特捜検察〝暴走〟の衝撃―「検察審」議決の混乱も気懸かり

著者: 池田龍夫

九月から十月にかけて、政治の根幹を揺るがす大事件が吹き荒れ、国民の不安を掻き立てている。「大阪地検特捜部の押収フロッピー改ざん事件」「検察審査会の小沢一郎氏強制起訴決定」の国内問題に加え、「尖閣諸島海域での中国漁船衝突」

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歌集『010年安保(ぜろじゅうねんあんぽ)』を機に

著者: 宮坂亨

2007年、ちきゅう座に『「010年安保」への前奏曲」1・2・3を発表して以来、「010年安保」』いう言葉を流行らせたいと思っていました。 昨年秋から取り掛かったのがこの歌集『010年安保(ぜろじゅうねんあんぽ)』です。

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原民喜の足跡を知りたくて~『三田文学』創刊100年展を観る~

著者: 醍醐 聡

秋晴れの三田キャンパスでの講義のあとで  退職後の今年も特別招聘教授といういかめしい肩書きで慶応義塾商学研究科・会計職コースの「現代会計論」(秋学期・半年開講)担当の非常勤講師として週一回出講している。10月27日は5回

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「Cantaは東チモールのことば」(?)で悩む。

著者: マルタのめだか

催しもの案内に<*「カンタ」とは東ティモールのことばで「歌」という意味です>とあるのを見て、悩んじゃった。 確か、私の記憶によれば、東チモールは多言語で有名なところでは? それで、このサイトにも寄稿されている青山森人氏の

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誘拐犯の軍閥はカルザイ政権の有力者 -常岡さんがアフガンの複雑な内情を手記に-

著者: 伊藤力司

アフガニスタンで取材中武装勢力に拉致され、5カ月にわたって監禁された後解放され、9月初め無事帰国したフリー・ジャーナリストの常岡浩介さん。その常岡さんが近刊のフォトジャーナリズム月刊誌「デイズ・ジャパン(DAYS JAP

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連載・やさしい仏教経済学-(20)利他は極楽へ、私利は地獄への道/(19)簡素とローカリゼーションのすすめ

著者: 安原和雄

  利他は極楽へ、私利は地獄への道 -連載・やさしい仏教経済学(20)- 仏教経済学の八つのキーワード ― いのちの尊重、非暴力(=平和)、知足、共生、簡素、利他、多様性、持続性 ― のうち今回は「利他」を取り上げる。利

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ノーベル平和賞が中国人の民主化運動の活動家へ授与された件について思う

著者: 細田二郎

 ノーベル平和賞委員会によるノーベル平和賞授与における候補者選定に関しては、従来から私は疑念を抱いてきた。平和の問題、とくに世界平和の問題に関しては、特定のイデオロギーの立場に立つ人は除外さるべきではないかという論点であ

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12/18 『ぼくたちは見た ~ガザ・サムニ家の子どもたち~』 対談 渡辺えり × 古居みずえ

著者: JIM-NET事務局

ガザ攻撃から2年  古居みずえ監督作品完成記念トークイベント  『ぼくたちは見た~ガザ・サムニ家の子どもたち』  ● 『ぼくたちは見た ~ガザ・サムニ家の子どもたち~』予告編(特別編集版)上映  ● ガザの子どもたちを撮

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文献紹介 -技術者の声- 現代技術史研究会編『徹底検証 21世紀の全技術』

著者: 木村英亮

  チリ鉱山落盤事故で33人が救出されたのはよいニュースであったが、その後この鉱山は操業停止となり、361人ほとんどの作業員は退職金もなく解雇されたと報道されている(『朝日新聞』10月19日付夕刊)。本書によれば、チリの

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神風特別攻撃隊―関行男と吉田満のこと―

著者: 半澤健市

太平洋戦争後半期である1944年10月、フィリピン諸島東方でレイテ沖海戦が戦われ、日本海軍の壊滅的な敗北に終わった。同月25日海軍大尉関行男(せきゆきお)は、爆装した零式艦上戦闘機(ゼロ戦)もろとも米護衛空母セント・ロー

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