2月16日、欧州司法裁判所はハンガリーとポーランドから提訴されていた訴えを却下する判断を下した。これは欧州委員会がコロナ禍からの経済復興のために設定した構造化補助金支出と「法治制(rule of law)」遵守を結び付
本文を読む評論・紹介・意見の執筆一覧
絵画の中のマルチチュード
著者: 髭郁彦何も持つものはなかった。未来はなかった。だから二人は小さなことにこだわった。 ―アルンダティ・ロイ、『小さきものたちの神』(工藤惺文訳) 三鷹市美術ギャラリーで2021年12月4日から収蔵作
本文を読む無内容な答弁が続く、総理、「しっかり」してよ!(2)
著者: 内野光子朝食を終えて、一段落、きょうが最終日らしい衆院予算委員会の中継を10時から一時間ほど見ていた。立憲の大串議員と江田議員の質問だった。よくもまあ、国会答弁用語、岸田首相答弁用語満載の答弁であった。主に物価・原油高対策、コ
本文を読む「乳腺外科医・冤罪事件」判決 ー 最高裁は、差し戻しではなく無罪とすべきだった。
著者: 澤藤統一郎(2022年2月21日) 先週の金曜日2月18日、最高裁第二小法廷は、「乳腺外科医・えん罪事件」において、懲役2年の実刑とした原審の東京高裁判決を破棄した。この点において、心配された最悪の結果は回避され一応は安堵させら
本文を読むドイツ通信第185号 新型コロナ感染の中でドイツはどう変わるのか(26)
著者: T・K生春まだ遠い2月のドイツ ドイツのオミクロン株感染はピークを迎え、これから3月末から始まるイースター休みを目途に社会のコンタクト規制の段階的な緩和に向かいます。コロナ感染からちょうど2年目の節目に当たります。 規制からの自
本文を読むタリバン政権下のアフガニスタン半年(下)
著者: 坂井定雄▼経済 経済学者のナシール・モハダシブザグ氏によると、イスラム首長国(現タリバン政権)の支配下では、銀行システムの崩壊、アフガン資産の凍結、国際社会による現政権の不承認、国際援助の削減などが起こり、経済成長に影響を与え
本文を読む無内容な答弁が続く、総理、「しっかり」してよ!
著者: 内野光子・さっきから「しっかり」ばかり言っている総理の会見しっかりしろよな(千葉 山本信明)「読者歌壇」(荻原裕幸選)『現代短歌』2022年3月) ご近所の山本さんの短歌である。重厚な作品も多い山本さんだが、「やったな」というよ
本文を読む青山森人の東チモールだより…感染症災禍の中の大統領選挙
著者: 青山森人医療を逼迫させるデング熱 「新型コロナウィルスに予算をかけてデング熱にそうしないのはおかしい。子どもたちの生命が脅かされているというのに。そして病院に来ると患者はデング熱の患者ばかりだというのに。ここから別の場所に移れば
本文を読む本日が多喜二の命日。多喜二を虐殺したのは、天皇・裕仁である。
著者: 澤藤統一郎(2022年2月20日) 小林多喜二は虐殺された。天皇の手先である思想警察の手によってである。多喜二の無念を忘れてはならない。権力の暴虐を忘れてはならない。 子どものころに教えられた。あの壮大なピラミッドを作ったのは
本文を読むタリバン政権下のアフガニスタン半年(上)
著者: 坂井定雄アフガニスタンでタリバン政権が発足(昨年8月15日)から半年。人口4千万弱の国民は、国家再建を苦闘しながらも進めている。毎日、その状況を3つの言語で世界に発信している同国のPajhwok通信社2月17日発信の特集「IE
本文を読むSJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】465 脅されても、西サハラはEU・AU首脳会議参加
著者: 平田伊都子「Not inflame ! あおりを止めろ!」2022年2月14日の記者発表で、緊迫したウクライナ情勢に関して、グテーレス国連事務総長が声明を発表しました。 名指しはしませんでしたが、ロシアのウクライナ侵攻を煽り続け
本文を読む「台湾に国際法の保護は及ぶ」 – 伊藤一頼論文紹介
著者: 澤藤統一郎(2022年2月19日) 50年前、1972年9月29日に日中共同声明が発出されて日中間の国交が回復した。そのとき、私は無条件にこれを歓迎した。「一つの中国」論にもとづき、台湾が中国の一部であることを当然と考えた。声明
本文を読む本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(346)
著者: 本間宗究(本間裕)蝉を狙うカマキリ 2022年に入り、再び、「北朝鮮のミサイル発射」が注目を浴びているが、この時に思い出されるのが、「荘子の蟷螂窺蝉(とうろうきせん)」であり、このことは、「蝉を狙うカマキリ」と「カマキリを狙うカササギ」の
本文を読む秋篠宮家の長男の進学先が決まったらしい
著者: 内野光子在学中の中学校と進学先の筑波大学付属高校との間の時限的な提携校進学制度を活用した上、一般入試も受験し、2月16日に合格が確定したとの報道である。ちなみに今年の募集要項をみると、男女ほぼ同数の合計80名、英・国・数・理・
本文を読むむちゃくちゃな維新の対共産議員懲罰動議 ー 見えてくる維新の本質
著者: 澤藤統一郎(2022年2月18日) 今通常国会の予算審議が、はや大詰め。2月15日に衆院予算委で中央公聴会が開かれ、これが異様な進行となった。正確に言えば、公述人の一人の発言が異様だった。その公述人の名は原英史、国家戦略特区ワー
本文を読む「先行施行まで4ヶ月 見えてきた土地規制法の狙い」~共同ヒアリングと立憲野党要請
