「世を去った人達を思う──古い抜粋から」……周回遅れの読書報告(その57)

著者: 脇野町善造

 事情があって、作業部屋に置きっぱなしにしておいた資料を片付けなければならなくなった。その中に書き溜めていた古い抜粋ノート(ファイル)があった。何年かぶりに抜粋ノートを開いてみた。その中に出てくる多くの関係者がもうこの世

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「ビザ発給拒否・集会妨害の第9回裁判」は、来たる6月8日(金)10時30分から東京地裁の415号法廷で行われます。皆様の傍聴をお願いいたします。

著者: 藤田高景

    「ビザ発給拒否・集会妨害の第9回裁判」は、来たる6月8日(金)10時30分から東京地裁の415号法廷で行われます。皆様の傍聴をお願いいたします。 戦争法の裁判と、同じように、このビザ発給拒否・集会妨害裁

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「相手選手を潰してこい」は皇軍における上官の命令だ

著者: 澤藤統一郎

日大アメフト部の選手が、関学との定期試合において、相手チームの中心選手に傷害行為に及んだ。これは、「不祥事」ではない。「体質露呈事件」と言うべきだろう。日大アメフト部の体質の問題にとどまらない。学生スポーツとは何なのだ。

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辺野古の海にも陸にも新基地は造らせない!5.26国会包囲行動

著者: 村尾知恵子

26日の集会と辺野古土砂搬出反対協議会のチラシは一番最後にあります。 その前に、先月私も参加した連日500人行動の写真を何枚か紹介したいと思います。一枚目は、かつて沖縄の米軍基地からベトナム戦争に行った退役軍人の人たちで

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「国体」論による鮮烈な戦後批判 - 白井聡『国体論―菊と星条旗』を読む -

著者: 半澤健市

 気鋭の政治学者白井聡(しらい・さとし、1977~)の近著『国体論―菊と星条旗』は次のように始まる。(■から■) ■本書のテーマは「国体」である。この言葉・概念を基軸として、明治維新から現在に至るまでの近現代日本史を把握

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BBCのシリア内戦まとめ(3) - この悲惨な戦いはいつ終わるのか -

著者: 坂井定雄

シリア国民はどこへ逃れたのか(UNHCR=国連難民高等弁務官事務所による、2018年2月現在) ▼近隣諸国でのシリア難民登録数 トルコ   3,540,648 レバノン    995,512 ヨルダン    657、62

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緊急のご賛同お願い ― 「NHK大阪記者の不当異動人事中止を求める要望」

著者: 澤藤統一郎

加計問題が愛媛県文書(「いいね文書」)の開示で新たな展開を見せている。森友問題についても、明日(5月23日)国有地値下げ交渉に関わる大量の新文書が提示される。アベ内閣は、既に詰んでいるはずなのだが、潔く投了という気配はな

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■維新と日本近代・2 なぜこの農村の国学者は常に遅れて発見されるのか ―鈴木雅之『撞賢木』を読む

著者: 子安宣邦

「凡そ世(世界)になりとなる(生々)万物(人は更なり、禽獣虫魚にいたるまですべて有生のたぐひ、)尽く、皆道によりて生り出づ(道のことは下にいへり)。道ある故に、世にある万物は生り出たるものなり。」 鈴木雅之『撞賢木』総説

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なぜ35万人以上が死亡、120万人が難民化したのか - BBCがまとめた「シリア内戦7年間」(2) -

著者: 坂井定雄

内戦を戦った勢力 シリア政府の重要な支援者はロシアとイランであり、反政府勢力の主な支援者は米国、サウジアラビアとトルコだった。 以前からシリアに軍事基地をもっていたロシアは、2015年にアサド大統領を支援する空爆作戦を開

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「学習指導要領」の暴走を止めよう! (1) 新「高等学校学習指導要領」の根本的問題点

著者: 青木茂雄

2018年3月に、前年の小中学校に続いて高等学校の新学習指導要領が改定「告示」された。教育基本法改悪以後、2度目の学習指導要領改定で、大改悪である。 今度の改定の特徴を一言で言い表せば、2006年の改悪教育基本法のねらい

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書き初めに勇ましい字が出ぬように(かうぞう)

著者: 澤藤統一郎

一昨日(5月19日)毎日新聞「仲畑流万能川柳」の年間賞表彰式があった。 2017年の投稿59万句から選ばれた年間大賞は、   書き初めに勇ましい字が出ぬように 2017年1月1日に掲載された句。大阪府高槻市作野一男(柳名

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