私は、十年前に退職した元教員です。35年間、主として都立高校の現場でひらの教員として働き、かつ組合運動の末端を支えてきたと自負しています。今、国会の議論で裁量労働制とそれに伴う「働き過ぎ」が問題になっていますが、教育現場
本文を読むリハビリ日記Ⅱ ①②
著者: 阿部浪子①再会のよろこび ここは浜松市内のRケアセンターだ。太平洋沿岸の小さな町にある。発足から15年の建物は、津波ひなんビルに指定されている。 2017(平成29)年1月、わたしは、リハビリテーション専門のS病院を退院して
本文を読むキューバ再訪記 - 社会主義最後の「改革・開放」はどこまで?(中) -
著者: 田畑光永続・観光から民営化 前回はキューバのここ数年の目立った変化として観光客の増加を紹介したが、観光に欠かせないのが観光バスである。そして自動車売買の自由化も改革・開放の目玉政策の1つである。キューバでは古いアメリカ車が走って
本文を読む故西部邁『保守の遺言』への二、三の批評――辞世の不在とフラテルニテ(博愛)――
著者: 岩田昌征三月のある日、黄泉の国の著者から『保守の遺言』(平凡社新書、平成30年・2018年2月27日)が送付されて来た。それからしばらくして、3月29日(木)、都内某所、故西部邁氏と半世紀以上昔には思想・行動をともにしたことの
本文を読む「韓国の広島」陜川(ハプチョン)で在韓の被爆者と
著者: 澤藤統一郎人類の歴史は、1945年8月6日午前8時15分で、2分される。人類の絶滅という危機を自覚せずに過ごすことができた「前史」と、核によって人類の絶滅という危機の実感とともに過ごさねばならなくなった「後史」とにである。 人類絶
本文を読む自滅しつつあるスペインの二つのナショナリズム(9)
著者: 童子丸開バルセロナの童子丸開です。 予想通りですが、ドイツの裁判所は、スペインから身柄引き渡し要求の出ていたカルラス・プッチダモン前カタルーニャ州知事を、保釈処分としました。今後カタルーニャ独立問題は、スペイン国内情勢から大きく
本文を読むキューバ再訪記 - 社会主義最後の「改革・開放」はどこまで?(上) -
著者: 田畑光永私はさる2014年春、初めてキューバを訪れる機会を得て、かの地を踏み、その顛末を本欄に書かせてもらった。それからまもなく4年、その間の変化を知りたくて、昨17年10月に再訪した。いささか遅くなったがこれはその報告である
本文を読む4.21講演会のお知らせ(第306回現代史研究会)
著者: 研究会事務局渡部富哉さんは、現在88歳になりますが相変わらずの大きな声と旺盛なやる気と抜群の記憶力は依然として健在です。その渡部さんが1993年に出版した『偽りの烙印』は、それまでずいぶん長い間「ゾルゲを権力に売ったスパイは、伊藤律
本文を読む3.6 敵基地攻撃兵器の導入反対集会の講演録(青井未帆さんら)
著者: 杉原浩司3月6日にNAJATが開催した「敵基地攻撃兵器の導入に反対する緊急院内集 会」の講演・報告の文字起こしをブログにアップしました。青井未帆さん は、歴史的視点から「実力の統制」を振り返り、敵基地攻撃兵器の導入の 危険な意味
本文を読む4・14(土) 世界資本主義フォーラム 「21世紀型金融危機における断絶と継承」
著者: 吉村信之2018年4月14日(土)の「世界資本主義フォーラム」での吉村報告について、内容紹介します。 内容紹介 前回の報告「『ドル本位制』下の金融危機」(2016年04月30日『世界資本主義フォーラム』での報告)では、①以前の拙
本文を読む4.27【最新報告】「最悪の人道危機」イエメン内戦のいま(講師:久保田弘信さん)
著者: 杉原浩司中東のイエメンでは、サウジアラビアを中心とする連合軍の空爆によって、 道路や水道、港湾などのインフラに加えて病院までが破壊され、国境封鎖 による人道支援の停滞も相まって、飢餓が広がり、コレラも蔓延しました。 その結果、人
本文を読むミャンマーの政治情勢―新大統領の就任前後
著者: 野上 俊明Ⅰ 新大統領の就任演説 3月30日、突然のテインチョー大統領辞任のあとを受けて新大統領に前下院議長ウィンミン氏が就任しました。弁護士出身の氏はスーチー氏の側近の一人で、獄中経験もあり、土地問題などでやり手の評判をとってい
本文を読む鴎外が書き残した、天皇制への嫌悪
著者: 澤藤統一郎直木孝次郎という日本古代史の碩学がいる。1919年1月30日生まれというから、御齢99歳である。著書論文は夥しいが、一昨年4月に「武者小路実篤とその世界」を上梓している。その書の中に、「森鴎外は天皇制をどう見たかー『空車
本文を読む政府と日銀を統合して考えれば、財政再建は完了しているという俗論 - 経済学の貧困と経済学者の劣化(その6)
著者: 盛田常夫アベノヨイショの「経済学者」のなかで、ひときわ声高で、激しくヨイショする御仁がいる。先般も、自民党推薦の公述人として、参議院の委員会で、「異次元金融緩和で財政再建は完成している」と言い切った奇人、高橋洋一その人である。
本文を読む4・14国会前大行動 安倍政権は退陣を!あたりまえの政治を市民の手で!
