ、でも現状の「公益通報者保護制度」では、この主旨は活かされず、むしろ逆効果である

著者: 田中一郎

下記サイトは、このほど朝日新聞(2017.6.30)に掲載されました「脅される内部告発者」という、タイムリーで事の本質を鋭く指摘するいい記事です。この内部告発(公益通報)の問題については、先般、「加計学園問題」をめぐり文

本文を読む

空気を醸成するメディアの選挙報道  フランスと日本

著者: 村上良太

 今年、フランスの大統領選挙や国会議員選挙を観戦して感じたのはフランスのマスメディアでも選挙運動期間におびただしい当落の予測が出され、選挙の結果が多少なりとも影響されているのではないか、という印象を受けたことだった。その

本文を読む

「共謀罪」法の強行採決を決して忘れない  - 「声なき声の会」が6・15集会 -

著者: 岩垂 弘

 安倍政権が参院本会議で異例の強行手段により成立させた「共謀罪」法が7月11日から施行されるのを前に、同法が成立した6月15日に東京であったささやかな集まりで話し合われたことを紹介しておきたい。それは、反戦市民グループ「

本文を読む

本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(160)

著者: 本間宗究(本間裕)

10年遅れの金融大混乱 今回、「バーナンキ前FRB議長の演説」を読んで感じたことは、「この10年間に、どのような意味が存在したのか?」という点だった。つまり、「2007年7月」に発生した「サブプライム問題」を見た時に、「

本文を読む