元号が変わるというけれど、73年の意味(3)皇室とマス・メデイアとソーシャル・メディアと

著者: 内野光子

 2016年8月8日、午後3時、天皇のビデオ・メッセージが、一斉に各テレビ局から流された。その内容も大きな問題を抱えているが、どのテレビ局を回しても同じ画像と声が流れている事態に、驚いたのである。まさにメディア・ジャック

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(200)

著者: 本間宗究(本間裕)

過去と未来 「過去は見えるが、未来は見えない」、また、「過去の出来事は、全てが理論的に説明可能である」という理解のもとに、今まで、40年以上も金融界に従事してきたが、現在では、この考えに対して、より一層、確信を抱きながら

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「国策事業に反対するとどうなるのか見ておけと“恫喝”する」アベ政権のスラップ訴訟。

著者: 澤藤統一郎

本日(8月20日)の毎日新聞朝刊1面に、「政府が賠償請求検討」「県の辺野古承認撤回で」「1日2000万円」の記事。つまり、「沖縄県が辺野古『承認撤回』をしたら、政府は1日2000万円の割合の損害賠償請求をするぞ」というの

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SJJA&WSJPO【西サハラ最新情報】277 西サハラ住民15人、モロッコ空港警察が拘束

著者: 平田伊都子

 2018年の西サハラ夏期大学が例年のように、アルジェリアの首都アルジェから西へ50キロメートル東にあるブメルデスで、8月4日から15日まで開校されました。 モロッコ占領地の住民やSADR(サハラ。アラブ民主共和国)難民

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なんとお久しぶり「世論による監督」が復活 - 報道統制緩和? それにしても、なぜ今ごろ? -

著者: 田畑光永

新・管見中国(41)  注目を集めている「米中貿易戦争」は7月6日から双方が相手の輸出品目340億ドル分に追加関税25%の徴収を始めたのに続いて、8月1日、トランプ大統領が第2弾として新たに160億ドル分に同じく25%の

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【最新パレスチナ記録映像・上映会】―土井敏邦・ドキュメンタリー映画 「ヨルダン川西岸」 (3部作)・初公開―

著者: 土井敏邦

〈上映会・趣旨〉 約70万人のパレスチナ人が故郷を追われ難民となった「ナクバ(大惨事)」から70年。「オスロ合意」(1993年)で実現するはずだった「パレスチナ国家」建設の基盤は、今、侵蝕され、実現の希望は閉ざされようと

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「なかば偶然にして、なかばは必然」ー弁護士と事件との関わり

著者: 澤藤統一郎

弁護士人生、なかなかに味があり捨てがたい。最近、つくづくとその思いが強い。 自分の外に自分の主人を持つ必要はない。自分の生き方を自分で決めて、自分の責任で自分の流儀を貫くことができる。誰におもねることもないこの立場をあり

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「自由に書けることの功罪」──周回遅れの読書報告(その69)

著者: 脇野町善造

 栗原百寿の名前を知ったのは、大学の4年目の年であったように思う。読んだのは彼が戦時中(1943年)に書いた『日本農業の基礎構造』である。戦後に再刊されたこの本の序文で栗原はこれを「奴隷の言葉で書かれた本だった」という趣

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スト破りとは非難さるべき汚い行為だ。行政も社会もスト破りに協力してはならない。

著者: 澤藤統一郎

本日(8月18日)の東京新聞朝刊社会面に、「自販機大手求人、紹介中止を」「都内職安に都労委が通報」の見出し。これだけでは直ちに事情が呑みこめないが、「スト実施 新規雇用防ぐ」の中見出しが目に飛び込んでくる。ああ、そういう

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迎え火の頃 「ありがとう、さようなら そしてまた」

著者: 村尾知恵子

 今年の暑さは特別、気象庁は「猛暑災害」と伝えている。路上で暮らす夏もまた死と隣り合わせの中にいることになる。  今年もお盆の期間は、これまで亡くなられた多くの仲間の追悼を行っている。この一年では、新宿連絡会の歴史の中に

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広島の演劇集団が群像劇『河』の京都公演へ - 被爆直後の峠三吉らの苦闘を描く -

著者: 岩垂 弘

「ちちをかえせ/ははをかえせ……」の詩で知られる広島の被爆詩人・峠三吉(1917~1953年)と、その仲間たちの敗戦直後の活動を描いた群像劇『河』が、広島の演劇集団の手で9月の8、9両日、京都市北区で上演される。演劇集団

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元号が変わるというけれど、73年の意味(2)象徴としての天皇の仕事とは

著者: 内野光子

天皇という一人の人間の死去によって、あるいは退位の意思表示によって、元号、時代表示が変わるということが、この現代の日本で、当たり前のように受け入れられようとしている。これは、いったい何を意味するのだろうか。 2016年8

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元号が変わるというけれど、73年の意味(1)全国戦没者追悼式と天皇

著者: 内野光子

きのう、8月15日、日本武道館において「全国戦没者追悼式」が行われた。安倍首相の式辞、天皇の「おことば」の中では「平成最後の」という表現は登場しなかったが、中継やニュースのテロップでは「平成最後の」を冠するものがほとんど

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サルトルらが創刊したフランスの評論誌Les Temps Modernesに日本の政治について書きました

著者: 村上良太

  インターネット新聞の日刊ベリタに昨年、シリーズ企画として掲載した野党共闘などに関する政治についてのインタビューを含めた拙稿を再編集したものがフランスの評論誌Les Temps Modernes(レ・タン・モデルヌ)最

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