渡部富哉著『白鳥事件 偽りの冤罪』(同時代社2012.12.28発行)2800円 渡部富哉様 年末、年始にかけて雑用が多くて少し時間がかかりましたが、18日にやっと昨年暮れにご恵与賜りました『白鳥事件 偽りの冤罪』(同時
本文を読む評論・紹介・意見の執筆一覧
小沢一郎事件は終ったのだろうか
著者: 三上 治「政治資金規正法違反」の容疑に問われた小沢一郎の裁判は無罪が確定した。そして選挙では自民党が圧勝した。これには一見すると何の関係もないように見えるがそうなのだろうか。世の中はそのように受け取られて行ってしまうのかもしれな
本文を読む【書評】開沼博『フクシマの正義』を読んで
著者: 木村洋平はじめに ーー開沼博さんのご紹介 福島でいま、なにが起こっているのか。関心をもつひとに、信頼できる研究者が語る。開沼博(1984~)さんは、若手の社会学者で、福島県いわき市に生まれ、震災よりも以前から、すでに地元福島の原
本文を読む市民セミナー聴講報告(山下俊一、金澤一郎他)
著者: kimura-m市民セミナー「東日本大震災・原発事故の教訓と医療」聴講報告 ―山下俊一氏は放射能安全を言い逃げ、質疑に応じず― ―金澤一郎氏は科学者の「安全神話」貢献を総括せず― ―今村聡氏は福島県医師会を応援― 下記市民セミナーを聴講
本文を読む避難基準案固まる!:傍聴報告:第6回原子力災害事前対策等に関する検討チーム
著者: 満田夏花傍聴報告:第6回原子力災害事前対策等に関する検討チーム 事故直後の避難基準として、毎時500マイクロシーベルト(事故後数時間)、そ の後の一時避難基準として毎時20マイクロシーベルト(事故後1週間以内をめ ど)が固まり、
本文を読む中国の党は党を浄化できるか――市場改革派呉敬璉教授の言説をめぐって
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(57)―― 2012年大晦日、中国共産党政治局会議があった。会議は習近平総書記が司会をした。中央規律検査委員会の報告があり、そこでの習氏の指示。 ――新たな情勢のもと、反腐敗闘争の情勢は依然深刻である
本文を読む現実と政治・社会の未来 再論(5)
著者: 三上 治右傾化という言葉が流行であるが… 過日、安倍政権の成立とともに流行の感のある右傾化をめぐって右翼の論客とテレビで討論した。安倍政権の成立とともに外政あるいは内政に対して打ち出したこわもての言動にたいして、国内のみならす。
本文を読む本間宗究「ちきゅうブッタ斬り」(36)
著者: 本間宗究日銀法の改正 今回の選挙で大勝した自民党は、安倍総裁を中心にして「日銀法の改正」を行おうとしているようだが、この目的としては、「日銀に対して、さらなる金融緩和を要請するため」という点が指摘されているようである。つまり
本文を読む大島渚追悼 ―時代は『愛と希望の街』へ回帰する―
著者: 半澤健市お互い映画好きと知って会話が弾んだ時に、「半澤さん、大島渚を見なければ今の日本映画は語れませんよ」と言ったのは、京大出身の新入社員だった。1961年のことである。私は大島渚をみていなかった。1958年に社会人となった私は
本文を読む沖縄代表団「総理直訴東京行動」への協力のお願い!
著者: 野平晋作皆さんにお願いがあります。 沖縄41市町村の首長を含む沖縄の代表団が オスプレイ配備撤回と普天間基地閉鎖、 県内移設の断念を安倍首相に要請するために東京を訪れます。 しかし、まだ首相との面会は確定していません。 28日は
本文を読む米中の覇権争い本格化-双方とも戦争は避ける -TPPかRCEPの勝負-
著者: 伊藤力司昨年11月、米国でオバマ大統領が再選され、中国の最高首脳として習近平・共産党総書記が選出された。新体制下の米中、すなわち世界第1位と第2位の経済大国はいよいよ覇権争いを本格化することになる。その主戦場は太平洋である。地理
本文を読む自治体が実施している原子力防災に関するパブコメについて
著者: chiba全国各地で行われている地域防災(原子力災害対策)に関する パブコメの募集状況について、再稼働阻止ネットホームページで 取り上げました。今後も公示があれば追加していきたいと思います。 また、 再稼働阻止ネットのホームページ
本文を読む風刺の種 蒔かぬ種は生えぬ
著者: 乱鬼龍◆狂歌 この程度ではものにならない愚論充つどの程度なものになるらん 国会に悪相愚相充ち充ちてこんな程度の国を亡ぼす 明けましてテレビやたらとめでたがるどこがめでたい亡国日本 化けの皮はげばこの世こそ地
本文を読む病縁で多くを学び、古希を迎える -人を思いやる心を忘れないでいたい-
著者: 安原和雄私(安原)にとって得難い「心の友」、清水秀男さんから新年の心境を綴ったメールが届いた。題して「病縁で学んだ多くのこと」で、三つを挙げている。それは、生かされていることの有り難さ、「当たり前」こそが幸せの原点、残された生を
本文を読む脱原発にかかわらずドイツは、今迄になかったような多量の電力を輸出
著者: グローガー理恵2012年、完全脱原発への途上にあるドイツでの電力輸出量が記録的な量に達しました。これはドイツにおける再生可能エネルギーのブームに起因するものと、シュピーゲル・オンライン(Spiegel Online)の記事「脱原発にも
本文を読むDVDリッピングの違法化について、解説とその後
