11・23立川テント村宣伝カーへの右翼の襲撃を許さない= 抗議声明とカンパのお願い

著者: 平井由美子

立川テント村の井上森さんから以下のメールが届きました。 暴力によって、思想や言論を封じこめるこの卑劣な行為を絶対に許すことはできません。 憤りと深い悲しみでいっぱいです。 情報を共有し、一人でも多くの方にこの事実を知って

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書評:『「飽食した悪魔」の戦後』-戦後日本社会の闇を形作る731部隊の亡霊

著者: 合澤  清

『「飽食した悪魔」の戦後-731部隊と二木秀雄「政界ジープ」』加藤哲郎著(花伝社2017 ) 加藤のこの大冊(「人名索引」を入れると400頁を超える)をそれでも一気に読み上げた。著者一流の綿密で広範な文献渉猟よりなるこの

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ジンバブエを振り返る  トニー・ブレアによるランカスターハウス協定の反故と白人からの農地接収

著者: 村上良太

  ジンバブエで1980年代から事実上の独裁者として君臨してきたロバート・ムガベ大統領が軍のクーデターで拘束され、今月辞任を強いられたと報じられました。これが日本でどう報道されているかと大手新聞を見てみると、アラブの春と

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「テロ」と「カタルーニャ」の陰で 芯から腐れ落ちつつある主権国家(1)

著者: 童子丸開

バルセロナの童子丸開です。 しばらく記事を出すことができませんでしたが、「カタルーニャ問題」が奇妙な落ち着きを見せる一方で、バルセロナ、マドリード、ブリュッセルの間でなにやら意味深長な「つばぜり合い」が続いているためです

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本夕澁谷で慰安婦に献げるキャンドルアクション 「女性に対する暴力撤廃の国際デー」にちなんで

著者: 澤藤統一郎

ご存じだろうか。本日11月25日は、国連で定めた「女性に対する暴力撤廃の国際デー」にあたる。本日澁谷で、この日にちなんだ従軍慰安婦に献げるキャンドルアクションが行われる。 この日の由来は、ドミニカの独裁者ラファエル・トル

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周回遅れの読書報告(その35) 芸術と芸能の間

著者: 脇野町善造

 石川淳の作品と言えば、『普賢』や『焼け跡のイエス』を思い出すのが普通であろうが、そういう作品には強い印象はない。「夷齋」という名で発表された随筆だけが記憶に残っている。その一つ『夷齋俚言』のなかで、石川は次のように言っ

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東京高裁『スラップ違法判断紙一重』判決の紹介 ー 「DHCスラップ訴訟」を許さない・第111弾

著者: 澤藤統一郎

一昨日(11月22日)東京高裁第11民事部(野山宏裁判長)が名誉毀損訴訟で注目すべき判決を言い渡した。私は判決書きを入手していないので、複数報道を読む限りでのことだが、判決中の説示とされているものが裁判官の心証をよく表し

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戦時下の反戦医師の足跡を掘り起こす 森永玲著『「反戦主義者なる事通告申上げます」――反軍を唱えて消えた結核医・末永敏事』 

著者: 岩垂 弘

 無教会主義のキリスト教伝道者・内村鑑三の弟子で結核の先駆的研究者でありながら、戦時下に公然と反軍を唱えたため逮捕され、この世から抹殺された医師の足跡が、長崎新聞編集局長によって70余年ぶりに掘り起こされ、単行本になった

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SJJA&WSJPO【西サハラ最新情報】235 新東京勉強会-西サハラ

著者: 平田伊都子

「アフリカのジンバブエ大統領が辞任」、「大西洋クロマグロの漁獲枠をモロッコ会議で拡大」などなど、気になるニュースが飛び交う11月21日午後6時半、日本プレスセンタービル9階にある日本記者クラブ会議室で、西サハラの話を始め

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「イスラム国(IS)」イラク・シリアで壊滅(3)- 生き残り組は投降、分散、再建不可能 -

著者: 坂井定雄

 「イスラム国(IS)」はついに壊滅した。最終段階まで、シリア、イラクで抵抗し続けたISの指導部と戦闘員たちは、おそらく数千人。その大部分が、都市で地下壕を掘り、包囲作戦に抵抗し続けたが、地上の戦闘、空爆、砲撃で死亡する

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12・11第155回ラテンアメリカ探訪(旧メキシコ学勉強会)のお知らせ

著者: 土方美雄

「チャランゴ:作り手が語る民族楽器の世界」 ペルー、ボリビア、チリ、アルゼンチンで広く演奏されている小型複弦楽器チャランゴ。それは、アンデスの農村地方から各地の都市部まで、さまざまな民族、社会階層、地域、そして世代の人々

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津田・国民思想論・10  近世儒家の全否定とは何を意味するのか ーナショナリストー欺かれる国家の夢の担い手

著者: 子安宣邦

「実際、種々の学派、さまざまの系統に属する多数の儒者が、筆を枯らし、口を極めて横説竪説している政治論・道徳論の幾千万言は、今日から見れば殆ど皆な空中の楼閣である。」  津田左右吉「平民文学の隆盛時代」 「政治のおしえ道徳

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