評論・紹介・意見の執筆一覧

敗戦70周年にあたって:「日本は〈敗戦〉を完成させた」再録

著者: 梶村太一郎

今年の新年は、読者のみなさまに率直に「おめでとうございます」とは残念ながら述べられません。 なぜなら日本は第二次世界大戦終結70周年の本年、よりによってこれまでにない政治危機に直面しているからです。危機の本質は歴史認識に

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自分の外に主人(あるじ)を持たない一市民として ~新年のご挨拶に代えて~

著者: 醍醐聰

2015年1月1日 迎 春 平凡な年越しだったが 荒れ模様の天候の地も多いと伝えられていますが、皆さま、穏やかな新年をお迎えのことと思います。私は年々、「新年」を迎えるという感慨が薄れ、いつもと変わらない年越しの時間を過

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(75)

著者: 本間宗究:本間裕

2014年を振り返って 2014年を振り返ると、結局は、「国債」と「金」とを巡る、世界的な「金融大戦争」における「最終決戦の年」だったものと感じている。具体的には、「国債を守る陣営」である「日米欧の先進国」にとっては、「

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再生可能エネルギーを押さえつけて、滅びゆく恐竜=原発にしがみつく地域独占の電力会社と経済産業省:再生可能エネルギー買取制度の改悪を許すな

著者: 田中一郎

今般、FOEジャパンの主催で、経済産業省による再生可能エネルギー買取制度見直し案のパブリックコメントに関するワークショップが開催されました。講師には環境エネルギー政策研究所(認定NPO法人)の松原弘道氏が招かれ、会場との

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軍隊並みの情報、指揮・統制と巧みな戦術 ―「イスラム国」との戦いは国連中心で⑧

著者: 坂井定雄

「イスラム国」(IS)がイラクで政府軍と戦いで勝利を重ね、支配地域を急拡大したことは、米国や英国の軍事専門家たちを驚愕させた。トップから前線部隊までの指揮・統制、イラク軍についての新鮮な現地情報に基づく作戦が的確で敏速だ

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NHK放送番組 「サイエンスZERO : 謎の放射性粒子を追え!」のどこがおかしいか=きちんと伝えられないホット・パーティクル(放送では「セシウム・ボール」と名付けていた)の危険性 

著者: 田中一郎

さる2014年12月21日(日)放送のNHK「サイエンスZERO:謎の放射性粒子を追え!」が、昨日12月27日(土)のお昼に再放送されました。下記は、その関連サイトです。   公共放送たるものが放射線被曝につい

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勝手に転送:ジュゴン掲示板に12/24大ゆんたくの報告をまとめてアップしました。 とても楽しかったです。沖縄と、そして関西もつながりましょう。

著者: uchitomi makoto

NO BASE 沖縄とつながる京都の会   山根 富貴子 14時間前 ジュゴン掲示板に12/24大ゆんたくの報告をまとめてアップしました。 とても楽しかったです。沖縄と、そして関西もつながりましょう。 &nbs

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青山森人の東チモールだより 第287号(2014年12月26日)

著者: 青山森人

2015年は変革の年 辞任意向表明から1年1ヶ月、内閣改造を約束してから4ヶ月  『ディアリオ』(2014年12月19日、インターネット版)によると、シャナナ=グズマン首相は12月18日の記者会見で「変革する時がきた」と

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「考えざるべからず」 ―総選挙結果をみて兆民を読む―

著者: 半澤健市

 中江兆民(なかえ・ちょうみん、1847~1901)は幕末に生まれ明治時代に活躍した政治家・思想家である。若くして岩倉具視の米欧回覧使節団に同行したがフランスに残り西洋近代からギリシャ文化までを学んだ。自由民権運動の精神

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ロシア「解体!」とプーチン「裁判!」――染谷武彦氏の書評を読んで――

著者: 岩田昌征

「評論・紹介・意見」欄において染谷武彦が塩原著『ウクライナ・ゲート』を評する一文の中で、「ネオコンの究極目標はロシア連邦を解体に導き、プーチン大統領を第2のミロシェビッチとばかりに、ウクライナ戦犯として国際法廷に立たせる

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過酷体験者の記憶から学ぶ:チャイヤ・シュトイカーさんと李玉善さん・日本国家の人道への裏切り行為・異次元の歴史認識

著者: 梶村太一郎

読者のみなさま、 あっという間に今年もあと10日ほどになりました。 今年は9月のインタヴューで話しましたとおり→ウクライナ危機などで冷戦終結後では最も世界情勢が緊迫しており、世界経済も停滞から後退にさしかかり、第二次世界

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「第一回フルブライト女性セミナー」講演録「留学、海外生活を通じて見えて来た世界の中の日本-広島、長崎、福島、沖縄」

