評論・紹介・意見の執筆一覧

テント日誌3/24日(日)経産省前テントひろば561日目~桜が満開となったこの日、日比谷野音では「原発被災者と支援者の集い」が行われ、テントへは有難く無い訪問者が~ 

著者: 経産省前テントひろば

この日の東京は、花曇り。前日までとは違い少し肌寒く感じるくらいの陽気である。天気予報では、夜には一部で雨が降るという。先週の金曜日の夜に規制庁の抗議へ行った際に赤坂一丁目~六本木一丁目に続く桜並木は、満開を迎えており、多

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青山森人の東チモールだより 第229号(2013年3月21日)

著者: 青山森人

国連が去った東チモール 外国人がめっきり減った首都  贅肉がとれてスッキリしたともいえるし、ひっそりとして寂しくなったともいえなくもない。  国連と国際治安部隊(オーストラリア兵士と若干のニュージーランド兵士の混成部隊)

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政治家の匂い -- 田中角栄から安倍晋三まで-政治エリートのありよう --

著者: 小川 洋

 早野透の『田中角栄』(中公新書、2012年)を読んだ。田中角栄の番記者をつとめた人物による角栄伝である。新書とはいえ400ページ近い力作だ。読み終わって、戦後も昭和の終わりまで、政治家には土や汗あるいは血の匂いが染みつ

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採決あって審議なし~佐倉市議会総務常任委員会の惨状(2)~

著者: 醍醐聡

 以下は、一つ前の記事に続く佐倉市議会総務常任委員会(2013年3月19日開催)を傍聴した4人の佐倉市市民の傍聴記である。4人の方全員から転載の了解をいただいたので、それらを掲載させていただくことにした。審議の対象となっ

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採決あって審議なし~佐倉市議会総務常任委員会の惨状(1)~

著者: 醍醐聡

 近年の地方分権の流れに呼応して、多くの自治体で「議会基本条例」が制定されている。その骨子は、地方議会が二元代表制のもとで、議事機関としての役割・機能を十分に果たすため、情報公開と住民参加を重んじた活動に徹することを謳う

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子安宣邦 on Twitter 3月8日~3月21日:TPP参加の行方と安倍首相の国家主義的スタンス、暁烏の歎異抄問題、論語塾、山口昌男、稲垣瑞雄

著者: 子安宣邦

3月21日 多摩川の桜は今日あたりはもう満開になるだろう。あまりに早すぎて浮かれる気分にもならない。しかし開花を待つ浮き浮きした気分を失ったのは、私が老齢であるせいか、あるいは11年の3月11日以来のことなのか。あのウツ

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子安宣邦 on Twitter 2月10日~2月25日:「歎異抄の近代」暁烏敏、濵田恂子『入門 近代日本思想史』、「排外的ナショナリズムを超克せよ」、論語と国家への忠誠意識、日本人の思考停止、犯罪的デモ

著者: 子安宣邦

2月25日 私の「歎異抄の近代」はいま清沢満之から暁烏敏に移ろうとしている。暁烏の評伝(『暁烏敏・世と共に世を超えん』上下)を書いた松田章一は、その序章で「明治10年(1877)石川県松任市北安田町の明達寺という貧しい寺

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「尖閣」で注目される中国側2人の発言―日本も交渉を真剣に考える時

著者: 田畑光永

(暴論珍説メモ122)  中国の「両会」(全人代・全国政協)の季節が終わった。習近平国家主席、李克強首相の時代が始まったが、この「両会」の時期には多くの記者会見が開かれ、時には有名人にいわゆる「ぶる下がり」取材も行われて

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日本スポーツ界の前近代性 ― 欧州からの見方 ―

著者: 盛田常夫

 学校における暴力的スポーツ指導が焦点になっているが、指導者の暴力以上に日本の集団スポーツ競技や格闘技に蔓延している前近代的な人間関係に、もっと目を向ける必要がある。大相撲の部屋組織のように閉じたスポーツ組織では、競技者

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「包摂」の議論は「排除」のシステムを乗り越えられるか。――論文「No hay caminos, hay que caminar――日本の「第三の道」への疑問」(王寺賢太)のレビュー

著者: 木村洋平

※ この論文は、『情況 2012 12月別冊』【特集「<公共>に抗する~現代政治的理性批判」】p.45~75 に所収のもの。 2000年代に盛んになった新自由主義に対抗して、「社会的包摂(ソーシャル・インクルージョン)」

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新刊『尖閣諸島問題の核心』の著者、矢吹晋が語る―隠された棚上げ合意 

著者: 「ピース・フィロソフィー」

『アジア太平洋ジャーナル:ジャパンフォーカス』に3月4日に掲載された、翻訳記事「日中の領土問題と、歴史を踏まえた現在の米日中関係―マーク・セルダンによる矢吹晋インタビュー」(ルミ・サカモト、マット・アレン訳)China-

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左派は日本は独裁国家と言った小沢氏の「生活の党」と共闘すべきである

著者: 石井孝夫

●2009年3月、当時の自公政権は文字通りの末期的状態に陥り、謀略事件でも捏造して民主党に打撃を与える以外には、政権交代を阻む術は全く無い情勢であった。そのような情勢で、ほぼ次期首相が「内定」していた野党第一党の党首小沢

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体罰の克服に向けて -阿部氏の所論について思うこと-

著者: 小川 洋

大阪市立桜宮高校の生徒自殺事件と女子柔道選手らの監督に対する抗議など、スポーツ指導における暴力の問題が議論を呼んでいる。阿部治平氏は、本ブログで体罰を容認する世論や現在の学校教育に部活動の「成果」が高く評価される構造があ

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「皆のため」という大欲に生きること -いただいた恩を返してバランスをとる-

著者: 安原和雄

2013年3月は、私にとって満78歳の誕生月である。気がついてみれば、この高齢に辿り着いているわけで、ここまで生きのびてきたのかという感慨も湧いてくる。最近、年齢相応に脚にしびれを感じるが、幸い歩行困難というほどではない

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