8月30日『週刊金曜日』の特集「ネットとデマと大震災 関東大震災虐殺事件から90年 」は、日本人が学び、語り継がなければいけない歴史を正面から扱った圧巻の特集である。ぜひ読んでほしい。特に、「いま甦った歴史の真実 作
本文を読む評論・紹介・意見の執筆一覧
評論 非戦の条件
著者: 宮内広利かつての大東亜戦争が、なぜ、あのようにナショナリズムを高揚させ、あたかも破滅への道筋をまっしぐらに進むかのように国民を駆り立てたのであろうかと考えるとき、現在のわたしたちなら、かつてのソ連邦や現在の北朝鮮など社会主義を
本文を読む原発問題3冊の書評
著者: ootomi akira================================== 電気代一時不払いタイムス The TEPCO Unpaid Times 2013年9月10日号 転送/転載/拡散歓迎 ================
本文を読む私のメデイア時評 ―「書かないこと」と「書くこと」―
著者: 半澤健市《品川正治氏の死亡記事の意味》 元日本火災海上保険社長で経済同友会終身幹事の品川正治氏が8月29日に89歳で亡くなった。氏は財界人としては珍しく護憲と反戦を公然と訴えていた。武器輸出三原則の緩和にも反対であった。新自由主
本文を読む評論 柳田國男と転向
著者: 宮内広利柳田國男の民俗学は、山人や漂白民に対する関心からはじまったとされているが、彼が山の生活に興味をもちはじめたのは、法制局の参事官になり犯罪の特赦に関する事務を担当していた頃、のちに『山の生活』の中で知られている事件に遭遇
本文を読む同胞団弾圧に軍事裁判も動員
著者: 坂井定雄―クーデター後のエジプト(7) クーデターで打倒されたモルシ政権の与党ムスリム同胞団と支持者への、エジプト軍と治安警察、暫定政権の徹底的な弾圧が続いている。非常事態下の軍事法廷は3日、スエズ市でのデモ・座り込みを8月1
本文を読む本間宗究の「ちきゅうブッタ斬り」(49)
著者: 本間宗究ナチスの金塊 日本では、麻生副総理の発言により「ナチス憲法」が話題になっているが、今回、驚かされたことは、「イギリス」においても「ナチスの金塊」が、大きな物議を醸しているということである。具体的には、今年の「7月1日」に
本文を読む「平和の鐘、一振り」が約60カ所に 長崎原爆の惨禍を忘れまい
著者: 岩垂 弘今夏も「長崎原爆の日」の8月9日、原爆が破裂した午前11時2分に全国各地の寺や神社、教会で、「長崎を最後の核兵器使用の地とし、これからは核のな い世界を築こう」との祈りを込めた鐘が鳴り渡った。長崎出身の作家、鶴文乃さん
本文を読む歴史に学ぶ
著者: 藤澤豊何かしようとするとき過去の事実をベースとして考えるのが当たり前のこととされてきた。前例のないことをしようとするとき、するために必要な能力があるかどうかを判断するにも、人や組織が今まで何をしてきたかという経歴(過去)を見て
本文を読む傲慢と愚鈍3
著者: 大野 和美日本国の元総理大臣で現在は財務大臣を務める有数の政治家麻生氏の講演?が先月初めに問題になった。文章化されたものを読む限りでは、話の趣旨が必ずしも明瞭ではなく、全体を理解するのは困難だ。細切れにした個々の文章は明瞭だが、無
本文を読む青山森人の東チモールだより第247号(2013年9月3日)~ 国づくりにおいてきぼりを喰う人たち
著者: 青山森人独立国家の管理を拒否する集団 インドネシアによる東チモール統合を承認してきたオーストラリアが、東チモール帰属問題を解決するめの住民投票を実施することを支持する声明を発表した1999年、1975年にインドネシア軍の侵略をう
本文を読む2013.09.03 リーマンショックから5年 ―世界の銀行株はどこにいるのか―
著者: 半澤健市リーマンショツクから5年が経つ。 あの時私は大恐慌の再来だと思った。もうみんな忘れている。最近、米日刊紙『インターナショナル・ヘラルド・トリビューン』(『ニューヨーク・タイムズ』国際版、2013年8月31日~9月1日版)
本文を読むひびわれを埋める仕事
著者: 木村洋平世の中にはたくさんの仕事がある、それらは必要なことの領域を覆い尽くそうとしている。とりわけ、資本主義の力によって、お金になる=ビジネスとして成立する、という仕方で、持続可能なようになされる。 ところが、これは誰でもそう感
本文を読む評論 静かな戦争批判
著者: 宮内広利柳田國男は遠い先祖の霊を繋ぐには水と米が絆だったという。だから若水迎えに該当する儀式が魂祭りに付随していた。彼はそれを先祖の霊と呼び、その霊は稲作の霊と深く結びついていた。ひとは亡くなってから33年目、あるいは50年目
本文を読む情報処理が進化して
著者: 藤澤 豊コンピュータのハードウェアが加速的に強力に、安価になったことが全てを変える基盤を提供してきた。これからも今まで以上の速度で従来の常識では想像もつかなかった分野まで変えてゆくだろう。強力なハードウェアのお陰で、従来の日常業
本文を読む札幌便り(10)
