菅直人政権は組閣・党役員人事が世論から予想以上に高く評価されたと判断、この追い風が止まないうちに参院選に臨む決意を固めた。国民新党などが要求する2週間程度の会期延長を振り切り、会期を当初通りの6月16日で打ち切って参院
本文を読む時代をみるの執筆一覧
浜矩子教授の「財政危機」講演を聴く ―「国債バブル」は本当だろうか(9)―
著者: 半澤健市ある勉強会で浜矩子(はま・のりこ)同志社大学教授の講演を聴いた。 「国家経済破綻」がテーマであった。以下はその聞き取りノートである。 浜教授は次の3点に絞って話した。 第1に、ギリシャ問題をめぐるEU(欧州共同体
本文を読む「脱小沢の菅直人新内閣、正式スタート」「参院選へ与党過半数目指す」
著者: 瀬戸栄一菅直人新内閣は8日午後、官房長官に就任する仙石由人衆院議員が新閣僚の名簿を発表。同日夜、皇居で任命・認証式を行い、正式に発足した。前日の7日、決定した枝野幸男幹事長、玄葉光一郎政調会長ら執行部人事と併せて、7月の参院選
本文を読むiPadなど先端機器の華々しいデビューの陰で ―中国の受注製造工場で労働者10人が連続自殺―
著者: 丹藤佳紀中国南部、香港と広州の間にある深圳(しんせん)といえば中国の改革・開放政策を象徴する経済特別区として有名だ。その深圳にある台湾系企業・富士康(英略称=FOXCONN)で、今年1月末から10-20代の若い労働者が全寮制の
本文を読む「菅直人新首相、民主支持のV字型回復に成功か―反小沢人事が奏功」「組閣・党役員人事の大勢固める」
著者: 瀬戸栄一枝野幸男民主党幹事長、仙石由人内閣官房長官―。4日に新首相に指名された菅直人民主党代表が7、8両日に正式決定する菅政権の柱である。いずれも2日に辞任した小沢一郎前幹事長の「全盛期」には想像できなかったアンチ小沢の有力議
本文を読む50年前の争点「安保」を7月参院選で問い、「存在の耐えられない軽さ 」内閣から訣別を!(その2)
著者: 加藤哲郎定年退職の恩恵を、初めて味わいました。3月までは一橋大学の会議日で抜けられなかった水曜日、今日は夕方からの都心だけでテレビをつけたまま原稿を書いていたら、突然鳩山首相辞任のニュースが、飛び込んできました。両院議員総会の
本文を読む「信なくば立たず」を生かすとき―「鳩山」後の新首相に不可欠な条件
著者: 安原和雄「鳩山」後の新首相に要望したいことがある。それは『論語』で知られる「信なくば立たず」、つまり民(たみ)の信頼を第一とする政治姿勢を貫いて欲しいということである。これを怠れば、新首相も短命に終わるほかないのではないか。
本文を読む「菅直人民主党新代表を第94代首相に指名」「官房長官に仙石由人氏を内定―組閣は5日以降に」
著者: 瀬戸栄一民主党は4日、両院議員総会で菅直人氏(63)を新代表に選出した。引き続き同日午後2時からの衆院本会議で菅代表は第94代内閣総理大臣に選出・指名された。この間、菅代表は国民新党の亀井静香党首と会談、民主党―国民新党の連立
本文を読む鳩山首相退陣の意味 ―御用メディアに騙されてはならない―
著者: 半澤健市10年6月2日に鳩山由紀夫首相・小澤一郎民主党幹事長の心中的退陣が起こった。 この意味を、半世紀あるいは一世紀を遡りことの次第を論じたい。 八カ月前の09年9月に「政権交代」が起こった。二大政党時代の到来と喧伝され
本文を読む日米関係で鳩山への言及なし─鳩山辞任、米政府公式反応
著者: 鈴木顕介鳩山首相の辞任表明を受けたアメリカ政府当局者の公式反応は、時差の関係から、現地時間が6月1日夜であったため、日本時間3日(現地時間2日)になってから出された。ホワイトハウスの報道官声明と大統領専用機内でのやりとり、国務
本文を読む「鳩山由紀夫首相が退陣表明」「小沢一郎幹事長も辞任―後継首相は菅直人副総理軸に4日中に選出へ」
著者: 瀬戸栄一鳩山由紀夫首相が2日午前、退陣を表明した。実力者の小沢一郎民主党幹事長も同時に辞任した。後継首相には菅直人副総理兼財務相がいち早く意欲を示しており、後継者は4日に開かれる同党両院議員総会で新代表に選出され、衆院本会議で
本文を読む50年前の争点「安保」を7月参院選で問い、「存在の耐えられない軽さ 」内閣から訣別を!
著者: 加藤哲郎今からちょうど50年前の日本は、20世紀最高の政治的高揚の中にありました。いわゆる60年安保闘争です。5月19日深夜、岸信介首相と自民党は、国会に警察官を導入して社会党議員を排除し、改訂安保条約を単独強行採決、以後国会
本文を読む「善良な市民感覚」と言い切れるか― 検察審査会の「小沢氏起訴相当」議決
著者: 池田龍夫小沢一郎・民主党幹事長の「政治資金疑惑」が新たな展開をみせ、一年余燻り続けている〝政治とカネ〟の行方が注目される。東京地検再度の事情聴取や衆院政治倫理審査会での小沢氏の説明によって、〝真相解明〟の道が開けるだろうか。
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