◆生態系への影響 ネオニコ系農薬は「上」で述べたような特徴・毒性をもつから、生態系にもヒトの健康にも深刻な影響を与える。まず生態系への影響をみてみよう。代表的なものが、蜂蜜の生産や農作物の授粉に欠かせないミツバチへの影響
本文を読む評論・紹介・意見の執筆一覧
労働者ラップとチトー大統領
著者: 岩田昌征ラザル・リストフスキというセルビアでは有名な俳優がいる。彼の監督第2作「白いライオン達」が2011年4月にベオグラードで公開され、かなり注目を集めた。 「ちきゅう座」4月8日に「チトー大統領=神様」で紹介したチャチャク製
本文を読むネオニコチノイド系農薬とは何か(上) -使い勝手がよい半面、毒性が強い新農薬-
著者: 岡田幹治「ネオニコチノイド系農薬」(以下ネオニコ系と略す)と呼ばれる新世代の農薬をめぐって、世界で論争が続いている。今年1月には、欧州連合(EU)の欧州委員会が3種類のネオニコ系農薬について「ミツバチを引きつける作物への使用を2
本文を読む都会の小さな公園 出会いとふれあいの人間模様
著者: 栗木黛子我家から200mほどでしょうか、区立の小さな小さな公園があります。この公園で2年ほど前から花の世話をしています。季節によりますが、週に何回か通っています。 小さな公園ながら、地域の様々な人々が利用しています。タクシーの運
本文を読む脱原発を思うなら
著者: 藤澤豊もう10年以上も前なるが、かつて日本を代表するブランドだった(と信じこまされてきた?)乳業メーカ-が、経営の怠慢から不祥事が続き、偽装ブランドのようなかたちででしか存続しえなくなった。消費者の不買行動がなければ、ほとぼり
本文を読む愛国心教育
著者: 藤澤 豊古今東西、隣国同士の関係は、常態的に緊張したものだったろう。お互いに相手国を尊重し友好な関係だったときもあったろうが、諍いの絶えないときの方が圧倒的に長かったはずだ。紛争がなく平和な時代であっても、一方が支配する側で、他
本文を読む離島領土
著者: 藤澤豊突然、隣国から離島の領有権を主張され、この数十年、特別、何も考えてこなかった離島の領有権を市井の人までが話題にしだし、なかには立派な歴史観?に基づいた政治主張をされる方々まで現れた。昼食時に報道番組と呼ぶには軽すぎるテレ
本文を読む青山森人の東チモールだより 第232号(2013年4月7日)
著者: 青山森人シャナナ首相は汚職疑惑にまみれる政府をどう運営するのか 蜂蜜売りの老人と少女 去年までほぼ毎日見かけていた蜂蜜売りの老人と少女の二人の姿を見なくなりました。老人は、女の子のお祖父さんでしょうか、白い口鬚が似合い、肌つや
本文を読むチトー大統領=神様、医者=お金
著者: 岩田昌征『ポリティカ』紙(セルビア共和国ベオグラード発行の日刊紙)にこのところチトー大統領の名前が肯定的に言及される。大政治問題の文脈ではなく、一般民衆の“反”or“厭”資本主義の問題に関連してである。 一例を紹介したい。 『ポ
本文を読む書評 『叛逆』 アントニオ・ネグリ マイケル・ハート著
著者: 宮内広利≪ヘーゲルにおける<他者>のドラマおよび、主人と奴隷のあいだの抗争は、ヨーロッパの拡大とアフリカ、アメリカ、アジアの民衆の奴隷化という歴史をその背景とすることによってのみ生じたものなのだ。言葉を換えるなら、ヘーゲル哲学の
本文を読む福島原発事故による健康影響:先天性甲状腺機能低下症も検査するべきでは?
著者: 太田光征福島原発事故による健康影響:先天性甲状腺機能低下症も検査するべきでは? http://2011shinsaichiba.seesaa.net/article/354144799.html 福島県衛生研究所御中 福島県立医
本文を読む4月8日の花まつりに想うこと - 二一世紀の「天上天下唯我独尊」 -
著者: 安原和雄お釈迦様の誕生を祝う4月8日の恒例の花まつりが今年も巡ってきた。例年のこととはいえ、考えてみるべきことは、やはり釈迦の宣言として知られる「天上天下唯我独尊」に込められた意味合いであり、肝心なことはそれを実践していくことで
本文を読む怖い話
著者: 大野 和美昨日(4月4日)の日銀の金融緩和策で円相場は大幅ダウン(対ドル、ユーロ。以下、円相場のアップ・ダウンは対ドルとする)、日経平均株価は大幅アップだ。どこかで有頂天担っている人もいるだろう。ただ、この二つの「マーケット」は
本文を読むテント日誌 4月3日版
著者: 経産省前テントひろばテント日誌 4月3日(水) 経産省前テントひろば 571日目 春の嵐に襲われるのは何度目だろうか 風で捲れたテントの隙間から雨が降りかかってきて目が覚めた。女の涙で顔が濡れて目が覚めたなんていうのなら格好はいいのだろうが
本文を読むイラク戦争の検証と沖縄
著者: 宮里政充2003年3月20日ジョージ・W・ブッシュ米大統領はイラク戦争を主導し、サダム・フセイン政権を崩壊させた。イラクが大量破壊兵器を開発・保持しかつ世界貿易センター・ビルを爆破したアルカイダと密接な関係を持っているからという
本文を読む青山森人の東チモールだより 第231号(2013年3月30日)
著者: 青山森人“外国人”に土地を買われる東チモール 浸み込んでいる中国人の経済力 国連と国際部隊が去って外国人の数が激減する東チモールで生じうる変化と予想していたことが外れました。国連と国際部隊に勤務する外国人が去れば、そのぶん居残
