現代史研究会(9/11)での山本耕一氏の「スラヴォイ・ジジェク論」に関連して

著者: 岩田昌征

9月11日(土)の現代史研究会で山本耕一氏によるジジェク論を聴講した。特にパララックス・ヴューに関する論点が参考になった。 「パララックスな見方は、そもそも総合や媒介が不可能な二つのポイントの間を移動して、絶えず視点を変

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東チモール VS オーストラリア その1 難民中継センター案とガス田開発

著者: 青山森人

 オーストラリア、選挙前のある発表  今年2010年8月21日、オーストラリアで総選挙が実施され、労働党政権の継続か、保守連合の政権奪還か……。注目された結果は、労働党の獲得議席数が72、保守連合が73、双方とも下院で過

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「外相に前原氏、国交相に馬渕澄夫氏、経済財政相に海江田万里氏―菅改造内閣が正式発足」「世論重視、脱小沢色を貫く」

著者: 瀬戸栄一

 菅直人首相は17日、岡田克也氏の幹事長起用を正式に決める一方、後任の外相に前原誠司氏を、国土交通相の後任に馬渕澄夫氏を起用するなどの内閣改造人事を正式に決めた。同日午後、留任した仙石由人官房長官が閣僚名簿を発表した。1

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民主党代表選の意味は何か ―永久革命のための蟷螂の斧―

著者: 半澤健市

 09年8月に起こったのは「政権交代」ではなかった。まして革命ではなかった。 この一年、遠慮がちにそう書いてきたが、10年9月14日の民主党代表選の結果を見てそれは確信に変わった。長すぎた「自民党」政権が「民主党」政権に

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「民主幹事長に岡田克也氏起用―菅首相、脱小沢色・世論優先を貫徹」

著者: 瀬戸栄一

 菅直人首相は16日、再選後の新体制人事を進め、枝野幸男氏に替わる幹事長に岡田克也外相を起用することを決め、同日夕、岡田氏はこれを受諾した。枝野幹事長の交代人事は大敗した参院選の責任を取るという意味合いと同時に、先の代表

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訪朝レポートとビデオ上映 / ピョンヤンは何を考える?

著者: 日本ジャーナリスト会議(JCJ)

隅井孝雄の“未知の国”最新リポート JCJ代表委員の隅井孝雄さんが、8月2日から9日まで北朝鮮を電撃訪問しまし た。 そこで見た“最も近くて遠い未知の国”の実像を、隅井さんが緊急報告します。 隅井さんが現地で何を見、何を

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アジア記者クラブ9月定例会 ■シンポジウム/誰が検察の暴走を止めるのか 『権力』の操り人形か、闇権力か

著者: 森広泰平

■2010年09月24日(金)18:45~21:00 ■文京区民センター2A(東京都文京区本郷4ー15-14) ■参加費:会員・学生1000円、ビジター1500円、年金生活者・生活が大変な方 (自己申告)1000円 ■ゲ

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連載・やさしい仏教経済学-(14)井上信一著『地球を救う経済学』(上)/(13)日本における仏教経済研究の特質

著者: 安原和雄

井上信一著『地球を救う経済学』(上)-連載・やさしい仏教経済学(14)  仏教経済思想(学)は、混迷を深める今日の日本経済社会の変革にどこまで貢献できるのか。さらにアジアや世界の平和(=非暴力)、安心安全、幸せにどう寄与

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被爆者の慟哭と怨念を凝縮した『歌集広島』~被爆65年目の長崎・広島を訪ねて(1)-(3)~

著者: 醍醐 聡

  被爆者の慟哭と怨念を凝縮した『歌集広島』(下)~被爆65年目の長崎・広島を訪ねて(3)~  この記事では、『歌集広島』に収録された短歌のなかから、原爆投下後約8年間の被爆者の生活体験と核廃絶・平和への願いを詠んだ歌を

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マスメディアの世論に負けた小沢一郎― 菅直人は普天間問題を見直せ 

著者: 伊藤力司 

民主党代表選挙は菅直人の圧勝で終わった。開票結果で見ると、党員・サポーター票で249ポイント対51ポイントの大差がついたことが菅の勝因だった。国会議員と地方議員の投票では412対400と60対40のポイント差でしかなかっ

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ちきゅう座会員の新著紹介:岩田昌征著『二〇世紀崩壊とユーゴスラヴィア戦争』(御茶ノ水書房刊)

著者: 合澤 清

ちきゅう座会員で、顧問でもあります岩田昌征先生(千葉大学名誉教授)がこの度新著を上梓されました。岩田先生といえば、日本のバルカン問題の研究者として第一級の方であり、この書の「あとがき」にもありますように、1991年のクロ

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何よりも先に廃絶したい核=原子力    (再掲載版)

著者: 小出裕章

「チェルノブイリの教訓」集会         2010年9月4日(土) Ⅰ.人類の歴史とエネルギー 人の価値  偉い人とはどんな人を言うのでしょうか? もちろん、この問への答えは、それぞれの人で千差万別でしょう。「末は博

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現在に対する見識と構想を -いくらか長めの論評(1)~(5)

著者: 三上治

いくらか長めの論評(5)     9月14日    民主党の代表選は菅の勝利で終わった。これはある程度予測できたことだが党員やサポータの票がこれだけ開くとは予想外であった。現職の総理大臣であることやマスメディアの有形無形

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「菅直人首相が再選―民主党代表選で大勝」「国会議員票は互角、党員・サポーターで圧勝」「人事は白紙、小沢氏と枝野幹事長の処遇焦点」

著者: 瀬戸栄一

 民主党代表選は9月14日、412人(824ポイント)の衆参国会議員による投票が行なわれた。全国300小選挙区からの党員・サポーター票の300ポイントと地方議員100ポイントの開票も同時に行なわれ、菅直人代表が国会議員4

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“ ネット世論”も意識して異例な対日抗議 ―中国、漁船衝突問題で強い姿勢打ち出す―

著者: 丹藤佳紀

中国の漁船が尖閣諸島沖で日本の巡視船に衝突し、船長が逮捕された事件は、日中双方が相手側に抗議する事態になった。そして中国側は11日、この中旬に始まる予定だった日中ガス田条約交渉を延期する“対抗措置”を発表、これには日本側

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常岡さんの解放を喜ぶ -タリバンが諸悪の根源か-

著者: 伊藤力司

アフガニスタンで武装勢力に拉致、監禁されていたフリージャーナリスト、常岡浩介さん(41)が5カ月ぶりに解放され、元気な姿で帰国した。常岡さんの拉致が伝えられて以来心を痛めていた一人として、無事の帰国を心から喜んでいる。ま

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