竹村喜一郎氏(筑波大学名誉教授)の訃報に接して

著者: 合澤 清

10月2日の朝、友人のH君から電話があり、竹村喜一郎氏が9月17日に亡くなっていたということを聞いた。 あまりに突然のことで、頭の中が整理できないまま、とりあえず私が知っている僅かな共通の友人たちにメールで連絡した。また

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〝見掛け倒し〟の石破政権は案外早く失速するかもしれない、それでも次期衆院選では野党が苦境に立たされる、共産党はいま存亡の岐路に立っている(その37)

著者: 広原盛明

 立憲民主党代表選も自民党総裁選も終わった。野田氏の代表選出は予想通りだったが、自民党の方はまったくわからなかった。石破氏が選出されたのは、その他候補の印象(もちろん中身も)があまりにも悪すぎて、「まだまし」と思われたか

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絶対的真実:誰かの黒字は誰かの赤字  誰かの支出は誰かの収入

著者: 柏木 勉

欧州の暗雲はさらにひろがっている ―――頑迷ドイツの石頭をすげかえよ!―――  欧州では極右・ポピュリスト政党の伸長が著しい。ながく権力を維持してきた既成政党は失墜しつつあり、民主主義の危機だとかファシズムの時代が近いと

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【10月26日(土)】第20回 ヘーゲル研究会のお知らせ

著者: 野上俊明

 ヘーゲル「法権利の哲学」・国家論の章については、市民社会論に比して左翼やリベラル派の関心は概して高くはない。自らの思想の歩みを顧るとき、その原因は我々の関心の持ちようが、「国家の死滅」や「商品経済の廃棄」の方に強く傾い

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中国の意図を見定めよ―習近平の恐怖は「民主主義」なのだ

著者: 田畑光永 

 自民党の新総裁は石破茂氏と決まった。私はこの人に格別好悪の感情は持たない。だからこの人が次の首相にきまってよかったと思っている。これまでは「新首相」の名前を聞くたびにがっかりすることが多かったからだ。  ところが先月2

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(書籍紹介)Gary J. Bass「Judgment at Tokyo」(Picador, 2024) 東アジア世界の今後を考える

著者: 小川 洋

自衛隊市ヶ谷基地  中学校時代、新宿市ヶ谷の自衛隊基地を見学する機会があった。1960年代半ばのことである。案内された施設のなかで一番印象深かったのは、一号館と呼ばれる建物のなかの大講堂だった。案内してくれた方が「これが

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日本人児童刺殺事件を考える ――八ヶ岳山麓から(488)――

著者: 阿部治平

 9月18日、中国広東省深圳で男に襲われた日本人学校の男子児童(10)が命を落とした。信濃毎日新聞の見出しは、「また凶行、中国の法人不安」「不安はけ口、外国批判を習指導部黙認」「日本人学校『愛国』の標的に」というものだっ

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こいのち通信(世田谷こどもいのちのネットワーク通信) 2024年9月

著者: 星野弥生

 二か月ぶりの通信です。原則、月一で出そうと決めていますが、8月はほぼ日本にいなかったので、スルーしてしまいました。帰ってきたらそろそろ秋風の吹くころかと期待していたのに、9月の半ばすぎても、合言葉は「暑いねえ!」ですね

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お江戸舟遊び瓦版1056号/星野克美 『 人新世の絶滅学 (1)』 ~人類・文明絶滅の思弁的空無実在論~

著者: 中瀬勝義

※ちきゅう座より以下の記事はPDFの埋め込みですが、その部分が空白のままになって表示される場合があります。お手数ですがブラウザ左上隅の更新ボタンを何回か繰り返して押してみてください。表示されるようになります。 https

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水俣病が映す近現代史(19)敗戦前後の朝鮮と水俣

著者: 葛西伸夫

【解放後の朝鮮半島】 ドイツと日本の敗戦が濃厚になってくると、英・米・ソの3国は戦後処理について頻繁に会議を開いた。朝鮮半島の分割統治についても(ソヴィエトの満州侵攻を含め)先々のシナリオまで策定されていた可能性がある。

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SJJA& WPO【西サハラ最新情報】600 国連未来サミットに未来はあるのか?

著者: 平田伊都子

 「彼らは地獄を経験している」と バイデン、米大統領は第79回国連総会一般討論で、まず、イスラエルの意向にそった人質問題を取り上げ、続いて、「ガザの無実の民間人も地獄を経験している。人道支援をしている人たちを含む数千人が

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9/29 馬毛島いきもの大集合~基地のない琉球弧の島じまで、平和に生きる権利を!

著者: 杉原浩司

石破新総裁の誕生というタイミングですが、自民党は退場させる以外にありません。 直前のご案内となり恐縮ですが、馬毛島の軍事要塞化に抗する街頭アクションを 行います。自民党にも、立憲民主党にも突きつける行動です。ぜひ大集合と

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■短信■ 海はつながっている  第五福竜丸・ビキニ70年スペシャル・コンサート

著者: 「リベラル21」

 1954年3月1日、太平洋のビキニ環礁で米国の水爆実験があり、付近で操業中の静岡県焼津港所属のまぐろ漁船「第五福竜丸」の乗組員23人が被ばく、無線長の久保山愛吉さんが放射能症で死亡しました。世界で初めての水爆犠牲者で、

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(480)

著者: 本間宗究(本間裕)

FRBの独立性 今回の米国大統領選挙では、「FRBの独立性」が争点の一つとして浮上してきたと報道されているが、このことから理解できることは、「米国の大統領選挙そのものが茶番劇化した可能性」ともいえるようである。別の言葉で

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ドナウ氾濫、ポケットベル、中国融資 ハンガリーの奇妙な登場

著者: 盛田常夫 

ドナウ川の氾濫が話題になる一方で、レバノンのヒズボラを狙った爆発テロに使われたポケットベルを製造販売したのがハンガリーの会社だと報道されるなど、ハンガリーをめぐるニュースが続いています。 ドナウ川の水位は土曜日に最高位に

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