時代をみるの執筆一覧

海峡両岸論 第111号 2020.2.20発行 - 習指導部の統治揺さぶる新型肺炎 地方幹部切り、防戦に必死 -

著者: 岡田 充

 中国・武漢で発生した新型コロナウィルス新型肺炎(COVID19)は、世界的規模で感染が拡大。死者数は重症急性呼吸器症候群(SARS)の二倍を超えた。中国全土で生産活動が停滞し、サプライチェーン(供給網)への打撃は、世界

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日本は戦争への道を歩いていないか ―権力チェックを怠る中央メディアの責任を問う―

著者: 渡辺幸重

「戦前の臭いがする」「時代の空気が1930年代に似てきた」「戦争は悲惨だ」――メディアでは有識者や戦争体験者の回顧話と感想を伝える。だが、そこから何を読み取ろうとしているのか、何を伝えようとしているのか、疑問に感じる。そ

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米中「第1段階協定」に署名  ―「内弁慶」習近平の面目躍如 国内の反米感情をどう抑えるかが見もの

著者: 田畑光永

 何度も「合意近し」「署名近し」といううわさが流れて、その都度、世界の株式相場を揺らしてきた米中貿易摩擦についての「第1段階協定」が15日、ようやくワシントンで署名された。  国家間の約束事は通常、同格の代表どうしの間で

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台湾総統に蔡英文再選 ――流れは変わった、負けたのは習近平である

著者: 田畑光永

 去る11日の台湾総統選。予想された結果とはいえ現職の蔡英文が得票率57.13%、800万票余を積み上げて圧勝したことは、中華人民共和国誕生以来の中国の歴史の流れが変わったのを世界に知らしめる一大エポックを画すものであっ

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米国よるイラン司令官殺害を非難 - 平和アピール七人委が緊急の訴え -

著者: 岩垂 弘

中東情勢の緊迫化に対し、世界平和アピール七人委員会は1月6日、「米国によるイラン革命防衛隊司令官殺害を非難し、すべての関係者が事態を悪化させないよう求める」と題する緊急アピール発表し、国連総長、国連総会議長、米国大使館、

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【明日】米国はイランと戦争するな!安倍政権は平和外交を行え!1.6米国大使館&官邸前抗議へ

著者: 杉原浩司

今年もよろしくお願いします。新年早々にとんでもない事態が勃発しました。 大変急な呼びかけとなり恐縮ですが、まずは意思表示が肝心だろうと 思い、設定しました。ぜひご参加ください! 各地でも取り組みを! <参考> 高まる米・

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スクープはないが特集に要注目記事あり ― 2020年元旦の全国紙を読む ―

著者: 半澤健市

 読み比べは11回目である。朝日、毎日、読売、日経、産経、東京の6紙を読んだ。対象は、主に「社説」、「特集」、「個別記事」である。総体的な印象は、2020年の元旦各紙は、無気力で迫力に欠けるというものである。安倍政権に正

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敵を知る人による重要な指摘 - 片山善博の「桜を見る会」論の紹介 -

著者: 半澤健市

 本稿は、鳥取県知事・総務大臣を経て現早大教授の片山善博(かたやま・よしひろ)の「『桜を見る会』で重要な論点」というエッセイの紹介である。月刊誌『世界』に連載されている「片山善博の『日本を診る』」の122回分として同誌2

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自衛隊の海外派遣を常態化してはいけない - 世界平和アピール七人委が訴え -

著者: 岩垂 弘

 世界平和アピール七人委員会は12月12日、「自衛隊の海外派遣を常態化してはいけない ―集団的自衛権行使に向かう既成事実作りの危険性を直視し、武力によらない平和構築に向けての積極的貢献を!―」と題するアピールを発表した。

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トランプは習近平の救いの神?- 棚からぼた餅のサンドバッグ ――習近平の中国(9)

著者: 田畑光永

 米議会上下両院がともに圧倒的多数で「香港人権・民主法案」を可決したのを受けて、その成立のための大統領署名を中国との貿易交渉を抱えているトランプ大統領がすんなりするかどうか、世界が注目する中、11月27日、トランプはあっ

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「親権」とは何か?-「家族」「親子」を考えるための基礎作業(7)

著者: 池田祥子

「里親」拡充、これでいいのだろうか?  「児童虐待」のニュースは後を絶たない。なぜなのか?と多くの人は胸を痛めていることだろう。しかも、人間以外の哺乳動物ではほとんど見かけることのないこのような社会現象を、いかにすれば少

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IPPNWドイツ支部議長・アレックス・ローゼン医学博士の論評: 自然の暴威がフクシマの放射能を拡散

著者: グローガー理恵

はじめに 「 広範囲に除染作業が行われた場所であっても、山や森が常に放射性粒子の貯蔵庫となっていますので、天候条件が悪くなれば、除染された場所が再び汚染されてしまうという可能性が、いつでもあります。(Even place

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ローマ教皇のメッセージに賛同する - 平和アピール七人委がアピール -

著者: 岩垂 弘

 世界平和アピール七人委員会は11月28日、「ローマ教皇の長崎・広島でのメッセージに賛同する」と題するアピールを発表した。同月23日に来日したローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇は24日、原爆被爆地の長崎と広島でメッ

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大賞に京都新聞の「旧優生保護法下での強制不妊手術に関する報道」 - 2019年度の平和・協同ジャーナリスト基金賞 -

著者: 岩垂 弘

 反核・平和、協同・連帯、人権擁護等を推進するための報道に寄与したジャーナリストを顕彰する活動を続けている市民団体の平和・協同ジャーナリスト基金(PCJF。代表委員、歴史学者・色川大吉、ジャーナリスト・田畑光永の両氏ら)

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香港区議会議員選挙結果の巨大な意義>―ゆらぐ一党独裁の根拠 ――習近平の中国(8)

著者: 田畑光永

 世界が注目する中、24日に投開票がおこなわれた香港区議会選挙の結果はいわゆる民主派の圧倒的勝利となった。投票総数約300萬、得票率は民主派57%、親中派41%。当選者数民主派395人、親中派59人、その他8人(11月2

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安倍政権による改憲を阻止しよう - 憲法公布記念日に1万人が国会正門前で気勢 -

著者: 岩垂 弘

 「戦争反対、9条守れ」「改憲発議、必ず止めよう」。三連休の中日の11月3日(文化の日)午後、1万人のコールが国会議事堂周辺に響き渡った。この日が日本国憲法公布から満73年にあたるところから、護憲派の「戦争させない・9条

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「親権」とは何か?-「家族」「親子」を考えるための基礎作業(6)

著者: 池田祥子

「地域子育て支援事業」とは何か?  少し寄り道が長くなったが、また本道に戻ることにしよう。  これまで、焦点はどうしても保育園(幼稚園)という「施設」問題に当てられてきたようだ。しかし、満3歳以上の子どもに限れば、幼稚園

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