検察審査会による小沢一郎の「強制起訴」は、法律上も大変な問題があるようですが、その辺は郷原信郎氏のツイッタ―http://twitter.com/nobuogoharaなどをご覧いただくことにして、もう一つ不思議なのが、
本文を読む「第一次大戦の終了」―ドイツの戦争賠償
著者: 岩田昌征ポリティカ紙(セルビアの首都ベオグラードの新聞10月1日)を読んでいたら、「第一次世界大戦の終了」なる記事を見つけた。「第二次世界大戦」の誤りかな、と思ったが、そうではなかった。 2010年10月3日にドイツはヴェルサイ
本文を読む「怒りを忘れた国家神道論」―島薗進『国家神道と日本人』批判
著者: 子安宣邦1 村上重良の怒り 村上重良は『国家神道』(岩波新書、1970)を激しい怒りをもって書いた。その怒りとは、日本(台湾・朝鮮をも含んだ)国民の肉体とともに精神を支配し、抑圧した〈戦争する日本国家〉の原理であり、装置である
本文を読む連帯・共同ニュース2010年10月6日 第78号
著者: 9条改憲阻止の会基地の存在をめぐる想像力が戦いのキ―をなす ■ 僕らはこの首都の郊外に鎮座する横田基地にどのようなイメージを持っているのだろうか。 この基地周辺に住む住民はともかく、東京や関東圏の住民はこの広大な基地の名前は知っていて
本文を読む「胃腸に優しい暴飲暴食」 ―経済政策の矛盾の解きほぐし方―
著者: 半澤健市サブプライム問題を端緒としリーマン・ショックを経て現在に至る。この「一〇〇年に一度の津波」(アラン・グリーンスパン)の本質はいまだ解明されていない。「国債バブルは本当だろうか」を10回も書いて「お前の結論はないのか」と
本文を読む10/16現代史研究会へのお誘い
著者: 研究会事務本年6月15日に故栗木安延(専修大学名誉教授)の生前の業績を継承しようという意味で「栗木安延記念論集die Festschrift fuer Kuriki Yasunobu」が出版されました。 書名は『危機の時代を観る』
本文を読む小沢氏よ、民主主義者たらんとすればあと一歩だ
著者: 三上治政治家をめざしてきた小沢一郎にとってその晩年をこんなかたちで迎えることは不本意なことであるかもしれない。彼の中には師であった田中角栄のことが去来していると想像できる。僕も「政治資金規正法」違反をめぐる事件の帰結が検察審査
本文を読むTHE GREEN MASK II
著者: 若生のり子蔵書について
著者: 水田 洋蔵書を売って奨学金を作りたいと、以前本誌に書いたような気がする。もちろん一部はさらに本を買うための資金になるはずだった。そのときはこの不況下では蔵書を売るのは無理なことと思っていたのだが、昨年末から急に名古屋大学がそ
本文を読む不透明な円高と経済的動向から
著者: 三上治あちらに領土問題という波風が立てば、こちらでは土砂降りにあっているように伝えられる円高の進行がある。土砂降りは輸出中心の企業の悲鳴としてあるもので、それを代弁するメディアが伝えるものである。円高にはメリットもあるが、政府
本文を読む在華日系企業と日本人の運命について ――チベット高原の一隅にて(93)――
著者: 阿部治平対中外交について、いささかの焦燥感に駆られて書きます。 仙谷官房長官は、9月13日に記者会見で、船長を除く乗組員14人と漁船を帰還させれば「違った状況が開けてくるのではないか」といった。だが、中国政府は態度を硬化させ、日
本文を読む危機から「コミュニズム」へ 第3回
著者: 高橋順一贈与と返礼の連環は別段特別なものではありませんし理想化されるべきものでもありません。それはときには暴力の応酬というかたちを取ることさえあります。しかしそこには国家の発生以降の政治的・社会的暴力のあり方とは決定的な違いがあ
本文を読む叩きのばしたフライパン
著者: 加藤義郎右上の作品を拡大したもので、「円周の4分の1(角度では90°)を残して叩き延ばしたもの」
本文を読む10/17WPN国際行動へご参加を
著者: たんぽぽ舎☆☆★10/17(日)芝公園へ★☆☆ ワールドピースナウ-(WPN) 国際共同行動に参加しよう 「武力で平和は作れない―もう一つの日米関係へ」 国際共同行動の一環として、日本でも「10月ピースウィーク
本文を読む10/23沖縄シンポ
著者: 川音 勉10月23日(土)文京区民センター3A 17:30開場・18:00開会~21:00(参加費500円) ○ 映像 『激突死』(1978年/森口豁/25分) ○ シンポジウ
本文を読む「琉球弧の自己決定権の樹立へ」を受けとめる
著者: 川音 勉二〇一〇年五月一四日から一六日にかけて、普天間基地包囲行動をはじめとする集会や行動の現場で、私たちが受け取ったのは、B4黄色い紙の片面に印刷された一枚のビラであり、そのメッセージだった。反転したゴチック活字の横見出しに「
