古い話になるが、奥村宏が、朝日新聞社のPR誌『一冊の本』2001年3月号に、「夏目漱石と森嶋通夫」という短文を書いている。森嶋の学説ではなく、森嶋の生き方を奥村は語っている。奥村の結論を言えば、「夏目漱石がついに貫徹し
本文を読む評論・紹介・意見の執筆一覧
もはや『詰み』だ! 森友問題 責任の徹底追及を求める院内集会
著者: 澤藤統一郎森友・加計問題の責任を追及している市民グループは9団体あるという。その内7団体が本日正午の院内集会に結集した。森友問題がメインだったが、「今治加計学園獣医学部問題を考える会」からの発言もあった。むんむんたる熱気渦巻く2時
本文を読むゴミ分別とプロのユニフォーム
著者: 藤澤豊三十半ばに田無から市川に引っ越して十年ちょっと、それから浦安に六年と横浜に六年、そして調布に。その間にクリーブランドとボストンに駐在した。調布でやっと落ち着くかと思ったのに半年ほどで雑司が谷に引っ越した。引越しは面倒だし
本文を読む最近の習近平政権論をよむ
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(248)―― 中国関係の本はだいたい中国の悪口だ。しかもやたらに多い。こう多くてはなにを読んでいいかわからない。新聞の書評にとりあげられたのを買って「だまされた!」と思うことがときどきある。 『習近平
本文を読むスラップ被害者に「同憂相救う」の連帯を呼びかける。― 「DHCスラップ訴訟」を許さない・第117弾
著者: 澤藤統一郎松井一郎の米山知事に対するスラップ提訴(12月6日)に続いて、今度は橋下徹がジャーナリスト岩上安身にスラップを仕掛けた(12月15日)。岩上の記者会見は1月22日。これについて、リテラが昨日(1月24日)付で詳しく報じて
本文を読む公共の空間は公共のもの。過剰な規制に異議あり
著者: 村尾知恵子去る1月8日の土曜日は成人の日であった。私の近所の武蔵野市民文化会館でも、着飾った新成人が集う成人式が行われた。参政権はすでに付与されているが、新たな権利やら義務やらあれこれと行使できるようになるのだからひとつの節目であ
本文を読む「明治150年」と靖国と、そしてアベ。
著者: 澤藤統一郎一昨日(1月22日)、第196通常国会での首相の施政方針演説の冒頭は、次の言葉だった。 「150年前、明治という時代が始まったその瞬間を、山川健次郎は、政府軍と戦う白虎隊の一員として、迎えました。」 やれやれ。1868年
本文を読むSJJA&WSJPO【西サハラ最新情報】245 号外!西サハラ和平交渉再開!!
著者: 平田伊都子2012年からモロッコの拒否で暗礁に乗り上げていた「西サハラ和平交渉」が、再開されることになりました。 国連・ヌーン・レイリー・ㇷ゚レス・ブリーフィングで正式発表がありました。 【西サハラ最新情報】245では、このニュ
本文を読む緊急院内集会のお知らせ ― もはや「詰み」だ! 森友/加計問題の責任を徹底追及!