本文を読む本間宗究の「ちきゅうブッタ斬り」(43)
著者: 本間宗究ソドムとゴモラ 2月15日に起きた「ロシアの隕石落下事件」については、私の想定以上の意味を持っていたようだ。つまり、このことは、旧約聖書の創世記に出てくる「ソドムとゴモラ」を髣髴とさせるような出来事であり、また、「これか
本文を読む【書評】『狼と香辛料』~中世ヨーロッパ商人の時代小説
著者: 木村洋平『狼と香辛料』は、ファンタジー世界を舞台にしたライトノベルで、2006年の第1巻は著者のデビュー作でもある。全17巻で完結し、シリーズ累計400万部を売り上げている。 今回は、第1巻から第5巻までを面白く読んだ。テレビア
本文を読む個人番号制を巡る鈴木正朝氏と私の対談~今朝の『毎日新聞』に掲載~
著者: 醍醐聡一つ前の記事、「全国の大学教員有志:日本政府にTPP参加交渉からの即時脱退を求める運動を開始」も併せてご覧いただけるとありがたい。 http://sdaigo.cocolog-nifty.com/blog/2013/0
本文を読む原爆の怖さと被爆体験を語り尽くす -[書評]中沢啓治著『はだしのゲン わたしの遺書』(朝日学生新聞社、¥1300円+税)-
著者: 岩垂 弘原爆による被害は言語に尽くしがたいほど悲惨。核爆弾の使用はもう絶対に許してはならない――中沢啓治著『はだしのゲン わたしの遺書』(朝日学生新聞社刊)を読み終え、改めてそう痛感した。広島・長崎の被爆から67年余。この本は
本文を読むエッセイとはなにか
著者: 木村洋平昔、天声人語だったと思うが、随筆についてこんな文章を引用していた。「欧米におけるエッセイと、日本の随筆は少し異なるようだ。日本の随筆は、話題の中心から離れたところで始まり、なかなか中心に触れずに、その回りを遠巻きに回るよ
本文を読む評論 戦争と「家」
著者: 宮内広利わが国の近代において戦争に対する視線の問題にいちばん意識的だったのは、「常民」の思想を紡ぎだした柳田國男であった。柳田が歴史学と呼んだのは、戦争や飢饉や大災害のような一回性のものではなく、むしろ、見慣れた光景ではあるが
本文を読む青山森人の東チモールだより 第230号(2013年3月27日)
著者: 青山森人新聞記者へ罰金、反発するジャーナリストたち “春休み”をまえにして子どもたちの笑顔がこぼれる 今年の冬、弘前市は積雪量が青森市を上回るという異常な大雪にみまわれ、弘前市やその周辺の津軽地方は大寒波と大雪に苦しみました。
本文を読む【報告】原発新安全基準「5年猶予」「大飯原発除外」の撤回を求めて記者会見と政府交渉
著者: 阪上 武4月初めにかけてが、年内の再稼働を許すのか否かの正念場です。「5年 猶予」「大飯除外」の撤回を求める声をより大きくあげていきましょう。 【検討チームのIWJによるUstream中継】→ http://ustre.am/r
本文を読むイギリスの桜と日本の桜
著者: あべ菜穂子【イギリス 花もよう 人もよう】 ~イギリスに咲く季節折々の花と、花にまつわる人もよう、歴史、文化をつづります 日本では桜が満開だそうです。桜の時期になると、イギリスに住む日本人たちは何となくそわそわします。故郷の美し
本文を読むテント日誌3/24日(日)経産省前テントひろば561日目~桜が満開となったこの日、日比谷野音では「原発被災者と支援者の集い」が行われ、テントへは有難く無い訪問者が~
著者: 経産省前テントひろばこの日の東京は、花曇り。前日までとは違い少し肌寒く感じるくらいの陽気である。天気予報では、夜には一部で雨が降るという。先週の金曜日の夜に規制庁の抗議へ行った際に赤坂一丁目~六本木一丁目に続く桜並木は、満開を迎えており、多
本文を読む青山森人の東チモールだより 第229号(2013年3月21日)
著者: 青山森人国連が去った東チモール 外国人がめっきり減った首都 贅肉がとれてスッキリしたともいえるし、ひっそりとして寂しくなったともいえなくもない。 国連と国際治安部隊(オーストラリア兵士と若干のニュージーランド兵士の混成部隊)
本文を読む政治家の匂い -- 田中角栄から安倍晋三まで-政治エリートのありよう --
著者: 小川 洋早野透の『田中角栄』(中公新書、2012年)を読んだ。田中角栄の番記者をつとめた人物による角栄伝である。新書とはいえ400ページ近い力作だ。読み終わって、戦後も昭和の終わりまで、政治家には土や汗あるいは血の匂いが染みつ
本文を読む採決あって審議なし~佐倉市議会総務常任委員会の惨状(2)~
著者: 醍醐聡以下は、一つ前の記事に続く佐倉市議会総務常任委員会(2013年3月19日開催)を傍聴した4人の佐倉市市民の傍聴記である。4人の方全員から転載の了解をいただいたので、それらを掲載させていただくことにした。審議の対象となっ
本文を読む採決あって審議なし~佐倉市議会総務常任委員会の惨状(1)~
著者: 醍醐聡近年の地方分権の流れに呼応して、多くの自治体で「議会基本条例」が制定されている。その骨子は、地方議会が二元代表制のもとで、議事機関としての役割・機能を十分に果たすため、情報公開と住民参加を重んじた活動に徹することを謳う
本文を読む