著者: 木村洋平昨年、話題になった「DVDのリッピング違法化」について、かんたんな解説を試みるとともに、その後のDVDの売れ行きが発表されたので、追ってみよう。 <DVDのリッピング違法化とは> 2012年10月1日から、改正著作権法の
本文を読むマルクス先生さようなら、熱烈歓迎孔子さま
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(56)―― 21世紀に入ってしばららくしてから、中国には儒教の徳目をもちだす評論や論文が多くなった。前稿でさる対日強硬論者が、「中国には『自由・民主・平等』を超越した価値観がある。『礼』は『自由』を超
本文を読む現実と政治・社会の未来 再論(4)
著者: 三上 治花見酒の経済という言葉を思い出したが… 若い人たちはあまり知らないかもしれぬが僕らの年代ではよく知られた言葉が「花見酒の経済」である。1960年の後に池田首相は「所得倍増計画」を打ち出し高度成長ははじまっていた。1962
本文を読む経団連会長会社の社会貢献活動に異議あり! (下) -なぜ農薬蚊帳は大量配布され続けるのか-
著者: 岡田幹治(上)で述べたように、オリセット事業は効果の点でも安全性の面からも問題が多い。にもかかわらず、住友化学はオリセット事業の拡大に意欲的だ。同社の水野達男ベクターコントロール事業部長は12年7月の意見交換会で、耐用年数がくる
本文を読むThe Economist-代替エネルギーがもはや代替エネルギーでなくなる2013年
著者: グローガー理恵年末に「The Economist」から出版されました発行物、「The World in 2013」に掲載されていました「再生可能エネルギー」に関しての記事をご紹介させて戴きます。「The World in 2013」と
本文を読む経団連会長会社の社会貢献活動に異議あり! (上) -農薬蚊帳は無駄で危険な「アフリカ支援」だ-
著者: 岡田幹治大手化学メーカー、住友化学のウェブサイトで「アフリカ支援」のページを開くと、子ども二人が蚊帳の中に座る写真に「マラリアを予防する。」との文字が添えられた画像が現れる。米倉弘昌・経団連会長が会長を務めるこの会社は、農薬蚊帳
本文を読む現実と政治・社会の未来 再論(3)
著者: 三上 治「経済の再生優先」、誰もが異論のなさそうなところだ。憲法改正して国防軍規定を明記する、集団自衛権行使を容認するなどに比べたら。しかし、その中身を見てみるとすぐに疑念が出てくる。要するにお札を増刷してばらまき、景気を活性化
本文を読む【俳文】札幌便り(4)
著者: 木村洋平年始のご挨拶を申し上げます。北海道から、今年初めてのお便りをお届けしたいと存じます。 のびのびと仕事始めや晩の月 さしたる趣もないようで、感慨あり。僕の思いなしだろうか。 ななかまど子供の夢をこぼれさす 街路を歩いて、北
本文を読む「バトンタッチ!」中沢啓治さんを追悼して Remembering Nakazawa Keiji
著者: 乗松聡子2011年8月4日、日本、米国、中国、韓国ら出身の大学生を対象に 証言する中沢さん。左は近藤紘子さん、右はこのブログ筆者の乗松聡子。 12月24日、バンクーバーの自宅でクリスマスディナーの支度をしているときにニュースが飛
本文を読む寓話「アベのミックソ」 (続)
著者: 盛田常夫第二話 「アベのミックソ」結末 真正維新議員「アベのミックソ総理。金融緩和政策とインフレターゲットについて、質問いたします。まず、追加的金融緩和政策ですが、すでに対GDP 比でみた日銀保有の国債残高は先進国の中でも一番高
本文を読む寓話「アベのミックソ」
著者: 盛田常夫1月3日 ちきゅう座編集部注:原典が、”パロディ「アベのミックソ」”から ”寓話「アベのミックソ」”に改訂されたのに伴い、改訂版を掲載いたします。 第一話 早分かり「アベのミックソ」 J 大学医学部内科医長にアベセンセイ
本文を読む青山森人の東チモールだより 第227号(2012年12月31日)
著者: 青山森人エミリア=ピレス財務大臣、疑惑に対しノーコメント 医療機器購入をめぐる疑惑 前号の「東チモールだより」で、エミリア=ピレス財務大臣が縁故主義の批判をうけていることについて「病院への設備事業(ベッド購入)が大臣の夫が経営す
本文を読む読者への新年のご挨拶―安倍内閣へきびしく対峙
著者: 田畑光永本ブログ「リベラル21」がスタートしたのは2007年3月であった。6回目の新年を迎えることができた。「護憲・軍縮・共生」という1つの方向性だけを掲げて、各人が自由な立場で参加し、自由に発言する場である本ブログが6年も続
本文を読む現実と政治・社会の未来 再論(2)
著者: 三上 治民主党政権の敗北は何一つ自己の政治理念に基づくものを実現できなかったということに尽きる。実現できなかったというよりは実践的な試みすらできなかったということにほかならない。僕は民主党が選挙公約時に提示していた 外政(日米関
本文を読む子安宣邦 on Twitter 12月6日〜12月27日……安倍政権と<反原発>党、仁斎『論語古義』の現代語訳、中−米(日)関係へ、衆院選に見る〈アメリカの平和〉と〈アジアの平和〉、〈中華帝国〉的中国の到来
著者: 子安宣邦12月27日 熱しているのは安倍と自民党政権であって、国民ではない。国民は冷めている。今朝の朝日の世論調査を見てそう思った。菅内閣発足時より低い支持率は、選挙結果のあの数字が、いかに民意からはずれたものであるかを示してい
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