著者: 杉原浩司土地規制法の先行施行まで約4ヶ月に迫りました。この稀代の悪法の実質的な 内容はこれから決まっていくことになります。この間明るみになった政府の内 部資料などをもとに、3度目となるヒアリングと立憲野党への要請行動を行い ます
本文を読むミャンマー 民主革命の新しい曙光
著者: 野上俊明Ⅰ.2/12ユニオン・デー、パンロン協定75周年記念 ビルマが英国から独立する直前の1947年、当時のアウンサン将軍は、辺境地域を支配する諸少数民族と「連邦制国家」として独立することを合意内容とする「パンロン協定」を結
本文を読む十五の春の悲哀。逃れようのない監視圧力の脅威。
著者: 澤藤統一郎(2022年2月17日) 「志学」と言えば、15歳。学問を志す15歳は稀少でも、誰もが高校入試の試練を受けなければならない歳。かつて、高校全入をスローガンに「15の春は泣かせない」と言ったのは、京都の蜷川虎三革新府政だ
本文を読む米国、凍結アフガン資産70億ドルの使途決定 人道支援と別組織のNYテロ犠牲者支援に半々
著者: 坂井定雄バイデン米大統領は11日、米国が凍結しているアフガニスタン中央銀行の準備金資産70億ドル(約8,100億円)を、半額はアフガニスタン国内での人道支援、半額を2001年9月11日にニューヨークの貿易センタービルにテログル
本文を読む「法と民主主義」4月号の特集は、「維新の本質と問題点と危険性(仮)」
著者: 澤藤統一郎(2022年2月16日) 「法と民主主義」4月号(3月下旬発行)特集は維新問題となる。その特集の表題は、今のところ、「維新の問題点と危険性(仮題)」。 維新の問題点と危険性は、漠然ではあるが自明であろう。我々が、イメー
本文を読む韓国も大変だぁ~
著者: 小原 紘韓国通信NO689 韓国政府が国民にソーシャルディスタンスの延長措置を決めた去る4日、新規感染者は2万7千人を超え、自宅療養者も10万人を超えた。感染者数は今月末には1日、13万人~17万人に達する見込み(中央対策本部
本文を読む「ふてぇ野郎」と「不逞老人」
著者: 藤澤豊二〇二一年五月二日付けで、ちきゅう座に拙稿「調べて調べて読んでます」を掲載して頂いた。 https://chikyuza.net/archives/110770 そこで「ふてぇ」は間違いで「不逞」であることを知ったと書い
本文を読む中国ウルトラ・ナショナリズムを批判する(六)
著者: 柏木 勉「中華民族」は民衆とは無縁 前回は、中華民族」がたかだか「清末以降に創られたものにすぎないこと」を述べましたが、民衆レベルではどのようにうけとめられたのか?それが問題です。 「中華民族」はまさに「一体となった国民
本文を読むプーチン大統領はなぜハンガリーのオルバン首相を冷たくあしらったか ―きびしいが分かりやすいロシア流?
著者: 盛田常夫先日のロシアにおけるロシア・ハンガリー首脳会談でのテーブルの距離、記者会見における両首脳の距離は、ロシア側のハンガリーに対する冷遇をこれ見よがしに演出したものであった、とハンガリーでは受け取られている。 ロシアを全面
本文を読む汲むべき教訓に満ちた、「お粗末極まる反共主義」の跋扈
著者: 澤藤統一郎(2022年2月15日) 昨年暮の12月22日、自民党は今夏の第26回参院選・岩手県選挙区公認予定候補を決定した。広瀬めぐみという新人、第二東京弁護士会所属の弁護士だというが、まったく無名の人。何者であるか知られていな
本文を読む「NO WAR IN UKRAINE」「NO WAR IN THE WORLD」「FUNDAMENTAL RIGHT IN CHINA」
著者: 澤藤統一郎(2022年2月14日) 北京オリンピックで大きく印象に残るものといえば、中国当局の強権的姿勢、それに対する各国の宥和的態度、不公正な審判、ドーピング等々、白けることばかり。人権を無視したこの国でのこんなオリンピック、
本文を読む中国非難の衆議院決議を考える
著者: 阿部治平――八ヶ岳山麓から(359)―― 衆議院は2月1日の本会議で、「新疆ウイグル等における深刻な人権状況に対する決議」を与野党の賛成多数で採択した。概略は以下の通り。 「新疆ウイグル、チベット、南(内)モンゴル、香港等に
本文を読む岡口基一判事の弾劾裁判・初回期日は3月2日 ー 罷免の判決をさせてはならない
著者: 澤藤統一郎(2022年2月13日) 仙台高裁の岡口基一判事(55)が、国会に設けられている裁判官弾劾裁判所(裁判長・船田元)に罷免訴追されたのが昨年(21年)の6月。その第1回公判期日が3月2日に指定され、召喚状が送付された。
本文を読む87.9%が「節約を意識」 日本生協連がコロナ禍の買い物行動調査
著者: 岩垂 弘終息がなかなか見えてこないコロナ禍に、うち続く生活必需品の値上がり。厳しさを増す日常生活の中で市民は何を考え、買い物ではどう行動しているのだろうか。生活協同組合の全国組織である日本生活協同組合連合会(日本生協連)が組合
本文を読むSJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】464 デ・ミストラ西サハラ国連特使、ブリンケンと会談
著者: 平田伊都子「デ・ミストラはベテラン国連外交官かもしれないが、前任者と同様の不運に見舞われる、、」と、ベルギー首都ブリュッセルに駐在する西サハラ難民政府EUヨーロッパ代表は、スタファン・デ・ミストラ西サハラ国連事務総長個人特使に期
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