人々を支えた部落文化 (五回) 皮から革へ―鞣の技術と文化

著者: 川元祥一

■ 革靴、革カバンはなぜ腐らない? ■ 動物の皮を剥いだだけならすぐ腐れてしまう。魚が腐るのと同じだ。なのに、その皮を使った革靴、革カバンは腐ったことがない。祭などに使う百年も前の太鼓の革が腐った話しは聞いたことがない。

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ドイツの反米=民族主義的哲学者(ベルンド・ラベル)へのインタビューから

著者: 岩田昌征

ペチャトというセルビアの週刊誌(9月24日と10月1日)にドイツの1968年世代の哲学者ベルンド・ラベルとのインタビューが連載されていた。 彼は1938年にベルリン近郊の小都市に生まれ、1953年6月におこった東ドイツの

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「ニュー・レフト・アイ」は「総天然色・近視眼・視野の狭さ」が救いで、「小学生の夢」が付録です

著者: 海の大人

4日前に左目白内障の手術をした。まだ入院中である。左目は常に眼帯をしており、しかし、眼帯の中から外が見え、右目との違いがおもしろいので、後に続く者あるを信じて報告しておく。 私は、小学生の頃は、左右の目とも視力1.2であ

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アジア記者クラブ設立18周年記念定例会―ビキニ水爆実験57年目の真実 『わしも死の海におった』上映

著者: 森広泰平

2010年11月20日(土)18時30分~21時 明治大学リバティタワー6階1063教室 ゲスト 山下正寿さん(高知県太平洋核実験被災支援センター) 1954年に米国がビキニ環礁で行った核実験による「死の灰」汚染が、世界

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「早すぎた世襲」-金正恩氏の登場  -ソウルからの報告(その9)--

著者: K・I 

北朝鮮の後継者として目されていた、キム・ジョンイル(金正日)総書記の三男、キム・ジョンウン(金正恩)氏がついに公の舞台に登場した。 先月28日、44年ぶりに開かれた朝鮮労働党の代表者会、最前列で拍手する動画像が全世界に流

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革命の組織論 歴史と宗教に学ぶ ③ 誰がユダヤ人か。ユダヤ教の規定

著者: 浅川 修史

 誰がユダヤ人になるのか。筆者は現在のところ3つの規定があると考える。基本はユダヤ教の規定である。「ユダヤ人(ユダヤ教徒)の母親から生まれたもの。あるいはユダヤ教に改宗したもの」。1950年に制定されたイスラエル帰還法は

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「敵は本能寺」あるいは「指桑罵槐」(あてこすり) ―中国内陸部の「反日」デモについて考える―

著者: 丹藤佳紀

10月16日、中国四川省・成都、陝西省・西安そして河南省・鄭州の3都市で大規模な「反日」デモが行われ、合わせて数万人が参加したという。さらに翌17日には四川省・綿陽でデモがあった。2~3万人といわれる参加者の一部が暴徒化

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10/23「やめろ!核燃 やめろ!上関」と10/24「国鉄(JR)団結まつり」のご案内 

著者: たんぽぽ舎

1.    たんぽぽ舎も参加している「原発とめよう!      東京ネットワーク」が毎年10月(反原子力の日)      におこなっている集会とパレードのご案内です。        今年は、下記の内容で行います。    

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マスメディアはハーメルンの笛吹き男か ―チベット高原の一隅にて(94)―

著者: 阿部治平

日本ではもう旧聞かもしれないが、ついこの間まで日本からのネットニュースの中心は民主党の党首選挙、小沢一郎と菅直人との争いであった。目立ったのは大小メディアによる「小沢たたき」である。メディアは鳩山政権以来ずっと小沢を「政

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オバマ民主党、中間選挙は敗色濃厚 -人事刷新で大統領再選へ布石-

著者: 伊藤力司

オバマ米大統領に対し米国民の審判が下される11月2日の中間選挙が近づいてきた。10%近い失業率がちっとも改善せず景気回復も遅れているところへ、ティー・パーティーなどの右翼バネが利いているアメリカの底流から見て、オバマ民主

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『国家神道と日本人』への批評について――とくに子安宣邦氏の論説に応答する

著者: 島薗 進

7月21日刊の奥付をもつ拙著、『国家神道と日本人』(岩波新書)が刊行され、3ヶ月ほどがたった。まだまだ内容に立ち入った書評は少ないが、直接間接にさまざまな感想・批評に接し、大いに啓発されている。感想・批評をお寄せ下さった

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浜岡★プルサーマル燃料装荷公表に対する緊急のお願い

著者: 藤原 玲子

静岡YWCAの藤原です。 点検の漏れが多数公表されたばかりなのに、東海地震の震源地となりうる活断層の真上に立つ浜岡原発でプルサーマルの実施スケジュールが公表されました。 静岡YWCAも呼びかけ団体となっている「原発震災を

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検察審査会をサイコロから考える(4)-平均年齢が34.27歳以下になるのは0.3%程度の確率

著者: マルタのめだか

同じテーマで投稿するのは心苦しいけれど、なにせ「審査会」事務局の発表がコロコロ変わる。 ついに平均年齢は9月14日時点では34.55歳だなんて言い出している。でも確率を計算する上ではこの数字は意味がない。なぜなら選ばれた

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世界は後戻りできない現実の破局に入り始めた 1. 体毛がちりちりするような緊張感がする

著者: 海の大人

私は、マルクス経済学をかじった人間であるから、1971年のニクソンショックによる金ドル兌換の停止以降も、「経済体制というお約束ごと」で、金が貨幣でなくなったことと、商品経済が歴史的に選択してきた「金が貨幣である」ことの間

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