周回遅れの読書報告(その35) 芸術と芸能の間

著者: 脇野町善造

 石川淳の作品と言えば、『普賢』や『焼け跡のイエス』を思い出すのが普通であろうが、そういう作品には強い印象はない。「夷齋」という名で発表された随筆だけが記憶に残っている。その一つ『夷齋俚言』のなかで、石川は次のように言っ

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東京高裁『スラップ違法判断紙一重』判決の紹介 ー 「DHCスラップ訴訟」を許さない・第111弾

著者: 澤藤統一郎

一昨日(11月22日)東京高裁第11民事部(野山宏裁判長)が名誉毀損訴訟で注目すべき判決を言い渡した。私は判決書きを入手していないので、複数報道を読む限りでのことだが、判決中の説示とされているものが裁判官の心証をよく表し

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戦時下の反戦医師の足跡を掘り起こす 森永玲著『「反戦主義者なる事通告申上げます」――反軍を唱えて消えた結核医・末永敏事』 

著者: 岩垂 弘

 無教会主義のキリスト教伝道者・内村鑑三の弟子で結核の先駆的研究者でありながら、戦時下に公然と反軍を唱えたため逮捕され、この世から抹殺された医師の足跡が、長崎新聞編集局長によって70余年ぶりに掘り起こされ、単行本になった

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SJJA&WSJPO【西サハラ最新情報】235 新東京勉強会-西サハラ

著者: 平田伊都子

「アフリカのジンバブエ大統領が辞任」、「大西洋クロマグロの漁獲枠をモロッコ会議で拡大」などなど、気になるニュースが飛び交う11月21日午後6時半、日本プレスセンタービル9階にある日本記者クラブ会議室で、西サハラの話を始め

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「イスラム国(IS)」イラク・シリアで壊滅(3)- 生き残り組は投降、分散、再建不可能 -

著者: 坂井定雄

 「イスラム国(IS)」はついに壊滅した。最終段階まで、シリア、イラクで抵抗し続けたISの指導部と戦闘員たちは、おそらく数千人。その大部分が、都市で地下壕を掘り、包囲作戦に抵抗し続けたが、地上の戦闘、空爆、砲撃で死亡する

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12・11第155回ラテンアメリカ探訪(旧メキシコ学勉強会)のお知らせ

著者: 土方美雄

「チャランゴ:作り手が語る民族楽器の世界」 ペルー、ボリビア、チリ、アルゼンチンで広く演奏されている小型複弦楽器チャランゴ。それは、アンデスの農村地方から各地の都市部まで、さまざまな民族、社会階層、地域、そして世代の人々

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津田・国民思想論・10  近世儒家の全否定とは何を意味するのか ーナショナリストー欺かれる国家の夢の担い手

著者: 子安宣邦

「実際、種々の学派、さまざまの系統に属する多数の儒者が、筆を枯らし、口を極めて横説竪説している政治論・道徳論の幾千万言は、今日から見れば殆ど皆な空中の楼閣である。」  津田左右吉「平民文学の隆盛時代」 「政治のおしえ道徳

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本件では瑕疵担保責任は生じないー森友学園への土地譲渡に代金値引きの理由はない。

著者: 澤藤統一郎

森友学園事件も加計学園事件も、うやむやのうちに幕引きをしてはならない。徹底した追求が必要だ。世論もメディアも矛を収めてはならない。国会も会計検査院も本気にならねばこの国は腐ってしまう。そして、最後の切り札が刑事司法。そろ

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どう考えても、「国旗・国歌(日の丸・君が代)」強制は違憲だ

著者: 澤藤統一郎

東京「君が代」裁判(第4次訴訟)の控訴理由書提出期限が12月18日とされて、俄然忙しくなっている。 課題として獲得すべき判決は二つ。「日の丸・君が代」強制が違憲であることの判決。あるいは、停職・減給だけでなく戒告も裁量権

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【イベントのご案内】 12/7 原子力産業現状報告2017―世界の原子力開発についての独立した立場でのアセスメント―

著者: 松久保

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 12/7(木)14:30~ @衆議院第一議員会館多目的ホール 原子力産業現状報告2017 ―世界の原子力開発についての独立した立場でのアセスメント― □■□■□■

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【12月2日(土)】第15回チャリティー居酒屋&オークション!!――南相馬学校給食センター野菜支援プロジェクト

著者: 太田光征

恒例の南相馬野菜支援チャリティー居酒屋&オークションは第15回となります。 どうせ飲むならチャリティー居酒屋&オークション!! 料理とオークション品の持ち寄りを歓迎します。 売上全額が南相馬市学校給食センターへの野菜支援

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「イスラム国(IS)」イラク・シリアで壊滅(2) - バグダーディのカリフ国家樹立宣言も4年間で終わる -

著者: 坂井定雄

 シリアのラッカ、イラクのモスルを最大拠点として、イラク人のバグダーディが自らをカリフ(最高権威者)として樹立を宣言したイスラム宗主制国家は4年足らずで崩壊した。  バグダーディはすでに死亡したと思われ、後継者もいない。

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(174)

著者: 本間宗究(本間裕)

底なし釣瓶で水を汲む 出典不明の「中国の諺」に「底なし釣瓶で水を汲む話」があり、次のような内容だそうだが、この点については、現代人が忘れ去った「魂」が存在するとともに、「人生の極意」ではないかとも感じさせられた次第である

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