早めに摘み取るべき議論 トランプ政権の登場など国際環境の不安定化を反映するかのように、日本でも核武装を唱える政党が相当数の票を集めるなど、かつては見られなかった動きが表面化している。先日の参院選の結果からも明らかなように
本文を読む評論・紹介・意見の執筆一覧
ドイツ通信第212号 ドイツ極右派傾向の構造的な問題点
著者: T・K生それは何もAfDに限りません。社会が総体としてジワジワとその方向に傾き始めているところに、大きな危機感が持たれます。 2月のドイツ連邦議会選挙前後にその傾向は、すでに顕著になってきていました。当時書き始めた選挙分析に関し
本文を読む生成AIの性能向上の過程に立ち会った(改版)
著者: 藤澤豊PCに向かい合っているときもスマホで何かしているときも、何?と思ったら放っておかないで、キーワードを入力してググるようにしている。あいまいなキーワードからでもGoogleのブラウザChromeが上手く処理してくれる。ただ
本文を読む共産党はいま存亡の岐路に立っている(その69)
著者: 広原盛明自民党は全国の党員・党友が投票に参加する総裁選挙を実施する、共産党は志位議長ほか党指導部の〝信任投票〟さえ実施する意思はないのだろうか、2025年参院選の結果から(7) 自民党は紆余曲折があったものの、石破茂総裁が参院選
本文を読む初めて「敬老の日」らしい?一日でした。
著者: 内野光子これまで、「敬老の日」などあまり意識することなく過ごしてきたが、ここ施設ではさすがに、そんなわけにはいかなかった。といっても、とくに誰かがうやまってくれたわけではない。 午後からは、ホールで、ジャスコンサートが開催さ
本文を読む小林秀雄の戦争責任について
著者: 野上俊明わが68世代を主要メンバーとする「社会批評研究会」9月例会の報告テーマは、小林秀雄論であった。O氏による詳細な小林秀雄の伝記と著作の説明を聞いていると、わが思春期から青年期の一時期、熱心に著書を読んだときの記憶がよみが
本文を読むプライヴェットジェット利用を止められないオルバンファミリー
著者: 盛田常夫オルバン首相夫妻が LCC 機でスペイン旅行に出かけたことは本通信でも触れた。来年の選挙を意識したパフォーマンスだと、多くのメディアは夫妻の搭乗時の写真を報じた。ところが、8月21日には側近を連れて、プライヴェットジェッ
本文を読むGlobal Headlines:帝国の包摂―中国とミャンマー
著者: 野上俊明<はじめに> スーチー女史が事実上トップの座に就いているときは、習近平もプーチンもミンアウンフラインに自分たちへのお目通りを許さなかった。2021年の2・1クーデタのあとも3年間ほどはその状態が続いた。武器供与をはじめ
本文を読むバンクーバー集会で読んだ:関東大震災102年「朝鮮人虐殺の真相究明を求める」集会アピール
著者: 「ピース・フィロソフィー」Calling for a Thorough Investigation of the Massacre of Koreans after the Great Kantō Earthquake, 102 Years On
本文を読む不安を抱えながら世界一の強国へ向かう中国
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(537)―― 9月3日、中国は北京天安門広場を中心に「抗日戦争と世界反ファシズム戦争勝利80周年」を記念する軍事パレードを実施した。これについては、すでに多くの分析や評論があるからここでは私がこのパレ
本文を読む共産党はいま存亡の岐路に立っている(その68)
著者: 広原盛明参院選敗北の責任を党中央として〝痛感する〟と言いながら、誰も責任を取らない党指導部の不思議、第6回中央委員会総会決議に見る強烈な前衛意識の存在、2025年参院選の結果から(6) 日本共産党第6回中央委員会総会(6中総)が
本文を読む9月6日、皇族の成年式、めでたいのはだれ?!皇室報道はこれでよいのか
著者: 内野光子「十日の菊」と言われるかもしれないが、秋篠宮家長男の成年式についての感想である。 9月6日、秋篠宮家長男の成年式というのが、おこなわれた。18歳のときは、受験期と重なったので一年後の誕生日に執り行われたという。よそ様
本文を読むオルバン城館(ハトヴァンプスタ)をめぐる応酬
著者: 盛田常夫オルバン父へのインタヴューオルバン城館(ハトヴァンプスタの館)をめぐる疑惑は、与党 Fidesz 陣営の頭の 痛い問題になっている。この城館のリノヴェートは 10 年前から始まっており、オルバンを初めとする政権幹部には、
本文を読む二十一世紀ノーベル賞作品を読む(16-下)
著者: 横田 喬パトリック・モディアノ(フランス)の人となり モディアノの著作『パリ環状通り』(講談社刊)の訳者・野村圭介早稲田大学名誉教授は巻末の「あとがき」に、こう記す。 パトリック・モディアノは1945年、パリに生まれ、名門のアン
本文を読む青山森人の東チモールだより…ハイジャック機でオーストラリアに逃れた東チモール人
著者:50年前の9月4日、空路で逃れた者たち 26年前の1999年8月30日は東チモールの帰属問題に決着をつけるための住民投票が国連後援で実施された日であるので、「8月30日」を「住民投票の日」と呼ぶことができます。そして19
本文を読む二十一世紀ノーベル文学賞作品を読む(16-中)
