日本の就学前教育=保育制度は、なぜややこしいのか?  ― 「幼保一元化」って何?・・・(1)

著者: 池田祥子

 前回、私は〝「子育て」支援ではなく「子育ち」支援を”という観点を提示した。文字にすればたった一文字の違いでしかないが、しかし、日本の子ども達の「育ち」の困難さと、親、とりわけ母親達の「育児」の負担と悩みの根源に、この一

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図書館を支える人々~非正規と障がい害者の方々の待遇の実態(2)

著者: 内野光子

2)障がい者の報酬はこんなことでよいのか  国立国会図書館の資料のデジタル化は急速に進み、「図書館送信」と「個人送信」の範囲も拡大され、「個人送信」の場合は、自宅で、閲覧できるし、必要個所を印刷もできるようになった。その

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滅びゆく内モンゴルの民族産業 ―牧畜 自給から商品生産へ

著者: テスクバヤル

 中国内モンゴル自治区のフフホト市に住むわたしは今年7月、8年ぶりに故郷、内モンゴル東部の半農半牧地帯のアル・ホルチンに帰った。故郷は大興安嶺南部の広大な凹地にある。我々の祖先は、もともと北部のフルン・ブイルで遊牧してい

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こいのち通信(世田谷こどもいのちのネットワーク通信) 2023年8月

著者: 星野弥生

 言いたくないけど「暑い!」ですね。一週間前に、スイス、フランス、スペインの旅から戻りました。向こうでもみんな「暑い!」と騒いでいますが、日本の暑さに慣れている身にはなんてことはない。朝晩は涼しいくらいですから。旅先で受

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図書館を支える人々~非正規と障がい者の方々の待遇の実態(1)

著者: 内野光子

図書館を支える人々~非正規と障がい者の方々の待遇の実態(1)  図書館勤めが長かったため、さらに、いま、日常的に図書館を利用していることから、図書館関連のニュースが目に留まる。昨年8月、今年の3月に、末尾にあるような記事

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世界のノンフィクション秀作を読む(24) マリ・エレーヌ・カミユの『革命下のハバナ』(筑摩書房刊、真木嘉徳:訳)――キューバ革命大詰めの迫力ある目撃記(下)

著者: 横田 喬

 ◇カーキ色の救世主(続) 通過する村という村は煌々と明かりを灯し、夜更けにもかかわらず歩道の上に沢山の人だかりがしています。彼らは「解放者」(フィデル)の通過を見逃さぬよう、四十八時間前から同じ場所で待っている様子でし

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汚染水を海に流すな:キャラバン 第1日目の簡単な報告(第一弾)

著者: 黒田節子/三上治

いくら叫んでも、汚染水はついに「放出」されました。何かせずにはいられなくて、友人と共に行く『キャラバン』を思い立ちました。新しい風景と人との出会いを期待し、元気をいただいて帰りたい。あきらめずに、フクシマを闘うために!

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「だんまり」の最高裁決定を踏み越えて 憲法9条を活かして平和をつくるとりくみをさらに広げよう

著者: 大井 有

 「新しい戦前」と言われる状況のもと、憲法9条に違反することが明らかな安保法制について、最高裁が「だんまり」を決め込みました。  2015年に国民の大きな反対の声を押し切って成立した安保法制。その違憲性の判断を求める訴訟

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SJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】545 国連西サハラ特使が初めて占領地西サハラへ!

著者: 平田伊都子

 2021年11月に西サハラ国連事務総長個人特使に任命されたイタリア人スタファン・デ・ミストラ氏は、皮肉屋の国連事務総長報道官のフランス人ステファンに<我らが友人>と敬われながら、イタリア人記者のステファナに援護されなが

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ジャニーズ事務所の記者会見を見て~何が出直しなのか

著者: 内野光子

 最初の一時間は、NHKの中継で見て、あとは民放のワイド番組をハシゴしながら続きを見ていたが、質疑応答も繰り返しのような気がして、夕飯の支度に入ったので、4時間を超えたという最後までは見ていなかった。  見た限りの印象な

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世界のノンフィクション秀作を読む(23) マリ・エレーヌ・カミユの『革命下のハバナ』(筑摩書房刊、真木嘉徳:訳)――キューバ革命大詰めの迫力ある目撃記(上)

著者: 横田 喬

 著者(1932~)は執筆時、新婚早々のフランスの新進ジャーナリスト。報道写真家の夫との蜜月旅行(1958年末)でハバナに赴く巡り合わせとなり、かのフィデル・カストロによるキューバ革命の大詰めに直面する。手記は自分の体験

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(426)

著者: 本間宗究(本間裕)

日本国債を巡る攻防戦 現在、「日銀」と「海外のヘッジファンド勢」との間で繰り広げられている、「日本国債を巡る攻防戦」については、きわめて大きな注意が必要だと感じている。つまり、現時点における「世界金融界における最大の歪み

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ジャニーズ、ジャニーズと、手さぐりで奮闘してみると~なぜ、メデイアは沈黙していたのか、がわかった(2)

著者: 内野光子

 先の記事で、テレビ各局のコメントは「開き直り」の感が免れなかったが、それを裏付けるように、TBSは、はやばやと8月31日に、続いてフジテレビは9月4日に、ジャニーズ事務所のタレントをこれまで通り起用していくとの意向が示

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