評論・紹介・意見の執筆一覧

「ボスニアの不安定化と欧州」によせて—―『朝日新聞』紹介記事への疑問 (その二)—―

著者: 岩田昌征

  『朝日新聞』(2025年・令和7年7月18日・金、第24面)、ボスニアのボシニャク人(ボスニア・ムスリム人)政治学者論文「ボスニアの不安定化と欧州」の田島知樹氏要約紹介記事より前回拙論引用と重なる個所を再引用する。「

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退役した米陸軍中佐の証言:イスラエル国防軍に射殺されたガザの少年

著者: グローガー理恵

(イスラエル国防軍に射殺されたガザの少年・アミール君〉 はじめに 私には、もう何十年も前にドイツに帰化した、ガザ出身のパレスチナ人の友人がいる。彼は1948年にナクバが起こったとき、2歳だったという。 その後、彼はガザの

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「ボスニアの不安定化と欧州」によせて—―『朝日新聞』紹介記事への疑問 (その一)—―

著者: 岩田昌征

 『朝日新聞』(2025年・令和7年7月18日・金、第24面)にイスメット・ファティフ・チャンチャール氏の論文「ボスニアの不安定化と欧州」が紹介されていた。推薦した論壇委員は庄司香学習院大学教授である。要約紹介者は、田島

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「コメ クエ コメ クエ」の稲文字を偲ぶ~減反政策に一貫して反対し続けた人

著者: 内野光子

   私たち家族が千葉県佐倉市のニュータウンの一角に転居してきたのは、1988年秋であった。家が建つまで、田んぼをまたぐ橋の上から見えた稲文字「コメ クエ コメ クエ」がめずらしく、見おろしながら渡っ

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現実を直視し、映像表現で世界に対峙する作品たちに感動

著者: 小泉雅英

 先日、恒例の「レイバー映画祭2025」があり、報告を書きました。暑い中、思った以上に、多くの人が参集しました。せっかくの日曜日でしたが、私も朝から洗濯物を済ませ、何とか都心に出かけました。行って良かったです。ご一読戴け

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プレスリリース: 環境NGOら国際社会を軽視する日本の非鉄大手を批判

著者: アジア太平洋資料センター(PARC)

プレスリリース 環境NGOら国際社会を軽視する日本の非鉄大手を批判 報道機関・教育関連団体・市民社会組織の皆様                                   2025年8月04日&nbsp

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‘Mocskos (dirty) Fidesz’の大合唱に身構えるオルバン・ヴィクトル

著者: 盛田常夫

恒例の「夏の大学」講演で見るオルバン・ヴィクトルの心理状況 オルバン演説にたいする厳しい批判 毎年夏、ハンガリーがルーマニアのトシュナーディフュルドゥー(Tusnádfürdő)で開催している夏の大学(通称:Tusván

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私たちは、今こそ「台湾海峡有事」への日本の参戦に対し、NO!と言える世論・運動を

著者: 小西誠

軍事ジャーナリスト・小西誠です。 8/1付共同通信の報道にありました、米国シンクタンク・戦略国際問題研究所(CSIS)の中国による台湾経済封鎖=「台湾海峡有事」の図上演習について、要約ノートを作りました。 シナリオの一つ

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8月2日、「こうの史代展」オープン、行ってきました。

著者: 内野光子

会場近くのロビーでの公刊された作品集展示。  佐倉市立美術館で今日オープンした「こうの史代展」に出かけた。こうの作品は、「この世界の片隅に」の映画(2016年)を、しかもテレビ見たくらいで決して読者とは言えない。この展示

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東から西に広がるアジアで起きていること、起きてきたこと

著者: 松井和子

1948年、西アジアの地・パレスチナにユダヤ人国家が生まれた。世界の大国たちが関与して国連決議の結果、イスラエルという国ができ、その地に生まれ住んでいた80万人ものパレスチナ人が「難民」となった。そのことをアラビア語では

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目先の利益だけを求める日本社会に未来はあるか?

著者: 盛田常夫

-不真面目、無責任なバラエティショー化した日本の政治不思議な米騒動に思う 昨今の米騒動を見ると、いったい日本社会はどうなっているのかと疑念を禁じ得ない。米(コメ)であれ何であれ、「安ければ安いほど良い」と言う考えは間違っ

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Global Headlines:世界政治の危機、地球環境の危機

著者: 野上俊明

<はじめに>  ウクライナ戦争やガザ紛争、トランプの第二期目政治などのもたらす負の影響は、直接的破壊はもとより、人道的危機および環境危機をもとめどなく深刻化させている。かつてであれば、曲がりなりにも国連や大国が介入したり

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躍進した参政党と衰弱する共産党についての考察

著者: 阿部治平

――八ヶ岳山麓から(533)―― 「日本は、稲穂が実る豊かな国土に、八百万の神と祖先を祀り、自然の摂理を尊重して命あるものの尊厳を認め、徳を積み、文武を養い、心を一つにして伝統文化を継承し、産業を発展させ、調和のとれた社

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ネオコン(Neo Con)新保守主義による 新国際秩序について(下)

著者: 市民グループ・ユーゴネット

ウクライナのマイダン革命を誘導したネオコン ロシア嫌いのネオコンであるヴィクトリア・ヌーランド国務次官補は2013年に、「米国ウクライナ人協会」において「ウクライナの親NATO派勢力に対して50億ドルを超える支援を行なっ

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