あらためて、髙村光太郎を読んでみた(4)光太郎の世界地図帳

著者: 内野光子

若いころ、国際関係論を専攻した同僚が「地政学」という言葉をよく口にしていた。なんとも古めかしく、怪しげな・・・などと思っていた。ナチスの国土拡張、侵略の理論的な支柱になっていたことなどのうろ覚えでもあったのだろう。しかし

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宮古島市の市議会議員に申しあげる。うっかりスラップ提訴に賛成すると、その責任が問われますよ。

著者: 澤藤統一郎

昨日(9月17日)の午後、沖縄の地方紙記者からの電話取材をうけた。住民訴訟を提起した市民6名を被告として、宮古島市が損害賠償請求訴訟を提起予定という件。これをスラップというべきか意見を聞きたい、という内容。 私が記者に話

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「8月ジャーナリズム」にみる日本人の戦争観 -ますます「被害者意識一辺倒」に -

著者: 岩垂 弘

 「8月ジャーナリズム」という言葉がある。真夏の8月を迎えると、新聞に戦争に関する記事があふれるからだ。いわば、新聞社にとっては恒例の報道活動だが、今夏は、例年になく、そうした記事が多かったように感じられた。そこでは、満

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SJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】336 降伏という選択肢はない?(ボルトン)

著者: 平田伊都子

 2019年9月10日、♠アメリカ大統領が、お得意の「首だ!」ツイッターを、当時のアメリカ国家安全保障補佐官ジョン・ボルトンに投げつけました。 すかさずジョン・ボルトンが「昨夜(9月9日)私が辞任を♠アメリカ大統領に申し

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ヘーゲル法哲学要綱(1821年)を読む  (ヘーゲル研究会レジュメ)

著者: 野上俊明

はじめに 私の問題意識と探求点:ヘーゲルの「理性による支配」とウェーバーの「合理化」の対比。ヘーゲルの理性に寄せる全幅の信頼に対し、ウェーバーの合理化概念は、ニーチェのニヒリズムをくぐり抜けているだけに、西欧文明の不可避

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9・29「地図から消される街」―3・11後の「行ってはいけない真実」青木美希(朝日新聞記者)講演会

著者: 石田敬子

9月29日(日)1時半~4時半(会場1時) 宮坂区民センター大会議室(東急世田谷線宮の坂駅すぐ) 講演 青木美希さん(朝日新聞社会部記者) 対談 青木美希さん×保坂展人世田谷区長 主催 世田谷子どもいのちのネットワーク

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朝日社説「反感をあおる風潮を憂う」を支持、でも、腰が引けていないか

著者: 坂井定雄

9月16日の朝日社説「嫌韓とメディア 反感あおる風潮を憂う」に同感し、支持する。でも、「風潮を憂う」の見出しは、なんか引退したジャーナリストが憂っているようで、戦う姿勢に欠けてはいないか? 同論説が取り上げている文春10

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《異沌憤説》4 「自己有用感」という“危険思想”をすすめる教育行政――役立つ人づくり教育と統治の道具化する学校では、「自己肯定感・自尊感情」じゃダメ!

著者: 長谷川 孝

 2019年の夏。小学校教科書を採択する教育委員会を傍聴して、採択の観点などの資料に目を通しながら、「キャリア教育」と「自己有用感」という用語に目が留まった。これまでこの市では使われて来なかった用語だったからだ。従来は、

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嫌いな言葉は「愛国心」。「真の愛国者」はなおさらいけない。

著者: 澤藤統一郎

嫌いな言葉は山ほどある。なかでも、「愛国」「愛国者」「愛国心」はその最たるもの。憂国・国士・祖国・殉国・忠義・忠勇など、類語のすべてに虫酸が走る。「真の愛国者」は、なおいけない。生理的に受け付けない。 パトリオティズムや

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「安倍政権は原発推進や防衛力増強よりも防災に取り組め」 - 東京で、さようなら原発全国集会 -

著者: 岩垂 弘

 「政府は、防衛よりも防災を」。9月16日(月・休日) 午後、東京の代々木公園で「9・16さようなら原発全国集会」が開かれたが、9日に関東地方を縦断した台風15号がもたらした災害でいまだに千葉県で大規模な停電が続いている

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中国擁護のわけ その19 香港のデモ青年は暴徒である-歴史から学ばない

著者: 箒川兵庫助

香港デモの様子が次第に明らかになってきた。平穏な生活を求めるデモもあるが,青年中心のデモは暴力以外の何物でもない。しかも彼ら・彼女らの後ろには英米がいる。英米が火を付けて中国の政情を不安定にしようと企んでいる。それはすで

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菅義偉さん、誰の原稿でそんなこと喋っているの? ホントにそれで大丈夫?

著者: 澤藤統一郎

3日前(9月12日)の午後、菅義偉官房長官は記者会見で日韓関係について語っている。その内容を、同日夕刻のNHK NEWS WEBが以下のとおり簡潔に伝えている。 見出しは、「日韓請求権協定の順守 大原則」「『徴用』問題で

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一日も早い、「表現の不自由展」展示再開の仮処分命令を

著者: 澤藤統一郎

どうして、もっと大きなニュースにならないのだろうか。昨日、中止になっていた「表現の不自由展・その後」の展示再開を求める仮処分命令が名古屋地裁に申立てられた。中止になったのは、愛知県で開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナー

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2019年9月1日 大阪自由大学(OSAKA FREEDOM UNIVERSITY)通信 82号   学長 倉光弘己  http://kansai.main.jp/

著者: 池田知隆

「連続講座「新・大阪学事始」を開講中です。 これからの大阪をどのように考え、つくりあげていけばいいのでしょうか。私たち は、大阪の歴史、文化をみつめるためにこれまで5年間にわたって連続歴史講座「大 阪精神の系譜」(14期

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海峡両岸論 第106号 2019.09.11発行 - 北朝鮮の「後ろ盾」強める中国 中朝国境の鴨緑江ルポ -

著者: 岡田 充

 「ジージー」というセミが鳴く林を通って坂を下ると、突然視界が開けた。鉄線フェンスの先2メートル程の幅の小川を挟んで広がる緑の森は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の新義州(写真「物品を朝鮮側に投げるのは厳禁」と赤字の注

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