著者: 石川愛子日時:4月14日(土)14:00~ 場所:国会議事堂正門前 主催:戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会/未来のための公共/Stand For Truth 協賛:市民連合/市民アクション
本文を読む海峡両岸論 第89号 2018.04.06発行 - 対朝鮮政策で対米協調見直し 中国、台湾カードに猛反発 -
著者: 岡田 充北朝鮮の核‣ミサイル開発問題をめぐり、中国の習近平政権が進めてきたトランプ政権との対米協調路線を見直し始めた。習政権に近い中国の有力学者が明らかにした。南北首脳会談と米朝首脳会談の設定に続き、金正恩・労働党委員長は関係
本文を読むセピア色の「日本の地方」。映画『港町』想田和弘監督によせて
著者: 梶村太一郎本日4月7日より、本年度のベルリン映画祭招待作品である想田和弘監督の観察映画『港町』の上映がようやく日本で始まります。 わたしは今年は映画祭前の試写会の時期にベルリンを不在にしていたこともあり、映画祭の本番でこの作品をよ
本文を読む【案内】4.15(日)-16(月)「全国相談会」(再稼働阻止全国ネットワーク)
著者: kimura-m再稼働阻止全国ネットワークからの案内です。 すべての原発を廃炉へ! 再稼働させない! 全国の原発立地から闘う仲間が結集します 4.15[日]16[月]「全国相談会」開催 スペースたんぽぽにて 3月に大飯3号機、玄海3号機
本文を読む4/9(月)<緊急署名・緊急政府交渉>玄海3号機/原子炉止めなさい!
著者: chiba◆緊急署名は4/9あさ10時締切りです。 賛同とご署名をよろしくお願いします。 玄海原発3号機の配管穴あき蒸気漏れ事故に関する緊急署名 https://t.co/qmHuRzUhu3 ◆緊急の政府交渉は4/9(月)14時
本文を読む女人禁制と興行
著者: 箒川兵庫助日本の神道では建物の一番奥が神聖とされている。しかし何もない空間である。そこは女人禁制の場所であるのかどうか、小生は知らない。 栃木県日光市にある男体山は女人禁制である。なぜ女人禁制であるのか。 相撲は興行であり,テキ屋
本文を読む「安倍9条改憲」の危険を語る。
著者: 澤藤統一郎今、安倍改憲のたくらみが進行しています。日本国憲法が危ない。とりわけ9条が危ない。そのことによる平和が危ない。そう思わざるを得ません。 これまでも、憲法の危機は何度もありました。戦後、政権を担い続けてきた保守政党が、憲法
本文を読むSJJA&WSJPO【西サハラ最新情報】256 追悼、ブハリ西サハラ国連代表
著者: 平田伊都子「アハマド・ブハリ西サハラ国連代表逝去」の報せが、2018年4月3日に国連報道室のリー記者から入ってきました。 亡くなったのは4月3日、スペイン・ビルバオで、死因は癌だそうです。 同じ頃、好戦的なナセル・ブリタ・モロッ
本文を読む嘘つき大統領を支持する人たち
著者: 藤澤豊十二月十四日付けのNew York Timesに、「Trump’s Lies vs. Obama’s」と題した、文字どおりオバマ前大統領とトランプがついた嘘を比べた記事があった。urlは下記の通り。 https://ww
本文を読むアジア記者クラブ4月定例会
著者: 森広泰平加計問題「総理のご意向」 報道は幕引きなのか 朝日新聞記者が権力と対峙した1年を語る ■日時:2018年4月21日(土)18時45分~20時45分 ■受付時間:18時15分~ ■会場:明治大学駿河台キャンパ
本文を読む「サンディカリズムとアナキズム」(社会主義理論学会第29回研究集会)
著者: 紅林進社会主義理論学会第29回研究集会 日時:2018年4月29日(日)午後2時~5時 場所:慶応大学・三田キャンパス・研究室棟A会議室 (JR田町駅、都営地下鉄三田線三田駅下車) 地図https://w
本文を読む土俵は女人禁制ーまるで「自民党改憲草案」並みのばかばかしさ
著者: 澤藤統一郎自民党は、2012年4月に「日本国憲法改正草案」を発表した。これは、自由民主党という戦後の日本を主導してきた政党が、いったい何者であるかを遺憾なく示す記念碑的重要文書である。のみならず、現在の政権党がいったいどんな政治社
本文を読むテント日誌4月3日…経産省よ!国民の声を聴け
著者: 経産省前テントひろば経産省前テントひろば1807日後 経産省よ!国民の声を聴け 3月28日(水) 暖かいというより、暑い感じの日だった。 1週間前の3/21「さようなら原発」代々木公園集会の日は、雪が降ってものすごく寒かった。3/27の佐川
本文を読む人間の自然との交渉と科学技術・再考――宮沢賢治への一つの接近――(4)
著者: 野沢敏治4 地球という「我家の歴史」を知って生活し生産する 1)「造化の秘密」を語る石ころ、花崗岩の役立ち 賢治の先生の関は生徒に地学を教え、それを実地に応用させていました。賢治たちは関の指導で夏季実習として盛岡市とその付
本文を読む韓国にもあったスラップ訴訟ーカンジョン村の海軍基地反対闘争に学ぶ
著者: 澤藤統一郎済州島(チェチュド)は東西に広い楕円の形をなしている。その島の北半分が済州(チェジュ)市であり、南半分が西帰浦(ソギポ)市となっている。この島の最南部に、韓国海軍が大きな軍港を建設した。軍艦だけでなく、15万トンの超大型
本文を読む日本の女性差別の汚名を雪ぐため、相撲協会は人命救助した女性たちの表彰式を土俵上で行うべし
著者: 梶村太一郎昨日までは、欧米メディアでは日本からのニュースとして満開の桜を愛でる「美しい日本」の報道が続いていたのですが、本日4月5日には一転して「醜い日本」の報道一色となってしまいました。ほかならぬ大相撲春巡業先で倒れた舞鶴市長
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