旧ユーゴスラヴィアの経験と日本のアソシエーション論

著者: 岩田昌征

基礎経済科学研究所編『未来社会を展望する 甦るマルクス』(大月書店、2010年)の合評会に出席する機会があった。「よみがえる」という和語を使い、例えば「マルクスのルネサンス」のようなカタカナ語を用いていないところが気に入

本文を読む

「失われた二〇年」に挑戦した力作 ―劇団民芸公演 『喜劇 ファッションショー』 を観る―

著者: 半澤健市

『喜劇 ファッションショー』の作者木庭久美子は、前作『選択 一ヶ瀬典子の場合』(註)で「安楽死」をシリアスに扱ったが、今回は「マネー」を喜劇として取り上げた。 《60年代のキャリアウーマン》 主役は75歳の独身女性。ビー

本文を読む

「小沢一郎氏を強制起訴―脱小沢人事使えない菅首相」

著者: 瀬戸栄一

 民主党の小沢一郎元代表は1月31日、検察審査会の2度にわたる「起訴すべし」の議決を受けて東京地裁から検察官役に指定された弁護士によって土地購入をめぐる収支報告書虚偽記載容疑で強制起訴された。  資金管理団体「陸山会」の

本文を読む

孫崎享氏のTwitterより「エジプト・タクシー運転手と産経政治部長・”平成の開国”・・・」

著者: 「ちきゅう座」編集部

エジプト 情勢の急変は1月25日の段階でもクリントン国務長官がエジプトを安定した(stable)国と表現したとされることでも明らか。米国の選択肢は(1)ムバラク支持貫くか(2)代替を模索するかで今(2)に移行中。この中エ

本文を読む

権利と right -権利は「権理」としたほうがよい-

著者: 松野町夫

社会・個人・自由・平等・民主主義・権利・義務など思想の基本用語は現在、日本語として定着している。そして私たちの多くはそれを当然のものとみなし、何のてらいもなく使用する。あたかもごく普通の日本語であるかのように。しかしこう

本文を読む

チュニジア、エジプトで起こっていることは、 アメリカ、中国や日本にとって「対岸の火事」か?

著者: 加藤哲郎

2011.2.1  私が個人的に親しい友人たちの永眠を嘆き、日本はアジアカップ・サッカーの優勝に沸き立っている時に、ちょうど米国大統領の年頭一般教書演説、世界経済フォーラム(WEF, 通称ダボス会議)、世界社会フォーラム

本文を読む

「普天間基地移設」棚上げの混乱 「沖縄の民意」に応えない菅政権

著者: 池田龍夫

「菅直人・再改造内閣」が1月14日発足したが、通常国会を控えて野党攻勢を封じるための政略的改造の臭いふんぷんである。相次ぐ失言によって参院でボイコットされた仙谷由人官房長官を枝野幸男氏に交代させざるを得なかったことは仕方

本文を読む

エジプトにも革命が起こるかもしれない -戦車兵にキスをするおばさん、赤ちゃんも-

著者: 坂井定雄

エジプトの巨大な反政府デモの報道の中で、最も感動的な、そしておそらく大きな意味を持つ光景を、今日(30日)朝、アルジャジーラとBBCの映像で見た。カイロ中心のタハリール広場かその近く。ぎっしり埋めた民衆の中に出動し、停ま

本文を読む

孫崎享氏のTwitterより「エジプト情勢・米中関係・アーミテージ・CIA対日工作・・・」

著者: 「ちきゅう座」編集部

エジプト情勢 米国国内で米軍部及び米内イスラエル勢力はムバラク切り検討。その際は軍中心の暫定政権模索。副大統領就任のスレイマン国家情報庁長官を軸に工作。米国軍部とエジプト軍部近い、このライン検討か。しかしこうした小手先と

本文を読む