実践の哲学の次元とは何か――ヘーゲル、マルクスおよびグラムシの哲学から考える。

著者: 千葉雄大

 マルクスの「実践の哲学」概念を考えるにあたって、問題となるのは、マルクスの自然主義=人間主義の哲学をどのように捉えるかということだ。この哲学は人間社会の歴史を自然史の一部として把握し、すべての存在を自然と人間との相互作

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7・27講演会:解放直後在日朝鮮人運動が問いかけたもの―日本への過去清算要求を中心に

著者: 今本陽子(事務局)

関東大震災時朝鮮人虐殺の事実を知り追悼する神奈川実行委員会より 日頃から当実行委員会にご協力、ご支援いただいてありがとうございます。 下記の通り、鄭栄桓さんの講演会を行います。 7月27日(土) 18時15分受付 18:

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7月6日(土)~9月29日(火)「版画の妙味」展

著者: 東京アートミュージアム

版画の妙味   版画の面白いところはその技法もしくは版を何回重ねるか、作家それぞれの 創意と工夫で作品が完成する。一点一点その技法と制作年代を照らし合わせて 鑑賞すると思い掛けない作家の内面に辿り着くことが出来

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安倍政権で支給額は9436円減っている ー 恥を知るべき愚か者? そりゃあなたのことでしょう。

著者: 澤藤統一郎

三原じゅん子という参議院議員がいることは、その「八紘一宇発言」で初めて知った。「八紘一宇という根本原理の中にですね、現在のグローバル資本主義の中で日本がどう立ち居振る舞うべきかというのが示されているのだと私は思えてならな

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不誠実な外交・内政との決別を - 平和アピール七人委が参院選前に訴え -

著者: 岩垂 弘

 世界平和アピール七人委員会は7月1日、「不誠実な外交・内政との決別を―参議院選挙を前にして―」と題するアピールを発表した。  アピールは、まず、日米安保条約、沖縄の米軍基地、北方領土返還、対北朝鮮など日本の根幹を揺るが

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(228)

著者: 本間宗究(本間裕)

明治維新後の日本人 哲学者の「梅原猛氏」によると、「明治維新後の日本人」は、「廃仏毀釈」などにより「仏教」を切り捨てるとともに、「国家神道」などの簡素な思想のもとに、「西洋の列強に追いつくこと」が主要な目的になったと言わ

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変えよう選挙制度の会・7月例会「直前参院選挙を大いに語ろう!~選挙協力と政党統合のメリット・デメリット~」

著者: 紅林 進

変えよう選挙制度の会・7月例会のご案内 日時:7月10日(水)18:30~20:30 テーマ:「直前参院選挙を大いに語ろう!」 ~選挙協力と政党統合のメリット・デメリット~ 報告者:田中久雄(当会代表) 報告の後に参加者

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「法と民主主義」6月号《特集・アベノミクス崩壊と国民生活》のお薦め

著者: 澤藤統一郎

梅雨空ぐずつく中、本日で6月が終わる。天皇交替とそれに伴う新元号騒ぎはやや落ち着き、通常国会が会期の延長なく閉幕し、鳴り物入りの大阪G20もさしたる話題なくスケジュールを消化した。 ところで、大阪に集まった各国首脳の顔ぶ

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私が会った忘れ得ぬ人々(10) 高橋秀さん――自己の自立の無さが歯痒い 藤田桜さん――望郷の思ひおのずと菊の頃

著者: 横田 喬

 先々月の本欄で紹介した詩人・評論家、大岡信氏が異色の美術家・高橋秀さん(八八)のために詠んだ詩の一節に、こうある。「ワレメ――/そう聞くだけで/人々はある種のものを/想像し/或ひは微笑し/或ひは顔を赤らめる/歴史の神秘

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2019年7月27日「米中「新冷戦」・中国社会の変化・ディジタル革命」 講師 五味久壽(立正大学名誉教授) 世界資本主義フォーラムのご案内

著者: 矢沢国光

主催 世界資本主義フォーラム 日時 2019年7月27日(土)午後1時30分~5時 (1時受付開始) 会場 文京区立湯島地域活動センター 多目的室  *最寄り駅は同じですが、いつもの場所(本郷会館)ではありません。文京総

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「バカな国民の支持を取り込み、バカを利用し尽くす」- これがアベ自民の戦略だ。

著者: 澤藤統一郎

昨日(6月28日)の毎日朝刊「論点」欄。論点は、「『不都合な真実』の扱い方」である。3人の論者からの聴き書きだが、そのリードが「年金だけでは老後資金が2000万円不足する」と指摘した金融庁ワーキンググループの報告書につい

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《権利救済のためにあるはずの裁判制度を,言論を萎縮させるための道具として利用させることを許してはならない》 「DHCスラップ反撃訴訟」 次回(7月4日木曜日)結審 ― 「DHCスラップ訴訟」を許さない・第158弾

著者: 澤藤統一郎

私(澤藤)が、反訴原告となっている「DHCスラップ・反撃訴訟」も、いよいよ大詰め。 予定のとおり、昨日(6月27日・木)最終準備書面を提出し、  来週の7月4日(木)午前10時30分、  415号法廷 で開廷の最後の口頭

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最悪、最低の顔ぶれのG20大阪サミット -直前に日米安保破棄発言のトランプ大統領から殺人関与濃厚のサウジ皇太子まで -

著者: 坂井定雄

 大阪で6月27,28日に開催された主要20ヵ国・地域首脳会議の開会会合のテレビ中継を見ながら、「G20最悪、最低の顔ぶれだ」と思った。G20は2008年にワシントンで開催されてから、毎年開催され、日本では初めて。まず、

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イヴァン・ジャブロンカ氏の日仏会館における講演「社会科学における創作」

著者: 村上良太

 社会科学を文学に創造する・・・それはいったいどのようなことなのか?フランスから初来日した歴史学者で作家のイヴァン・ジャブロンカ氏(Ivan Jablonka, 1973~、パリ第13大学教授)の講演のタイトルが「社会科

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ルネサンス研究所の7月定例研究会のお知らせ 7月9日(火)

著者: 中村勝己

 ルネサンス研究所の運営委員のひとり、菅孝行の新著が刊行されました。『天皇制と闘うとはどういうことか』(航思社)です。今回の定例研究会は、この本の合評会を行ないます。本書は「平成」から「令和」へと代替わりした象徴天皇制の

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田中克彦氏の講演「ノモンハン戦争の真実に迫る」を聴いて

著者: 安岡正義

 6月26日、大分大学経済学部の主催により、一橋大学名誉教授田中克彦氏の講演会がJR大分駅南にある文化施設、ホルトホールの会議室にて開催された。田中氏は社会言語学を専門とするかたわら、ノモンハン戦争(宣戦布告を伴わない軍

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大いに語ろう、消費税と年金のこと。参院選に勝抜いて改憲を阻止するために。

著者: 澤藤統一郎

昨日(6月26日)、第198通常国会が150日の会期を終えて閉会となった。既に7月4日公示・同月21日投開票の参院選挙日程が確定している。いよいよ、日本国憲法の命運を左右する選挙戦の到来だ。 この国会会期中、改憲審議は1

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国会議事堂を知らないタクシー運転手 - 大丈夫か、五輪の交通対策 -

著者: 岩垂 弘

 タクシーに乗ることはまれだが、先日、急ぎの用があってタクシーに乗った。行き先は国会議事堂南通用門だったが、運転手は国会議事堂を知らなかった。このため、現地に着くまでに時間がかかってしまったが、都内を流しているタクシーの

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