論壇は国民に影響を与えられるか(2) ― 奥武則著『論壇の戦後史』を読んで ―

著者: 半澤健市

 この状況のなかで『中央公論』1963年1月号に「現実主義者の平和論」が載った。筆者は高坂正堯(こうさか・まさたか)、ハーバード大留学から帰国した気鋭の京大助教授である。専門は国際政治で、同時期にハーバードの客員教授だっ

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復興庁の放射線安全宣伝パンフ『放射線のホント』の 廃刊を求めるネット署名にご協力を!

著者: 放射線被ばくを学習する会

  復興庁が昨年3月に発行したパンフレット『放射線のホント』は、 ”放射線は安全だ”、”福島で放射線による健康被害は起きていない”と ウソ宣伝しています。 2019年度も3億円の予算が予定され、増刷されようとし

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島田アピール:冤罪を生み出す温床の解消を目指し、再審法改正と死刑廃止を ~1・31赤堀政夫さん解放30年に寄せて~

著者: 島田事件対策協議会

赤堀政夫さんは30年前の1月31日、35年間の闘いにより再審無罪を勝ち取り、生きて娑婆に帰ることができました。25歳で不当逮捕されてから還暦の年まで獄中に閉じ込められ、死刑囚として死と隣り合わせにありながらの闘いでした。

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皇太子は、今もなお、「いとけなき 吾子の笑まひに」いやされているだろうか。

著者: 澤藤統一郎

最近、散歩コース新開拓の意欲はない。昨日も今日も、不忍池をゆっくりとまわった。はや春の萌し。風はなく、雲一つない青空。幼い子どもたちが、はしゃぎながら駆け回っている。外国人観光客のいくつもの言語が耳に心地よい。 梅が咲き

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2019年2月1日   大阪自由大学(Osaka Freedom University)通信75号  学長 倉光弘己

著者: 池田知隆

特別講座「平成と天皇制」 <第1回>2月26日(火)18:30~20:00 「元号文化の歴史と意義ー新元号を前に」 日本にのみ行われている「元号」(年号)の歴史を史料に基づいて振り返り、その意 義について考えてみたい。

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論壇は国民に影響を与えられるか(1) ― 奥則武著『論壇の戦後史』を読んで ―

著者: 半澤健市

 本書は、早大出身の元毎日新聞記者奥武則(おく・たけのり、1947~)が書いた1940年代から現在までの論壇時評史である。  《論壇史の力作に感じた三つの感想を書く》  論壇とは何か。奥はそれを「国内外の政治や経済の動き

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「奢侈財高率・生活必要財低率」の原則は、この国の消費税には絶対に必要です

著者: 熊王信之

中野@札幌 様 英国の付加価値税は、良く出来たもの、と思います。 日本とは格段に違う社会保障制度があり、国民の合意を得てその維持拡充がなされれば、更に高い税率にも国民の合意を得られるでしょう。 例えば、スウェーデンでは、

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1890年第1回総選挙での、有権者達の知恵と熱意

著者: 澤藤統一郎

「総選挙はこのようにして始まった 第一回衆議院議員選挙の真実」(稲田雅洋著・有志舎、2018年10月刊)が滅法面白い。知らないことばかりが満載。いや、これまで関心を持たなかったが、なるほどと思わせられる記事で満ちている。

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嗚呼、都教委の思い込み ― 「日の丸・君が代」強制は正しいか

著者: 澤藤統一郎

本日(2月1日)、久しぶりの最高裁庁舎。何度行っても、重苦しい雰囲気。訪ねて楽しいところではない。この雰囲気に慣れることはできそうにない。それでも出かけたのは、東京「君が代」裁判・4次訴訟が係属しているからだ。 東京「君

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SJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】301 国連安保理で西サハラ討議進展

著者: 平田伊都子

 2019年1月29日、国連安保理が国連事務総長個人特使ホルスト・ケーラー元ドイツ大統領による西サハラ交渉の経過報告を受け、討議しました。 6年半以上も国連交渉を拒否し続けてきたモロッコを、交渉の席につけた個人特使ホルス

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古今集仮名序と君死にたまふ事勿れに共通する女の心について

著者: 箒川兵庫助

久しぶりに古今集仮名序の書き出し「やまとうたは・・・猛き武士の心をも慰むるは歌なり。」を見つけて,加藤周一の『科学と文学』(NHK大学講座)を思い出した。澤藤統一弁護士(「いまこそことある時なるぞ。。。獸の道に死ねよかし

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(215)

著者: 本間宗究(本間裕)

心の謎 私のライフワークは、「お金の謎」と「時間のサイクル」、そして、「心の謎」を考えることにあり、現在では、最初の二つについて、ほぼ納得のいく答えが得られたものと感じている。そして、今後は、「心の謎」に全力を投入したい

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