著者: 横田 喬パトリック・モディアノの『パリ環状通り』続き パリ・オーステルリッツ駅。彼(父)はタクシーの運転手に行く先を告げる前、少し躊躇した。(その後、実際はアレルマン大通りに住んでいるのに、グルネル河岸に乗りつけたこともある。あ
本文を読む二十一世紀ノーベル賞文学作品を読む(16-上)
著者: 横田 喬パトリック・モディアノ(1945~、フランス)は「現代のマルセル・プルースト」とも評されるフランスの現代作家 彼は2014年、ノーベル文学賞を受けた。授賞理由は「最も捉え難い人々の運命を召喚し、ナチス・ドイツによるフラン
本文を読むロシアのキーウ爆撃に対するハンガリー政府の姿勢
著者: 盛田常夫8月27日深夜のキーウ爆撃にたいして、EU はロシアを非難する声明を出したが、 EU 加盟 27か国のうち、ハンガリーだけがこの声明に署名しなかった。それどころか、「友好パイプライン(ロシアの原油輸送管)」にたいするウク
本文を読む今どきの中学生が出会う短歌~国語教科書に登場の歌人たち、その作品は(3)
著者: 内野光子各社の中学校国語の二年生の教科書を中心に調査した結果であり、わかる範囲で、一年・二年生教科書にも触れている。二年生教科書の短歌の収録状況は以下の手順で示している。短歌作品の作者は、作品に続いて( )で示し、さらに、前
本文を読むお江戸舟遊び瓦版1117号/2025 年市民文化フォーラム第58回8.15集会「戦後80年 運動の成果と市民の力」
著者: 中瀬勝義〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 https://chikyuza.net/〔opinion14416:250904〕 Previous Post
本文を読むTICAD9横浜
著者: 小原 紘韓国通信NO776 去る8月22日に閉会した横浜TICAD9(アフリカ開発会議)に49か国が参加、ホスト国日本を中心にアフリカ諸国首脳と経済援助等が話合われた。現在、国連に加盟しているアフリカ諸国は55か国。総人口は13
本文を読む「ボスニアの不安定化と欧州」によせて—―『朝日新聞』紹介記事への疑問 (その三)—―
著者: 岩田昌征『朝日新聞』(2025年・令和7年7月18日・金、第24面)の記事——「火薬庫」爆発前に「西側」は行動を――に「ドディックがボスニア中央政府の司法や警察の管轄をそごうとするなか、ボスニアの裁判所は今年、禁固刑と公職追
本文を読む絶望の公明党と日本共産党
著者: 小川 洋参議院選挙の結果を考える(2) 前稿では、今回の参議院選での参政党の大きな得票は、彼らの外国人排斥の主張が大きな要因ではなかったことを指摘した。参政党などの「新興政党」の伸長の原因は二つ。ひとつは、不安定雇用など生活不安
本文を読む感想文『金瓶梅』その2
著者: 合澤清遊び半分、とぎれとぎれに書き綴っているため、前回のものと重複する部分がままありうるかもしれない。この小論を「書評」と呼ばずに「感想文」としたのは、こういう理由からである。それ故、それらの点は大目に見ていただき、ご一緒に暑
本文を読むムンカーチ爆撃翌日にヴァカンスにでたオルバン・ヴィクトル
著者: 盛田常夫8月21日、ロシアはウクライナ全土にドローンとミサイルの大規模攻撃を仕掛け た。これまでロシアの攻撃とは無縁だったウクライナ西部のハンガリー国境の町ム ンカーチ(ハンガリー国境から 30km)が初めて攻撃対象となり、米国
本文を読む「平和を追求して(Pursuing Peace)」のスローガンで行われたアラスカ首脳会談
著者: グローガー理恵『 戦争を終わらせる、もっとも手っ取り早い方法は、戦争に負けることである。(仮訳) 〈原文: The quickest way of ending a war is to lose it. 〉 [ジョージ・オーウェル
本文を読むお江戸舟遊び瓦版1116号/会田弘継『それでもなぜ、トランプは支持されるのか』
著者: 中瀬勝義〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 https://chikyuza.net/〔opinion14409:250901〕
本文を読む共産党はいま存亡の岐路に立っている(その67)
著者: 広原盛明参院選敗北の原因を選挙戦術に矮小化し、党中央の政治責任をあくまで認めようとしない常幹声明と幹部会決定、〝党沈没〟の危機が加速している、2025年参院選の結果から(5) 赤旗(8月19日)に掲載された幹部会決定を読んで「ま
本文を読むガザにおける殺害と飢餓を直ちに止めさせよ
著者: 岩垂 弘世界平和七人委が緊急アピール 世界平和アピール七人委員会は8月29日、「ガザの人びとの殺害と飢餓を止めるために」と題する緊急アピールを発表した。同委員会はこれに先立つ6月20日に「イスラエルによるパレスチナ攻撃と周辺への
本文を読むひとりで軍歌を歌う夏
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(536)―― 7月7日は日本では七夕の祭りだが、中国では「七七(チーチ―)」つまり盧溝橋事件記念日である。1937(昭和12)年7月7日、北京郊外盧溝橋付近で対峙する日中両軍のいずれかの発砲事件を奇貨
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