強権が自ら踏みにじる「依法治国」 ――大興区事件に見る習近平政治(下)

著者: 田畑光永

新・管見中国(44) ―昨秋の北京では―  大興区事件の政治的意味を考えるについては、まず昨秋という時期が問題である。  昨2017年秋は中国共産党の第19回大会が10月に開かれ、総書記2期目に入った習近平は「一強体制」

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憲法と落語(その5) ― 「てれすこ」は、権力分立のない社会の噺

著者: 澤藤統一郎

てれすこは、子どもの頃からラジオでよく聞いた。さして面白い噺ではない。何度聞いても、オチがよく分からなかった。不粋にオチを説明されても…、やっぱりよくは分からない。分かったようでも面白くはない。 「圓生百席」のCDで聞く

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テント日誌10月2日…命より金? 重要性より効率?

著者: 経産省前テントひろば

経産省前テントひろば1807日後 いまだにテントは不法占拠だったという人がきたりする 9月28日(金) 久しぶりにカラッと晴れた1日となった。いつものメンバーが揃い、事務所の下で準備をする。今日は冷たいものを用意しなくち

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強権が自ら踏みにじる「依法治国」 ――大興区事件に見る習近平政治(上)

著者: 田畑光永

新・管見中国(43) ―大興区事件― まず事の次第を振り返っておく――  昨年11月18日の夜、北京の中心部から南へ20キロほどの北京市大興区新建村という場所で1件の火事が起きた。村といっても農地はほとんどなく、河北省な

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芸術によって輝くのは私ではなく、あなたである~「半分、青い」余話~

著者: 醍醐聡

2018年10月3日  「半分、青い」のなかで、映画監督を夢見る主人公・鈴愛の元夫が、師事した先輩に脚本を横取りされる場面があった。これについて小説家の磯崎憲一郎さんは、この場面を見て視聴者が、映画や小説の世界は、「生き

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私が出会った弁護士(その4) ― 戸田謙

著者: 澤藤統一郎

戸田謙さんは、私が師事した弁護士である。本当にお世話になった。 私は1968年の司法試験に合格した。あれから、ちょうど50年になる。翌69年3月末に在学満6年の大学を中退して、翌4月最高裁司法研修所に第23期司法修習生と

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「浜の一揆」訴訟、仙台高裁の法廷で ― 「漁業の民主化」とは何か

著者: 澤藤統一郎

控訴人ら訴訟代理人弁護士澤藤大河から口頭で意見を申しあげます。 本日陳述の準備書面(1)は、本件の主たる争点である漁業調整のあり方に関して下記4点の主張を行うものです。 第1 漁業調整の基本理念は漁業法の目的規定にある「

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玉城デニーさんの当選を心から喜ぶ ー ある友への手紙 ー

著者: 藤野雅之

「リベラル21」にも何回か書いてくださったジャーナリスト、藤野雅之さんが、沖縄県知事選での玉城デニーさんの当選を祝って、Facebookに一文を投稿しました。藤野さんは共同通信記者として働く一方、40年間、沖縄与那国島に

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『週刊金曜日』発行人兼(株)金曜日社長就任ご挨拶  植村隆

著者: 植村隆

ご挨拶 みなさま、9月26日に『週刊金曜日』発行人兼(株)金曜日社長に就任しました植村隆です。1982年に朝日新聞に入社し、32年間、記者をしました。2014年に『朝日新聞』を早期退職した後、16年3月から韓国カトリック

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SJJA&WSJPO【西サハラ最新情報】283 スぺイン首相の国連演説と国連特使の招待

著者: 平田伊都子

 2018年9月25日から始まった第73回国連総会一般討論では、初日の♠米大統領の演説が必要以上に注目を浴びました。 実は、10月1日まで各国代表の演説が続いていたのです。 が、ハイライトが終ると、国連総会会場の観客はま

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本間宗究(本間裕)の「ちきゅうブッタ斬り」(204)

著者: 本間宗究(本間裕)

パウエル議長の講演 8月24日、米国のジャクソンホールで、「パウエルFRB議長」の演説が行われたが、内容的には、「竜頭蛇尾」の状況だったものと感じている。つまり、弁護士出身のためか、文章構成には驚かされたものの、内容的に

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■■10.27世界資本主義フォーラムのご案内■■ 講師高橋均さん(ラテンアメリカ・カリブ地域史、元東京大学教授) テーマ「中南米の歴史」

著者: 矢沢国光

●主催 世界資本主義フォーラム ●日時 2018年10月27日(土)午後2時~5時(1時半受付開始) ●会場 文京区立湯島地域活動センター洋室B 文京区本郷七丁目1番2号文京総合体育館内電話03-3813-6554 ht

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「法と民主主義」最新号紹介 ― 特集「原発と人権」と、禰屋町子さんとの「ランチ」など。

著者: 澤藤統一郎

「法と民主主義」は年10回刊。2・3月と8・9月が合併号となる。このほど本年(2018年)8・9月号(№531)が発刊となった。 編集委員の一人である私が言うのもやや気が引けるが、原発問題に関心をもつ法律家・ジャーナリス

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