「菅内閣はもうたくさんだ!」―田畑光永氏説への疑問

著者: 山川哲

高名なジャーナリストの田畑光永氏が「菅内閣をもう少し使ってはどうか」という一文を物している。もちろん氏の意図は「暴論珍説」という副題にある通り、ある種の茶化し、強烈な皮肉にあるだろうことは想像に難くない。しかしその諧謔の

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『リベラル』とは、「体制擁護」だったのか? 「菅内閣をもう少し使って…」を読んで、やっぱりと思う。

著者: 安東次郎

田畑氏の「菅内閣をもう少し使ってはどうか」https://chikyuza.net/archives/5635は標題の通り、菅政権を擁護するものだ。氏は菅政権に対して距離をおくような言い方しているが、失礼ながら、これはポ

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菅内閣をもう少し使ってはどうか -暴論珍説メモ(99)-

著者: 田畑光永

 新しい年が明けた。人はその時、なにがしか新しい希望を抱きたくなるものだが、今、この国には残念ながらこれという国としての希望が見えない。どこへ向かうべきかが分からず、あるいはどこへ向かおうにも足を進めることができず、立ち

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「菅直人首相、小沢切りを宣言」「6月にも消費税の方向性出す」

著者: 瀬戸栄一

 菅直人首相は4日、年頭の記者会見で小沢一郎元代表に対し、国会政治倫理審査会での通常国会召集前の説明を改めて求めると同時に「政治家としての出所進退を明らかにし、裁判に専念されるのであれば、そうされるべきだ。本人が自らそう

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12月8日と日本の「第三の敗戦への端緒」(11)~(1)

著者: 三上 治

2月8日と日本の「第三の敗戦への端緒」(11)  1月3日                                 日々の政治的動きの背後にあって決定力として機能しているものをあぶりだしたいという欲求があって長い

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ブルジョア新聞の論調は極めて健康 ―2011年の元旦各紙を読んだら―

著者: 半澤健市

 2011年元日付の新聞6紙を読んだ。朝日、毎日、読売、日経、産経、東京である。半分は記事と広告の見分けがつかないカラフルな紙面である。スーパーのチラシのようなものだから考察対象から除いた。外交・経済・政治を視点として6

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2011年元旦「社説」を読んで -沖縄の悲願に背を向ける主要大手紙-

著者: 安原和雄

昨年に続いて本年も沖縄の米軍基地問題は最大のテーマであり続けるだろう。沖縄県民の声は明確である。県知事をはじめ反基地の姿勢で一貫しているといえるのではないか。問題はメディアの対応である。沖縄紙と主要大手紙の2011年元旦

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謹賀新年! 2011年を、国民にとって「政権交代してよかった」と実感できる年に!

著者: 加藤哲郎

2011.1.1  クリスマスから、年の瀬ぎりぎりまで、北京・上海と中国を駆け足で見てきました。ほぼ毎年見ているのですが、その変化の速さは、尋常ではありません。オリンピックを終えた北京は、不況知らずです。1964年東京オ

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「抑止力」一辺倒の危うさ  新防衛大綱の「動的防衛力」

著者: 池田龍夫

 尖閣諸島や北方4島帰属問題など、海洋国・日本の周辺海域でのトラブルが続発、さらに黄海での韓国哨戒艦沈没、北朝鮮の延坪島(ヨンピョンド)砲撃事件も重なって、北東アジアに不穏な空気が醸成されている。米ソ冷戦構造の終焉から2

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革命の組織論 歴史と宗教に学ぶ ⑤ 中央集権、階層制組織の病理と限界

著者: 浅川修史

 一つのカノン(教条)をつくりあげ、そのカノンを組織の指導者(名称は書記長でも委員長、議長でもなんでも良い)の解釈に従って、「異端」「偏向」などのラベルを貼って党内反対勢力を弾圧し、排除するのがこれまでの共産主義政党に見

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組合員が組合委員長を訴えた -労労裁判・新運転訴訟の本質とは-

著者: 松岡宥二

労働者供給事業(労供)とは何か 本誌(『地域と労働運動』)第104号に、職業安定法第45条で厚生労働大臣から許可された労働組合等による労供事業について詳しく述べたが、職業安定法第44条で禁止する労働者供給事業とは、労働基

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「尖閣は中国領」の鉄証の値段、1億7000万円! -管見中国(34)-

著者: 田畑光永

 今年の日中関係は9月、尖閣諸島海域で不法操業していた中国漁船が逃走する際にわが国の海上保安庁の巡視船に故意に衝突した事件ですっかり暗転してしまった。尖閣諸島がニュースの焦点になったのは、03年に7人の中国人が魚釣島に強

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