本文を読む「地の果て」で感じたこと【補筆】
著者: 宇波 彰去る2010年の1月下旬に「ここは地の果てアルジェリア」という歌謡曲の文句にもあるアルジェリアを訪れた。いまは「地の果て」という感じはない。映画「望郷」で描かれているアルジェのカスバにもいってみたが、映画のイメージとはま
本文を読む《環境と原発問題の学習会『第151回いろりばた会議』のご案内》
著者: たんぽぽ舎■テーマ『日本の原子力政策はこのままでいいの?』 -「原子力政策大綱(案)」の問題点- ●日 時:2010年10月21日(木) 18:45~21:00 ●会 場:たんぽぽ舎会議室 ■提 起:杉嶋拓衛さん
本文を読む「政治家小沢と市民の戦い―理解に苦しむ強制起訴」
著者: 瀬戸栄一検察当局が二度にわたり「嫌疑不十分で不起訴」の結論を出した小沢一郎民主党元代表は四日、市民が構成する東京第五検察審査会から二度目の「起訴すべきである」との議決を公表され、法律に基づいて強制起訴されることになった。小沢氏
本文を読む自由な計画的民主主義の概念を提唱する (その2)/(その1)
著者: 岡本磐男自由な計画的民主主義の概念を提唱する (その2) まえがき 本年9月の民主党代表選挙の結果、菅氏が小沢氏に勝利し、菅政権が発足した。だがこの政権は、言語を絶する程の難題をかかえている。菅氏自身、その点はある程度自
本文を読むアジア記者クラブ10月定例会(加々美光行さんが緊急入院のため中止となりました)
著者: 森広泰平■徹底討論 尖閣問題で試される日本の対中理解 日本の論理が通用しないこれだけの理由 ■2010年10月16日(土)13:30~16:30 ■*総評会館201会議室*(東京都千代田区神田駿河台3ー2-11) ■参加費:会員
本文を読むTHE GREEN MASK I
著者: 若生のり子東京都が担うべき基礎的自治体間の財政調整の役割
著者: 醍醐 聡「都政改革の新ビジョン」シンポジウム このブログでもお知らせした新東京政策研究会主催の「都政改革の新ビジョン」シンポジウムが昨日、上智大学で開かれた。私は「東京都の財政状況と新たな財政政策に向けた提言」というタイトル
本文を読む親ノ血ヲ引ク兄弟ヨリモ: 家族独裁体制の崩壊後、北朝鮮は中国の植民地と化す
著者: 森 善宜はじめに:三代つづいた例(ためし)なし 昔の歌に「親ノ血ヲ引ク兄弟ヨリモ、堅イ契(ちぎ)リノ義兄弟」というのがあった(北島三郎「兄弟仁義」より)。奇しくも北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)で起こっている「三代世襲」と言われ
本文を読む豊田直巳写真展
著者: 豊田直巳「枝川朝鮮学校物語」 「幻の東京オリンピック」から70年。その準備過程で江東区・枝川の都立の「ごみ捨て場」に移り住まされた在日朝鮮人たちがいた。今、その孫やひ孫たちが通う「ウリ ハッキョ」東京朝鮮第二初級学校。私たちの隣
本文を読む尖閣列島をめぐる騒動から想起すること
著者: 三上治旧ユーゴスラビアを舞台とする民族的・宗教的紛争が地域紛争と呼ばれる戦争に発展したのを見た時、ヨーロッパでは一方でEU(ヨーロッパ共同体)が進展しているのにこれはなんだと思った。ヨーロッパでは国家を超えて共同体が展開してい
本文を読む「尖閣諸島」事件への様々な反応へのコメント―「戦略的思考」の重要性
著者: 安東次郎「尖閣諸島」での中国漁船拿捕とこれに引き続く一連の展開については、様々の反応があった。(残念ながらここでは日本国内の反応に議論を限定させていただく。) それは、だいたい次のような傾向に分けることができる。第一に「親(従)
本文を読むある感想から(十)
著者: 三上治ある感想(十) 10月2日 これは以前にも書いたことがあるのですが、1970年代に至る過程の中で最も深く印象に残っている言葉は「敗北の構造」というものでした。吉本隆明の言葉ですが、僕らが何と闘っているのかということが分か
本文を読む六0年安保の闘いを引きずって 生涯を中小労働運動に
著者: 由井 格労働者の共済生協に就職 1958年秋の警察官職務執行法(警職法)の改訂反対闘争は、助走段階なしでのいきなりの展開となったが、「オイコラ警官の復活反対」という国民感情を背景に一気に盛り上がり、10.4のゼネストでとどめをさ
本文を読む改めて問われる日本側の基本方針―中国漁船拿捕問題 ―中国側の粗い対抗措置も―
著者: 丹藤佳紀9月上旬の尖閣諸島海域での中国漁船と巡視船の衝突にはじまった事件は、漁船船長の逮捕・拘留に日中双方の抗議が続いて外交問題になった。この事態については、わりあい早い14日の段階で当ブログに「“ ネット世論”も意識して異例な
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