著者: 澤藤統一郎通常国会が始まった。「アベ9条改憲」発議の阻止が最大の課題だが、森友・加計問題の追及の手を緩めてはならない。頃合いも良し。下記のとおり、森友・加計問題の追及の緊急院内集会が企画されている。この市民集会で、森友事件に関わる
本文を読む【報告】やめろ!ミサイル避難訓練!1.22緊急行動(報道紹介など)
著者: 杉原浩司1月22日、東京都、文京区、内閣官房、消防庁が主催した「ミサイル避難訓練」が東京ドーム、文京区役所周辺で強行されました。小さな音量の防災無線や携帯メールで流れた警報を受けて、あらかじめ動員されスタンバイしていた区民や区内
本文を読む沖縄に春の訪れーめでたやな南城市長選にオール沖縄の勝利
著者: 澤藤統一郎さてもめでたや 新玉の春は心も若がえて 四方の山辺の花盛り…(「四季口説」(しちくどぅち))。昨日(1月21日)投開票の南城市長選で「オール沖縄派」候補が、現職の4戦を阻止して初当選した。今年を占う初春の吉事である。 沖
本文を読む鄭 明勲(チョン・ミョンフン)の夢
著者: 小原 紘韓国通信NO546 クラッシックファンなら知っている人も多い。鄭明勲(チョン・ミョンフン)(65)は韓国ソウル生まれ、世界的に活躍する指揮者、ピアニストでもある。 現在東京フィルの常任指揮者として度々来日し、日本のファン
本文を読む民主主義へのクーデター・安倍暴走集団!
著者: 鎌倉悟朗このところ安部首相が「改憲のホツギ(発議)」と口にする。在任中の「9条改憲」に執念を燃やしているそうだが、その好機と見たか焦ったか。どっちにしろ首相のトップダウンで憲法を変えようとするなんて、そもそもヘンではないか。 改
本文を読む私にとっての朝鮮 小林はるよ Me and Korea: Kobayashi Haruyo
著者: 小林はるよ朝鮮半島のことがニュースで取り上げられる毎日です。オリンピック、日本軍「慰安婦」の歴史、「核・ミサイル」問題など。しかし私たちは日本人として、かつて日本が植民地支配を行った朝鮮半島とそこの人々、そこにゆかりのある人々にど
本文を読む作家アラン・マバンクゥ氏がマクロンに宛てた「大統領への公開書簡」 ~フランコフォニーに対する考え方が違っているのではないか?~
著者: 村上良太アフリカ中西部のコンゴ共和国出身でフランスで法律学を学び、現在はカリフォルニア大学で文学を教えている作家のアラン・マバンクゥ氏。2016年には権威あるコレージュ・ド・フランスで黒人文学を講義したことでも現在、フランス
本文を読む周回遅れの読書報告(その43) フェアプレーは、時と場合によりけりだ
著者: 脇野町善造昔、まだ仕事をしていたころ、ある事情で、どうしても「しらを切る」というか、「嘘をつく」ことを余儀なくさせられる可能性が極めて高い状況になったことがある。「どうしたものか」と一時思い悩んだ。そんな時、偶然、電車の中で、佐高
本文を読むアベ改憲提案は無理筋だ。もう引っ込みたまえ。
著者: 澤藤統一郎本日(1月21日)のNHK「日曜討論」は、「明日から通常国会 与野党論戦の焦点は」というタイトル。その番組紹介は次のとおり。 「通常国会が22日に召集され、論戦が始まります。各党は国会審議で何を訴えるのか? 予算案の評価
本文を読む「表現の自由規制の現状とメディアのあり方」ー田島泰彦教授最終講義
著者: 澤藤統一郎本日(1月20日)午後、上智大学文学部新聞学科の田島泰彦教授の最終講義。同大学12号館102教室は、学内外の受講者で満席だった。 田島教授は、1952年埼玉県秩父市生まれ。上智大学法学部卒業。早稲田大学大学院法学研究科公
本文を読むこれはこれは―知事が知事を被告にスラップ訴訟
著者: 澤藤統一郎報道によると、「2017年12月6日、日本維新の会代表の松井一郎・大阪府知事が、新潟県の米山隆一知事に550万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴した」。提訴の理由は、「大阪府立高の頭髪指導訴訟をめぐるツイッターの投稿(2
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(179)