著者: 木村洋平北海道の七夕は8月7日にやってくる。もっとも、函館は例外で7月7日らしい。商業施設のなかでは笹が飾られて、誰でも短冊をかけられる。子供は思い思いのことを書く。 プリキュアになれますように星祭り 「プリキュア」は日曜日
本文を読む貧困大国へまっしぐらの米国
著者: 岡田幹治月例世界経済管見 9 ◆株価は上がったが 世界の投資家の関心が、9月17、18日に開かれる米連邦準備制度理事会(FRB)の会議(公開市場委員会)に注がれている。金融の量的緩和の第3弾(QE3)を今後どう縮小していくか協議
本文を読む書評 「魚群記―目取真俊短篇小説選集1」
著者: 阿部浪子第1巻の本書には、著者の目取真俊氏が20歳代に発表した8編が収録されている。著者の郷里沖縄を舞台にした全短編からは、擬人法、比喩法が注目された。単なる修辞ではない。これら技法をとおして、著者のモティーフが読みとれる。目
本文を読む心が彼岸にわたるとき
著者: 鎌倉矩子― 平成おうなつれづれ草(4)― 8月13日。旧盆の入りの日。夕暮れに、門口にひとりしゃがみこんで樺を焚いた。樺は火がつきにくいのに、ひとたび点火すれば黒い煙がもうもうと上がる。 この煙を見て父と母は本当に帰ってくるのだ
本文を読むしない方がいい苦労
著者: 藤澤 豊若い頃の苦労は「買ってでもしろ」と言うが、そう単純じゃないんじゃないかと思っている。苦労にも色々あって、少なくともした方がいい苦労と、できればしない方がいい苦労の二つはあると思う。将来一角の社会人に成長してゆくにはどうし
本文を読む廃炉に係る料金・会計制度に関するパブコメ(エネ庁)募集、締切り9/9(月)
著者: chiba「原子力発電所の廃炉に係る料金・会計制度の検証結果と対応策(案)」に 対する意見募集について http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL
本文を読む米国の「中立姿勢」の背景を解明 矢吹晋著「尖閣衝突は沖縄返還に始まる」
著者: 岡田 充日本政府による尖閣諸島(中国名;釣魚島)3島の国有化(2013年9月11日)から間もなく1年。尖閣周辺海域では、連日のように中国公船が接近し巡視船と並走ゲームを演じている。まるでお船の運動会。日中双方で新政権が誕生し、関
本文を読む評論 大東亜戦争の思想
著者: 宮内広利明治以降、わが国が歴史観において普遍主義(インターナショナリズム)とナショナリズムのいりくんだ関係を突きつけられたのは、後から出発した近代国家の宿命のようなものであった。この関係はある場合には開化と攘夷、左翼と右翼、都
本文を読む会社人から社会人へ
著者: 藤澤 豊随分昔のことになるが、学校を卒業してある機械メーカに就職した。これを巷の言い方で言えば、一人前には程遠いが、晴れて“一社会人になった”ということになるのだろう。一従業員として先輩諸氏から色々ご指導を頂戴し、社会人としての
本文を読む「終戦記念」報道への違和感 ―「感傷と詠嘆」では立ち向かえない時代に ―
著者: 半澤健市今年も8月15日の前後に「終戦記念」番組と記事がテレビと新聞に現れた。その多くは、真面目な意図でつくられていると感ずる。私はそれを観たり読んだりして失望し、落胆し、落涙した。何という愚かな作戦であったのか。何というブザ
本文を読む安保の悪夢と九条の悪夢
著者: 岩田昌征昨夜、近未来の悪夢を二つ見た。 一つは、日本国防軍が友軍の米軍と共に南米でブラジル(?)軍とその同盟国軍とに対して戦闘している夢である。世界第6位の経済大国・地域大国に成長したブラジル(BRICsの中で唯一原爆を持たない
本文を読む尖閣の「偶然」再考―安倍総理!「匹夫の勇」は捨てよ
著者: 田畑光永暴論珍説メモ(127) 私は7月21日の本ブログに「安倍総理!『尖閣は日本領』は偶然の結果なのですぞ」という一文を書いた。そこで私は、第二次大戦後、尖閣諸島が国際的にどう扱われてきたかをたどり、結局、同諸島は1972年
本文を読む本間宗究の「ちきゅうブッタ斬り」(48)
著者: 本間宗究加速する「金融のメルトダウン」 現在では、以前に言われた「金融のメルトダウン」という言葉が忘れ去られるとともに、「異次元の金融緩和」や「量的緩和の縮小」などに、人々の関心が集まっているようだ。つまり、「金融危機」の本質が
本文を読む傲慢と愚鈍 2
著者: 大野 和美このテーマだと材料がいくらでも転がっていてきりがない。現役閣僚・国会議員の靖国参拝とその理由づけもその一つ。そもそも、靖国神社そのものがうさんくさい存在で、天神様のような由来がない。明治維新政府が「官軍」として死んだ兵士
本文を読む2013ドイツ旅日誌(その5)
著者: 合澤 清1.バンベルク、イエナ、エアフルトを駆け足で旅行 そろそろ我々のドイツ滞在も終盤に近付いてきた。毎年訪れているBamberg、Jena、Erfurtを駆け足で回ってきた。Bambergは、趣のある石橋を渡って入る旧市街地
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