著者: 乗松聡子

2014年7月30日に東京で行った講演の記録を共有します。「フルブライト日本同窓会」機関誌『NEWSLETTER No.27 2014』に掲載されたものを微修正したものです。 Peace Philosophy Centr

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(74)

著者: 本間宗究:本間裕

スイスの国民投票 11月30日に、「スイスの国民投票」が実施されたが、内容としては、「中央銀行が保有する金(ゴールド)」に関して「国民の審判を仰ぐ」というものだった。具体的には、「海外に保有する金を、全て、自国に移転する

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「裂かれる海~辺野古 動き出した基地建設~」~2014年12月22日放送~ +【これは酷い】安倍政権、当初の約束を破って沖縄に経済制裁を検討!沖縄振興費を減額へ!翁長氏に方針転換を促す!

著者: uchitomi makoto

裂かれる海~辺野古 動き出した基地建設~ https://www.youtube.com/watch?v=ouItf6Du0nw#t=1242 「裂かれる海~辺野古 動き出した基地建設~」~2014年12月22日放送~

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書評 :塩原俊彦『ウクライナ・ゲート』(社会評論社、2014.10.10発行)

著者: 染谷武彦

*『ウクライナ・ゲート』塩原俊彦著(社会評論社 2014.10.10発行 2400円+税) これは「ウクライナ問題」を素材にしてネオコンの野望を徹底的に暴露、糾弾した書である。日頃から米欧マスコミの基調に乗った高邁な「学

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(NHKスペシャル:福島第1原発事故)メルトダウン、知られざる大量放出 (2014年12月21日 午後9時15分から1時間放送) の簡単なまとめ

著者: 田中一郎

(NHKスペシャル:福島第1原発事故)メルトダウン、知られざる大量放出 (2014年12月21日 午後9時15分から1時間放送)   ● NHKスペシャル|メルトダウン File.5知られざる大量放出 http

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マンション生活で知り得た社会問題を考える (1)

著者: 羽田真一

 整然としたパリの都市景観も地下鉄で郊外に向かうとしばらくすれば移民も数多く暮らしていると言われる巨大なマンション群が広がっている。多数のマンションをも包み込んだ無秩序なビル群空間は、そこに暮らす人々の社会生活の違いをも

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 本の紹介・矢吹 晋・高橋 博 著『中共政権の爛熟・腐敗――習近平「虎退治」の闇を切り裂く』:習近平の「虎退治」の深層に迫る

著者: 矢沢国光

*書評:矢吹 晋・高橋 博 著『中共政権の爛熟・腐敗――習近平「虎退治」の闇を切り裂く』(蒼蒼社 2014年11月20日発行  A5判並製 268頁 本体2300円+税) 習近平「虎退治」とは何か? 習近平は二人の大物―

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沖縄県新知事・翁長雄志氏の就任あいさつを聞いて

著者: 「ピースフィロソフィー」

沖縄県翁長雄志新知事が県民の8割にも上るといわれる「辺野古新基地反対」の民意を託されて誕生した。 以下12月12日新知事就任あいさつの全文である。    ハイサイ、グスーヨー、チューウガナビラ。 平成26年第6

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(73)

著者: 本間宗究:本間裕

ミラクルムーン お陰様で、11月5日に、「還暦」の歳を迎えることができたが、驚いたことは、この日が、「ミラクルムーン(奇跡の月)」と呼ばれる日だったことである。具体的には、「閏(うるう)月」の関係で「171年ぶりに、二度

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選挙の最大争点は原発再稼働停止、特定秘密保護法廃止、集団的自衛権停止である

著者: 小澤俊夫

メール通信「昔あったづもな」第25号 自民党は、この選挙はアベノミクスの評価だと言い、ほとんどのマスコミも、アベノミクスで経済がどうなったか、とか、生活への実感はどうか、ということを中心に報道している。だがこれは、本当の

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成功したシリア内戦介入、密輸、密入国で肥え太る ―「イスラム国」との戦いは国連中心に⑦

著者: 坂井定雄

 「イスラム国」が短期間に、二つの国家の3分の一以上を支配するのに成功した理由について、本連載の③で最高指導者バグダディのカリスマ的な権威と旧フセイン政権の軍・バース党の残党を取り込んだことを挙げた。つづいて、彼らの戦略

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「安倍さん、弾は一発残っとるがよ」総選挙で菅原文太さんの沖縄知事選演説を想う。投票で「市民の集団的自衛権」の行使を!

著者: 梶村太一郎

プチナチスである安倍晋三首相の権力私物化による衆議院解散を受けて、総選挙が公示され、日本では有権者が、無理矢理に「安倍内閣延命選挙」に駆り立てられています。 この内閣の特徴は、これまでも指摘しましたが、発想がナチスのエピ

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