著者: 本間宗究(本間裕)囚人のジレンマ 「11月29日」に行われた「中曽日銀副総裁の講演」が注目を浴びているが、その理由としては、「預金口座の管理料」に言及した点が指摘されている。つまり、日本でも、欧米並みに、「預金口座の管理に対して、料金を徴
本文を読む租税民主主義こそが民主主義の基本の基本(3):タックスヘイブンでの税逃れの仕組み(合田寛著『タックスヘイブンに迫る』(新日本出版)より)
著者: 田中一郎(最初に若干のことです) ================================ 1.(メール転送です)【1 23(火)13 30~】立憲民主党エネルギー調査会・原子力市民委員会との対話集会 開催のお知らせ h
本文を読む眼薬一滴、七倍多すぎる
著者: 藤澤豊National Public Radio(NPR)が、ProPublicaというWebニュースサイトの記事を配信してきた。NPRは市民からの小口の寄付で運営されているラジオ局で、アメリカではそれなりにリベラルなマスコミ
本文を読むSJJA&WSJPO【西サハラ最新情報】244 大西洋クロマグロ
著者: 平田伊都子マグロのトロは高いので、貧乏な筆者は長年、マグロを食べたことがありません。 ところが、大西洋クロマグロの日本割り当て量が大幅に増え、「マグロが安くなるかも?」というニュースが入ってきました。 しかし、「小売り価格が下が
本文を読む俺は持つ きみは捨てろよ 核兵器
著者: 澤藤統一郎あっ、これはすごい。これ、きっと古典になる。 毎日新聞・仲畑流万能川柳1月8日掲載の一句。 俺は持つ きみは捨てろよ 核兵器 (東京 ホヤ栄一) これが核大国のホンネだ。とりわけアメリカの。そしてトランプの。 多くの核
本文を読む研究ノート/「人権と国情」―ロヒンギャ危機に即して考える(2)
著者: 野上俊明<体制移行と外来思想土着化の問題> Ⅰ.疑似民政から真の文民政府への移行をめざすなか、スーチー氏とNLDの急速な態度変化は、明治初期の自由民権運動がやがてナショナリズム(国権主義)に屈していく過程と二重写しになって見える
本文を読む「9条改憲」の切迫とその阻止のために
著者: 澤藤統一郎本日(1月17日)の毎日新聞夕刊、「私だけの東京・2020に語り継ぐ」欄に、作家・早乙女勝元のインタビュー記事が掲載されている。タイトルは、「散歩道を『寅さんの故郷』に」だが、やはりこの人だ。戦争の記憶と憲法9条に触れて
本文を読む「もしそれがあなただったら?」 厳冬のパリのホームレスへの想像力を喚起する写真家マルク・メルキの個展 ”Et si c’était vous ?” par Marc Melki
著者: 村上良太パリの写真家、マルク・メルキ(Marc Melki) 氏がパリの北の郊外にある街、オーベルヴィリエで今月12日から来月7日にかけて写真展を行っている。「もしそれがあなただったら?」と題するこのシリーズはホームレスをテ
本文を読む司法界に及ぶ「アベノ人事」の実態解説
著者: 澤藤統一郎今年(2018年)の「第2期・友愛政治塾」(西川伸一塾長)については、1月5日付の当ブログでご紹介しました。 歳のはじめに「友愛政治塾」(西川伸一塾長)ご案内 http://article9.jp/wordpress/?
本文を読む「チェルノブイリ法日本版の条例制定を一緒にやりませんか」
著者: 柳原敏夫「チェルノブイリ法日本版の条例制定を一緒にやりませんか」 岡田俊子(脱被ばく実現ネット) 柳原敏夫(ふくしま集団疎開裁判・元弁護団長) 1、私たちは‥‥ 昨年5月、三重県伊勢市のお母さんが、全国の市民に向けて、「チェルノ
本文を読む再び慰安婦問題について
著者: 小原 紘韓国通信NO.545 久しぶりの南北会談で平昌オリンピックと緊張緩和について議論がかわされたことは喜ばしい。周囲がやきもきすることはない。特にアメリカは余計な口ばしをいれず、北朝鮮がアメリカに求めている交渉の実現に努力し
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