評論・紹介・意見の執筆一覧

日中国交「正常化」から50年。様変わりの中国とどう付き合うべきか。

著者: 澤藤統一郎

(2022年9月29日)  日中国交「正常化」から50年である。1972年の9月29日、北京で日中両国の首脳が共同声明に署名した。日本は「過去の戦争を通じて中国国民に重大な損害を与えたことの責任を痛感し深く反省する」とし

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労働者協同組合法が施行へ 制定運動開始から40年余にして実現

著者: 岩垂 弘

 労働者協同組合法が10月1日から施行される。労働者自身が出資、経営参加し、働く事業体を協同組合の一形態として認めようという法律だ。日本の歴史に初めて登場する新しい労働形態、新しい協同組合の形態で、まさに日本社会にとって

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憲法と落語(その9) ― 安倍晋三は「らくだ」である。死後にその生前の行状があげつらわれている。

著者: 澤藤統一郎

(2022年9月26日)  しばらく、途絶えていた「憲法と落語」。大ネタの「らくだ」を取りあげるなら、安倍国葬を明日に控えた今日をおいてない。  この噺、元はと言えば上方ネタの「駱駝の葬礼」。これを、3代目柳家小さんが東

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Let’s Join Hands  9月25日 添付2点 注目記事&ご案内 ◎世界気候アクションに集う若者の「切迫した思い」

著者: 江口千春

注目記事とご案内です ◎世界気候アクションに集う若者の「切迫した思い」 ◎「人新世の『資本論』」ある県議の読書ノート 「資本主義社会でもできることは? グリーンリカバリーは? 北欧社会の取り組みは? 「飽くなき成長主義か

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露烏戦争の一面――自民党政権は北方領土を放棄したのか――

著者: 岩田昌征

 2月7日は、北方領土の日である。国境画定問題に関してかかる国定記念日を創設した事が賢明であったか否かは論じない。ともかく、そんな日が2月に存在する。その2月24日に北方の交渉相手の露国がその西方国境を侵犯して、隣国烏克

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朝日デジタル記事《あの日の「国葬事件」と僕ら~北野高生の回想~》紹介

著者: 澤藤統一郎

(2022年9月25日)  安倍国葬が明後日に迫っている。国家とは何か、政治とは何か、政治家とはいかにあるべきか、そして日本の保守政治の実態とはいかなるものであるのか。多くのものを見せつけ、多くのことを考えさせる、醜悪な

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ミャンマー、国民統一政府が民主革命=人民防衛戦争の一年を総括 ――軍の航空優勢はあるものの、全土の半分以上を実効支配

著者: 野上俊明

戦場視察するドゥワラシラ国民統一政府・大統領代行            イラワジ カヤ―州・カレニ―民族防衛軍(KNDF)の戦士たち              イラワジ  地元独立系メディアのイラワジ紙9/7によると、ミ

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SJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】496 国連はグッドオフィスか?カラオケか?

著者: 平田伊都子

 2022年9月13日に<グッドオフィス>がオープンし、呼び物の<国連総会一般討論演説>が始まりました。 <グッドオフィス>とは、チャバ・コロシ国連総会議長やアントニオ・グテーレス国連事務総長や国連関係者が国連につけた自

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青山森人の東チモールだより…9月は勝利の月、犠牲者を悼む月

著者: 青山森人

不自然に湧いた和解の話題 時間を少し遡ります。ジョゼ=ラモス=オルタ大統領は、7月18日~25日、インドネシアを訪問しました。数人の政府要人が同行する本格的な隣国への訪問でした。ラモス=オルタ大統領は帰国前に西チモールの

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安倍元首相の国葬にあくまで反対する 岸田首相と自民党の再生に必要なこと

著者: 小川 洋

政治家の品格  女性問題を拗らせて辞めた首相がいた。元愛人の恨みを買ってしまったのだ。第75代内閣総理大臣の宇野宗佑氏である。芸妓を愛人として囲ったものの、その扱い方がぞんざいだったため、腹を立てた女性からマスコミに話が

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忘れてはいけない~覚えているうちに(5)60年前の女子の就活

著者: 内野光子

 私が大学に入ったその年の暮れに、母は56歳で病いで急逝した。その母は、女も資格を持って働き続けなければというのが持論で、大正末期、師範学校を出ながら、出産のため数年で小学校教師を辞めなければならなかったことを嘆いていた

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八方ふさがりプーチンの「ボクは少しも悪くない。ぜ~ぶヒトのせい」

著者: 澤藤統一郎

(2022年9月21日)  ボクが、ウラディーミル。シンゾーの親友さ。お互い、ファーストネームで呼び合って、「一緒に駆けて駆けて駆け抜けよう」なんて臭いセリフを言い合う仲。似た者どうし、うんと気が合ったんだよ。驚いたなあ

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(377)

著者: 本間宗究(本間裕)

負のシニョリッジ 8月24日の日経新聞に、「日銀の財政を問う」というコラムが掲載され、「量的引き締め、政策金利引き上げのスピードと程度、長期金利引き上げのスピードと程度の3つの変数をコントロールすることで、日銀の赤字(負

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《安倍国葬強行》と《統一教会対応の不徹底》ゆえの《国民の政権不信》

著者: 澤藤統一郎

(2022年9月19日)  大型台風が九州を襲って天候は不穏だが、毎日新聞朝刊の一面トップからは爽やかな風。同紙世論調査結果報道の見出しの付け方がよい。  「内閣支持続落29%」「旧統一教会対応『評価せず』72%」「国葬

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日朝平壌宣言を思い起こして、平和への外交努力と、拉致問題の解決を。

著者: 澤藤統一郎

(2022年9月18日)  20年前の日朝平壌宣言の記憶は、今も鮮やかである。私は、小泉純一郎という人物は大嫌いだったが、ピョンヤンに出向いてのこの宣言の発表には、見事なものと感嘆した。以来、この舞台回しをした田中均とい

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