コロナ対策の目標は何か  - 目標なき場当たり主義が社会経済活動を萎縮させる ー

著者: 盛田常夫

 テニスのジョコヴィッチ選手のオーストラリア入国問題をめぐって、欧州とアジア・オセアニアのコロナ対応の違いが浮き彫りになった。  スキージャンプの小林陵侑選手は11月27日にフィンランド・ルカで開催されたW杯で優勝した後

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那須川天心と武尊の対決――日本神話から考える――

著者: 岩田昌征

 那須川天心対武尊(たける)の試合決行が決まった。大晦日のフジテレビ、RIZIN33中継で二人の対決が見られると多くの格闘技好きは期待していたものだが、結局実現しないことが早々にわかってしまった。ところが思いがけず、年末

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本郷三丁目をご通行のみなさま、ご近所のみなさま、「本郷湯島9条の会」です。

著者: 澤藤統一郎

(2022年1月11日) 2022年初めての街宣行動は冷雨の中でのこととなった。用意した、「9条改憲反対」署名用紙をひろげることができない。結局手作りのプラスターが主役となって、傘を差して歩く通行人の目を惹いた。  ★人

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中国ウルトラ・ナショナリズムを批判する(五)「中華民族の偉大な復興」? 存在しなかったものを、どうやって復興させる?

著者: 柏木 勉

「中国5千年」という虚構、「中華民族の偉大な復興」という虚構  習近平は、2021年7月1日の中国共産党創立100周年祝賀大会で、冒頭次のように演説しました。 「・・・・ きょうは中国共産党の歴史、中華民族の歴史において

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海峡両岸論 第134号 2022.1.10発行 - 米中対立、「現在地」からみた形勢 矛盾目立つバイデン外交の3論点 -

著者: 岡田 充

 米国のトランプ前政権が2018年7月、貿易戦を皮切りに始まった米中の戦略対立は、2022年で4年目に突入した。トランプを引き継いだバイデン政権は、「民主か専制か」のイデオロギー二元論を煽り、新冷戦の“迷路” に誘って、

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「一人ひとりは微力だが無力ではない」のか、「無力ではないとしても、微力に過ぎない」のか。

著者: 澤藤統一郎

(2022年1月10日)  本日は「成人の日」だそうな。いつの間にか、どうして今日が「成人の日」になったのか。その所以はよく知らない。かつては、1月15日が成人の日だった。この日が小正月で、武家では元服の儀式が行われてい

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戦うアフガニスタンのろう者女性たち パジュワク通信社が伝える現状(9)

著者: 坂井定雄

 11月8日から、8回、アフガニスタンのパジュワク通信社の報道する、現タリバン暫定政権発足(8月15日樹立)以来の現状を紹介してきた。9回目のここでは、1月3日に同通信社が報道した“Deafness cannot sto

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SJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】459 パレスチナと西サハラの民族自決権

著者: 平田伊都子

 「今日は<民族自決の日>だが、パレスチナ人と西サハラ人にはない。事務総長の見解は?」と、2022年1月5日の国連事務総長定例記者会見で、アブドル・ハミド・パレスチナ人記者が、問い質しました。 「我々が言い続けてきたよう

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Let’s Join Hands 添付2点 1月10日   コロナ 敵基地攻撃論  旅するリハビリ

著者: 江口千春

注目記事A ★新型コロナ 集団感染後、外出制限なし 米軍横須賀基地「穴の開いたバケツ」 日本人従業員懸念 (ようやく外出制限になる?あまりにも遅すぎる!のではないでしょうか。)   ★民法の「懲戒権」削除 法制

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岸田文雄の羊の仮面にだまされてはならない。その「敵基地攻撃能力」保有論の危険。

著者: 澤藤統一郎

(2022年1月9日)  岸田文雄が、あちらこちらで年頭所感を述べている。この人の物腰には、安倍晋三や菅義偉のようなトゲトゲしさがなく、乱暴も虚勢も感じられない。真面目にものを言っている雰囲気がある。だから、安倍や菅や麻

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NHK「五輪反対デモはお金で動員」放送がデマと確定:さらなる追及を!

著者: 杉原浩司

 NHK BS1スペシャル「河瀬直美が見つめた東京五輪」での「五輪反対デモはお 金で動員された」との報道について、NHK大阪がデマだと認め、謝罪しました。 まずは第一歩です。現時点で分かった報道を後半にまとめました。先ほ

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沖縄のコロナ禍第6波は、安保法体系がもたらしたものである。

著者: 澤藤統一郎

(2022年1月8日)  我が国には日本国憲法を頂点とする法体系が構築されて「法の支配」が貫徹されている…はずである。しかし、現実には「安保法体系」というもう一つの法体系が我がもの顔に日本国憲法の法体系を侵蝕している。

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「パパ活」という「現代の性」をめぐる社会現象  ― 「性の商品化」批判では届かない世界

著者: 池田祥子

 1945年の敗戦以降の日本社会では、天皇制を初め、結婚・家族制度など、基本的な議論を回避したまま、ズルズルと旧来の慣行を引き摺ってきたものは少なくはない。その中の一つが、人間にとって「性」とは何か?という思想の問題であ

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二十世紀文学の名作に触れる(20) 『万延元年のフットボール』の大江健三郎――体制批判を貫く良心的な社会派作家

著者: 横田 喬

 大江健三郎さんは、誰もが知るノーベル文学賞受賞の現存する大作家だ。若くして文壇にデビューし、芥川賞受賞の学生作家として名を上げる。「ヒロシマ」「オキナワ」など重いテーマに関心が深い社会派として知られ、護憲運動のリーダー

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(340)

著者: 本間宗究(本間裕)

マネー経済に移行する米中の覇権争い 米国と中国の覇権争いは、現在、「実体経済」から「マネー経済」へと移行し始めたものと思われるが、実際のところ、米国においては、「超党派のUSCC(米中経済安全保障再考委員会)が、金融分野

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岸田文雄よ、泉健太よ。そして、マスコミ各社よ。あなた方そろって、天皇教の信者なのか。

著者: 澤藤統一郎

(2022年1月6日)  憲法20条は、厳格な政教分離を定める。高く堅固な分離の壁で隔てられる「政」と「教」とは、「政治権力=国家」と「宗教」である。この宗教とは、宗派を問わない宗教一般ではあるが、日本国憲法制定の過程に

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二十世紀文学の名作に触れる(19) 大江健三郎の『万延元年のフットボール』――閉鎖的状況での若年世代の革命的反抗を描く

著者: 横田 喬

 表題の作品は一九九四(平成六)年にノーベル文学賞を受けた大江健三郎さんの代表作の一つだ。  明治維新から八年さかのぼる一八六〇(万延元)年に四国の山村で起きた百姓一揆と百年後の一九六〇年の安保闘争を照合。閉鎖的状況での

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お江戸舟遊び瓦版877号/「代替案「大深度地中貯留」の紹介」 福一原発処理汚染水を海洋に放出するな!「福島第一原発の汚染水対策の現状と課題」ALPS 処理水の海洋放出計画の問題点

著者: 中瀬勝義

「代替案「大深度地中貯留」の紹介」福一原発処理汚染水を海洋に放出するな! 「福島第一原発の汚染水対策の現状と課題」ALPS 処理水の海洋放出計画の問題点 を紹介します。   https://chikyuza.n

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